東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

Search Results for: 薬

北里大学教員勉強会感想 1

2016.08.08

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
  ↑↑↑        ↑↑↑
この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

いやー、先週末は激動の二日間でした。。。

 

 

土曜日の朝から満タンの予約表をせっせとこなし、二人の新患さんもせっせとこなし、終わるやいなや、ダッシュで北里大学に直行し、

 

勉強会の後、懇親会、二次会と参加し、遅くに帰宅し、翌朝、日曜日も朝一から勉強会、そのあと、勉強会で偶然久しぶりにお会いした先生と呑みに行き、

 

再び遅くに帰宅。。。

 

 

そしてあっという間に今日、月曜日になってしまいました。

 

 

関西に勉強会に行くときは、新幹線による移動時間があるので、その間寝れたりとか、インターバルがある感じなんですが、

 

今回の様に東京だと、ずーっと休みなく動いて、頭も気も使っている感じで目まぐるしく、なかなか草臥れました。(笑)

 

 

でもまあ、教員の先生方のための勉強会なんて、週に一回、2コマだけチョイチョイ講義しているだけのエセ教員である私が参加するのは、

 

場の雰囲気や講義の話題も含めて、実に場違いな感じがしましたが(苦笑)、今回、たまたま御縁があって参加したからには、

 

全力で参加するのが私の流儀、礼儀です。

 

 

しかも今回の場所は北里大学

 

 

日本の東洋医学の近代史を語る上で外せない場所です。

 

 

先日墓参した大塚敬節先生、矢数道明先生の魂に失礼の無いよう、気合いを入れて参加し、質問が許された、ほぼすべての講義に質問させていただきました。(笑)

 

墓マイラー 29 大塚敬節先生

墓マイラー 28 矢数道明先生

大塚敬節という人物

矢数道明という人物

 

 

土曜日の1コマ目は京都の猪飼祥夫先生

 

 

古典(千金方)におけるお灸の記載を実際にやってみた、そしたら大やけどして現実的ではなかった、というお話。

 

 

こういうことは、色々な古典において、けっこうあるんじゃないかと思います。

 

 

現代日本人と古代中国人では衛生観念も身体感覚も、鍼灸に対する認識もすべて違います。

 

 

現代日本の、しかも「その土地、その環境の」患者さんを治療する訳ですから、それに合わせないといけませんね。

 

 

もちろん、伝統の本質は外さないように、です。

 

 

2コマ目は、この業界では知らない人はいないであろう、大学者の真柳誠先生による講義。

 

 

僕のブログでも、真柳先生の研究室のサイトの情報をどれほど活用させてもらっているか。

 

 

スゴイ研究者です。

 

 

今回の講義は、みんなが現代でも使っている、色々な漢方薬の成り立ちの歴史の、分かりやすいお話でした。

 

 

我々がバイブルにしている『黄帝内経』『難経』『傷寒論』の医学は、宮廷医学であったに違いない!というご意見、

 

細かい時代考証、なるほどなー、と思いました。

 

 

僕としては気になる「三陰三陽」に関して質問させていただきましたが、イマイチ消化しきれていないので、後ほどまたこのブログで整理しようと思います。

 

 

3コマ目は森之宮医療大学長野仁先生の講義。

 

 

経絡がなぜああいう配列で並んでいるのか、経穴がなぜああいう配列で並んでいるのか、という素朴な疑問を、講義の中で御本人も仰っていたように、

 

「妄想」した内容の講義でした。(笑)

 

 

僕も東洋医学に関する妄想は大好きなので、参考になるところがありましたね。

 

 

まだ色々と聞いてみたいことがあるので、またどこかで会ったら聞いてみようと思います。

 

 

二日目の感想に続く。。。

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

清明院オフィシャルサイト

清明院スタッフブログ『清明なる日々』

 

 

 

「病膏肓に入る」

2016.08.03

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
  ↑↑↑        ↑↑↑
この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

有名な言葉で、「病膏肓(やまいこうこう)に入る。」という言葉があります。

 

 

これの出典は『春秋左氏伝』だそうです。

 

 

『春秋左氏伝』とは、孔子の編纂と伝えられる歴史書『春秋』の代表的な注釈書の1つで、紀元前700年頃から約250年間の歴史が書かれている本のことです。

 

「孔子」という人物 参照

 

 

「病膏肓に入る。」の意味ですが、「膏肓」とは薬も鍼も届かない、人体の非常に深い部分のことを言い、治療が困難な場所であり、

 

そこに病が入り込んだということから、病気が重くなって治療のしようがないことを意味しました。

 

 

そこから転じて、あることに熱中しすぎて手がつけられなくなることも同じように言うそうです。

 

 

用例としては、

 

「彼は病膏肓に入るほどのギャンブル好きである。」

 

などと使われるそうです。

 

 

 

 

僕ら鍼灸医学の立場で考えると、上背部に「膏肓」という重要な経穴があります。

 

 

僕も以前、学生さんから、

 

「”膏肓”という経穴と、”病膏肓に入る”といった時の”深い部分”というのは、関わりがありますか?」

 

と聞かれたことがあります。

 

 

実はこれはなかなか、難しい問題なのです。

 

 

また、有名な『黄帝内経霊枢 九鍼十二原(1)』の中に、「膏之原は鳩尾、肓之原は脖胦。」という言葉があります。

 

 

これらのことを、細かく考察していくと、実は膨大な勉強が必要になります。(苦笑)

 

 

実は今日、手もとに、日本伝統鍼灸学会の雑誌『伝統鍼灸』第43巻1号が届きました。

 

 

ここに、(一社)北辰会の学術部長、奥村裕一先生の研究論文が載っています。

 

 

上記のテーマについて、実に詳しく研究、調査して下さっています。

 

 

・・・まあ、詳しく知りたい人は、読みましょう☆(*‘∀‘)

 

 

何度も何度も読み、引用参考文献まで調べる価値のある、実に読み応えのある論文です。

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

清明院オフィシャルサイト

 

清明院スタッフブログ『清明なる日々』

 

 

 

弱い者いじめ

2016.07.27

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
  ↑↑↑        ↑↑↑
この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

相模原で、ヒドイ事件がありましたね。

 

 

今回のは「弱い者いじめ」の極みのような、最低の犯罪ですな。

 

 

障がい者の寝込みを襲うなんて、普通じゃ考えもつかない極悪非道です。

 

 

犯人が薬をやっていたのか、また、薬をやっていたことが今回の犯罪に引き金や原因になっているならば、問題の根は非常に深く、深刻です。

 

 

結果的にああいうモンスターが生じた、薬を厳しく取り締まらない社会システムの方にも、落ち度があるのかもしれません。

 

 

あの犯人に対して、自分が間違ったことをした、悪いことをしたと、納得させることなんて、出来るのでしょうか。

 

 

 

 

僕ら医療人は、弱いもの(病気で心身の弱った人)を助けましょう、という仕事。

 

 

そりゃあ聖人君子じゃないから、約束を守らなかったり、失礼な患者さんとかには、正直、腹が立つことだってあるし、

 

神様じゃないので、全ての病人を完璧な形で助けてあげられるわけではないです。

 

 

それでもどうにか、少しでも困った人の力になれるようにと、日々精進しつつ、やっているつもりです。

 

 

しかし、その一方で、ああいう考え方を持ち、ああいう風に行動するヤカラも居るんだねー。。。

 

 

 

なんだかなー。。。

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

清明院オフィシャルサイト

清明院スタッフブログ『清明なる日々』

日本中医学会に行ってみようと思います

2016.07.15

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
  ↑↑↑        ↑↑↑
この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

ちょっと先の話になりますが、9.17(土)、9.18(日)の二日間、東京都江戸川区にあるタワーホール船堀にて、

 

日本中医学会という学会の学術大会が行われます。

 

DSC_0042

 

 

中医学というのは、今や東洋医学教育のグローバルスタンダードとなっております。

 

カテゴリ 「中医学」 参照

 

 

1949年に、現、中華人民共和国が建国されました。

 

 

言うまでもなく、統治機構は共産党一党独裁体制です。

 

 

そして、1955年、北京中医薬大学任応秋教授『中医的弁証論治的体系』という論文を発表して以来、中国によって盛んに主張されるようになったのが、

 

いわゆる”現代中医学”というものです。

 

(この辺の細かい歴史的背景についても、機会があったら語りましょう。)

 

 

そして、1972年、米国のニクソン大統領が訪中し、同年、日本の田中角栄首相日中国交正常化して以来、日本にも本格的に中医学が入ってきました。

 

 

中医学の輸入に対しては、当然ながら日本の東洋医学業界にも、批判や否定、あるいは肯定などの、実に色々なリアクションがありましたが、

 

今から約50年前から、これを積極的に取り入れ、実際の鍼灸臨床レベルにおける、さらに高次元な「日本的な応用」を試みてきたのが、

 

北辰会代表、藤本蓮風先生だと思います。

 

 

・・・まあ、僕も一応、日本中医学会の会員ですので、日曜日のみですが、行ってみようと思います。

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

清明院オフィシャルサイト

清明院スタッフブログ『清明なる日々』

 

 

 

最近観た映画

2016.07.11

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
  ↑↑↑        ↑↑↑
この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

最近も、ヒマさえありゃあ映画観てます。(笑)

 

 

映画はいいですねー☆

 

 

今回紹介するのは、いつもよりも少々「重い」映画です。(苦笑)

 

 

まあたまには、そういうのもいいでしょう。

 

 

ヒメアノ

 

 

『稲中卓球部』で有名な古谷実のマンガの、実写映画化。

 

 

森田剛君の演技が、素晴らしい。

 

 

そして、イジメ、よくない。

 

 

ラストシーンで泣いた人が多いのがよく分かる、何ともやるせない作品。

 

 

「イジメ」たことのある人、「イジメ」られたことのある人、「イジメ」を傍観、あるいは見て見ぬふりをしたことがある人には、

 

全員に観て欲しい映画です。

 

 

今回のナンバーワンかな。

 

 

ディストラクションベイビーズ

 

 

これは、柳楽優弥の演技が素晴らしい。

 

 

役中の目つき、態度、言葉、言い方、素晴らしい。

 

 

まあ、この映画は、冒頭から終わりまで、ずーっと暴力。

 

 

それも不条理な。(苦笑)

 

 

不条理な暴力なんて、この世にあってはならないけど、実際にあるのが世の中。

 

 

人間世界。

 

 

クリーピー 偽りの隣人

 

 

西島秀俊と香川照之の、『MOZU』コンビの作品。

 

 

香川照之の不気味さ加減がいい。

 

 

周りの、一般的ないい人たちは、こういう狂人が身近にいきなり現れると、この映画の出演者たちのように、案外逆らえないのかもしれません。

 

(・・・まあでも、薬使ってるからなー。。。)

 

 

ちょっと強引なストーリーの進め方が目立ち、やや感情移入しにくかったけど、俳優陣の演技がうまく、良しとする、って感じ。

 

 

日本で一番悪い奴ら

 

 

綾野剛主演、実話を元にした映画。

 

(綾野剛、いいねー。『新宿スワン』もよかったけど、これもいい。)

 

 

しかし、これが実話とは、恐ろしい。

 

 

戦後(戦前から?)ずーっと、ロシアなどの外国と日本の、武器や覚せい剤の密輸ルートというのは繋がっており、

 

何とそれに警察(北海道警)も関わっているという、日本の闇部分を攻めた作品。

 

 

警察、ヤクザ、海外のマフィア・・・。

 

 

それらが密接に繋がっている現実。。。

 

 

コワいねー。。( ゚Д゚)

 

(この事件に関わったであろう北海道警の幹部は、今でも何ら罪に問われていない。)

 

 

でも何と言っても、覚せい剤はダメですよ、やっぱり。

 

 

 

 

まあ今回の映画は、どれも重かった。。。

 

 

でもそういう、「重いテーマ」について考えさせてくれるというのも、映画の良さ。

 

 

「イジメ」「殺人」「暴力」「覚せい剤」「不正」どれもダメなんだけど、実際にあるんですよねー、世の中ってやつは。

 

 

そーゆーのと関わらずに生きれたらいいけど、何かの拍子に、そういうものと関わってしまう可能性がないではない。

 

 

平穏無事というのは、ある意味奇跡なんですね。。。

 

 

まあ今回紹介した作品は、どれも重い映画で、観たらキツイ人も多いと思うけど、耐える自信のある人にはお勧めです!!

 

 

映画最高!!!

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

清明院オフィシャルサイト

清明院スタッフブログ『清明なる日々』

抗生剤を飲むとどうなるか

2016.05.22

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
  ↑↑↑        ↑↑↑
この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

 患者さんが仰ることがある。

 

「病院で抗生剤をもらいました。」

 

清明院では、抗生剤について、

 

「ああせい、こうせい」

 

言いません。 (笑)

 

 

まあ真面目な話をすれば、日本の法律では、医師薬剤師以外が、投薬に口を出したら、法に抵触する可能性があります。

 

 

抗生剤というのは、要するにバイ菌を殺すんですね。

 

 

で、ウイルス性の病気には効かない、と、よく言われます。

 

 

一般人でも、そのくらいは知っているでしょう。

 

 

明らかに細菌感染であり、普通にこれを一週間くらい飲んで治るようなものなら、その方が患者さんの金銭的、肉体的負担は軽いでしょう。

 

 

感染症が鍼で治らないとは言いませんが、これについては、歴史的に見ても、どちらかと言うと西洋医学の得意とするところなんだろうと思います。

 

 

ただ問題なのは、抗生剤が効かないような疾患に、抗生剤が出ている場合。

 

 

患者さんは言います。

 

「病院で抗生剤をもらって一週間飲んでいますが、症状が変わりません。」

 

とか、

 

「抗生剤をもらっていますが、かえって色々な症状が出てきました。」

 

とか、

 

「症状そのものは治まったけど、他に色々な症状が出てきました。」

 

とか。

 

 

ここで、東洋医学の出番でしょう。

 

 

北辰会では、

 

「抗生剤は少陽病位に邪気を追い込みやすい。」

 

と、経験則から教えていますが、まさにそういう状態になっていることが多いです。

 

 

何故、抗生剤を使うと少陽病位に邪気が入ってしまいやすいのか、という話はなかなか難しいのですが、抗生剤が邪気とともに正気を傷る側面があるからでしょうね。

 

 

抗生剤が相手にしている「細菌」というものについては、東洋医学では「疫癘(えきれい)の邪気(※)」の一種と考える場合があります。

 

※疫癘の邪気・・・伝染病や感染症の原因となるような邪気。患者の体質素因に関係なく、感受してしまえば定型的な病理変化を起こすものを中心に言う。

 

 

抗生剤は、疫癘の邪気を消滅されると同時に、正常な正気をも傷り、結果的に違う病変を発症させてしまう場合があるのです。

 

 

まあこのように、抗癌剤にしても、放射線治療にしても、抗生剤にしても、邪気を攻めると同時に、正気を傷るのです。

 

 

だから、正気が持ちこたえればいいけど、正気がもたない人、もたなかった人は、症状不変だったり、かえって悪化したり、

 

症状が良くなっても、全身状態が悪化したりするのでしょう。

 

 

ホント言うとね、そういう研究とかね、西洋医者と協力して、やってみたいね俺は。

 

 

誰もノッてこねえだろうけどーーー<(`^´)>

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

清明院オフィシャルサイト

清明院スタッフブログ『清明なる日々』

患者さんの声(30代男性 花粉症、排尿障害)

2016.05.09

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
   ↑↑↑       ↑↑↑
この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 


「患者さんの声」をいただきましたので紹介します。

 

 

30代 男性 

 

【症状】花粉症(目痒、鼻閉、鼻汁)、排尿障害(残尿感、尿切れの悪さ)

 

【既往歴】腹膜炎、上腕骨骨折、うつ病

 

 

花粉症の症状が出はじめて5年ほど。

年々ひどくなっていく症状に、薬をあれやこれやと試すものの、治るわけでもなく、毎年

 

「またこの時期か。。。」

 

と憂鬱な気分になっていました。

 

友人から

 

「鍼がいいよ。」

 

と教えてもらい、清明院を紹介してもらいました。

 

当初、

 

「体中に鍼を刺して治療する」

 

というものを想像していましたが、清明院は全く違いました。

 

初診時は1時間半にわたっての問診。

 

その後、治療。

 

「ここまで問診があるんだから、さぞいっぱい刺すんだろう」

 

と思っていましたが、はじまってみると、たったの1本。

 

「えっ!?」

 

と思いましたが、その神の手とも思えるピンポイント治療が、ジワジワと効いてきました。

 

初回の治療後はボ~っとする感じで効いてるのかどうかわかりませんでしたが、そこから毎週通うことで効果が出てきました。

 

2回目からは、花粉症の薬をあえて止めてみました。

 

するとビックリ。

 

鼻のつまりと目の痒みが治まってきたのです。

 

花粉症のシーズン中ということもあり、

 

「もっと早く行けばよかった」

 

とも思いましたが、そんなことは関係なく、すぐに効果が出ました。

 

治療費は1回6,000円と高めですが、薬を飲むこと、すぐに効くことを考えると、費用対効果は抜群だと思います。

 

今後は月に1回程度、「体のメンテナンス」と来年の花粉症の対策として、通い続けたいと思います。

 

薬は飲み続けると効きにくくなるとも聞きます。

 

体に合う合わないもあります。

 

現に僕は強い薬を処方されて胃痛に悩まされたこともありました。

 

でも鍼はそんなことは一切なく、痛みも、危険なこともないと感じました。

 

すぐに効果が出るのも良いですね!

 

そしてなにより、気さくな竹下先生のおかげで、毎回安心して治療に入ることができます。

 

花粉症でお悩みの方、薬を飲みたくない方に、鍼はとってもオススメです。

 

どうもありがとうございました。

 

そして、引き続きよろしくお願いします。

 

 

【清明院からのコメント】


本症例は、初診がH28年の3月、この
業界の関係者さんからの紹介でした。

これまでにも、花粉症の患者さんには「患者さんの声」を何人かに書いていただいていますし、花粉症に対する東洋医学の考え方については、

 

このブログにも以前簡単にですが、書きました。

 

「患者さんの声」を書いていただいた方以外にも、春秋は毎日のように、清明院では非常によく診る疾患であり、非常に臨床成績のいい病だと思います

 

患者さんの声(20代男性 6年続く重度の花粉症)

患者さまの声(30代男性:突発性難聴、花粉症)

 

カテゴリ 花粉症と東洋医学    参照

 

 

東洋医学的な考え方に基づく花粉症治療のいいところは、症状に対する対症療法ではなく、

 

「根本的な体質改善」

 

が見込める、ということだと思います。

 

 

平たく言えば、花粉そのものに毒性はない訳ですから、本来なんでもないはずの花粉に、過剰に反応してしまっている人体側を、

 

正常な範疇に戻せばいい、という考え方です。

 

(今や、大気汚染で、花粉に付着しているモノに、いくらかの毒性があるかもしれませんが。。。)

 

まあ、東洋医学、鍼灸治療の考え方で心身のバランスを整えた結果、不快な過剰反応が起こらなくなる、あるいは起こっても軽く済む、

 

そういう体質に改善される場合がある、ということです。

 

花粉の飛散量がどんなにあっても、薬も飲まずに、症状も出なければ、生活上、何の問題もないです。

 

それでもどうしても気になるというならば、田舎の空気の綺麗なところに移住するしかないです。

 

東洋医学は根本治療ですので、この症例もそうだったんですが、花粉症の治療なのに、花粉症以外の症状(排尿障害)も経過中にとれてしまいました。

 

こういうところが、東洋医学の真骨頂でしょうね。

 

西洋医学の考え方ではなかなか真似できない部分だと思います。

 

(もちろん、西洋薬による、こういったアレルギー疾患に対する、症状抑制における効果についても、それなりに理解はした上で発言しております。)

 

初診時、「肝火上炎」と証を立て、治療を開始すると、患者さん自身が書いて下さったように、2診目からは明らかな効果を得ることが出来ました。

 

5年間悩み、あちこちにかかって治らなかった症状が、あっけないものですね。

 

今後、社会的に責任あるポジションに就かれる方ですので、外部環境がいかに変化しても、様々な症状が出ないような体質になるよう、

 

治療を進めさせていただこうと思います。

 

アレルギーなど、西洋医学が対症療法に終始してしまうような疾患に、伝統鍼灸、試してみては如何でしょうか。

 

試す価値「大」だと思います。

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 


清明院オフィシャルホームページ(PC)

 


清明院スタッフブログ『清明なる日々』

 

 

 

患者さんの声(60代女性 関節リウマチ、シェーグレン症候群)

2016.04.28

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
   ↑↑↑       ↑↑↑
この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 


「患者さんの声」をいただきましたので紹介します。

 

 

60代 女性 

 

【症状】関節リウマチによる手足の痛み、シェーグレン症候群による乾燥症状

 

【既往歴】子宮内膜症、胆石、自律神経失調症

 

 

 

十年ほど前に患ったリウマチの痛みが、昨年末からまた出てきてしまいました。

 

治癒したと思っていたのでショックでした。

検査結果は、やはりリウマチの値が出ており、シェーグレン症候群も合併していました。

 

幸い、検査値はどちらも軽度でしたが、手足の痛みをベースに日替わりで身体の様々な箇所が痛み、辛い状態でした。

 

処方してもらった抗炎症鎮痛剤があまり体に合わず、免疫抑制剤を服用することにも不安がありました。

 

今まで働き続けてきてくれた体の何処にも弊害を及ぼすことなく、対症療法ではなく、体全体が元気になりたいとの思いが強く、

 

治療方法を色々探していた時に、友人が鍼治療を勧めてくれました。

 

鍼といえば、肩こりや腰痛治療のイメージだったのですが、リウマチも治療して下さるとの事でお世話になることにしました。

 

治療開始当初は痛みが増したように感じたり(好転反応)、日によって痛む場所が変わるのでモグラ叩き状態でした。

 

正直な所、鍼一本刺すだけで本当に効果があるのかなあと思ったこともありましたが、痛みはあっても体が軽くなってきたり、

 

食欲も増し、口内の渇きが気にならなくなってきたりと、

 

 

治療を重ねる毎に心身共に楽になっていきました。

 

 

治療して頂いて二カ月経った現在、日替わりの痛みはなくなり、手足の痛みも軽減していて、とても有難く、嬉しく思っています。

 

竹下先生には食べ物をはじめ、色々な養生を教えて頂き、質問にも丁寧に答えて下さって感謝しています。

 

痛みが完全に無くなることを願いつつ、治療をして頂きながら養生に心がけ、「大丈夫!」と明るい気持ちで過ごさせてもらいたいと思っています。

 

これからも宜しくお願い致します。

 

 

【清明院からのコメント】


本症例は、初診がH28年の2月、と
ある鍼灸院さんからの紹介でした。

関節リウマチやシェーグレン症候群というのも、清明院では意外と多く診る疾患です。

 

関節リウマチ YAHOOヘルスケア

シェーグレン症候群について 難病情報センター

 

西洋医学的には痛み止めやステロイドを使って、効果薄だと、免疫抑制剤を使ったりしてコントロールするしかなく、

 

いずれにしても対症療法的であり、たとえうまく症状がコントロールできていたとしても、患者さんとしては非常に先行きが不安な疾患でもあります。

 

こういうものに、東洋医学が力を発揮します。

 

東洋医学的な考え方に基づく、「根本的な体質改善」が見込める可能性がある、ということです。

 

西洋医学的な数値がどうであれ、リウマチの関節炎や、シェーグレンの乾燥症状が起こる状況、外的環境にさらされても、

 

それが起こらない体質に改善される場合がある、ということです。

 

本症例の患者さんは、初診の10年前にもリウマチの痛みを発症したことがあり、今回、10年ぶりに再発してしまったこと、

 

病院から出された薬があまり効かなかったことに、非常に不安感を覚えておりました。

 

また、10年前に発症した時は漢方薬で治したそうで、もともと東洋医学に理解のある患者さんでした。

 

このように、どんな病気であれ、東洋医学の考え方に肯定的な患者さんは、治療がうまくいきやすい傾向があると思います。

 

初診時、「痹証(肝鬱痹≒著痺:脾湿肝鬱)」と証を立て、治療を開始すると、初診治療後から非常に手応えのある変化を見せました。

 

多少、治療後に瞑眩が出たり、症状が右往左往することはありましたが、5診目には症状が緩解し始め、そのままブレずに、

 

冷静に有効打を与え続け、2か月後、20診目には関節炎の消退をみました。

 

「メンケン」って何ですか? 参照

 

今後も、外部環境がいかに変化しても、リウマチやシェーグレンの症状が出ないような体質になるよう、治療を進めさせていただこうと思います。

 

また、本症例で興味深いのは、リウマチによる関節炎を主な標的として治療を進めていたのですが、シェーグレン症候群による渇き症状も、

 

同時に改善していることは、注目に値すると思います。

 

東洋医学は、全身のバランスを整えることによって、その患者さんの「治る力」を最大化しようとする治療です。

 

化学物質による強引な対症療法ではありません。

 

ですので、こういう、嬉しい副産物が付いてくることはよくあります。

 

アレルギーや自己免疫疾患など、西洋医学が比較的苦手とするような疾患に、伝統鍼灸、試してみては如何でしょうか。

 

試す価値「大」だと思います。

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ


清明院オフィシャルホームページ(PC)

清明院スタッフブログ『清明なる日々』

補瀉 参考文献

2016.04.26

_20201108_212209

 

 

 

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
  ↑↑↑        ↑↑↑
この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

以下に、この「補瀉」シリーズを書くのに使った、参考引用文献を記します。

 

 

専門家の先生方は御参考にどうぞ。

 

(タイトルと出版社で検索できるだろうから、作者名は省きました、悪しからず。)

 

 

『現代語訳 黄帝内経 霊枢 上下巻』東洋学術出版社

『現代語訳 黄帝内経 素問 上中下巻』東洋学術出版社

『意釈黄帝内経素問』築地書館

『意釈黄帝内経霊枢』築地書館

『難経解説』東洋学術出版社

『ハイブリッド難経』六然社

『難経鉄鑑』たにぐち書店

『刺鍼技術史』たにぐち書店

『針経三書』中国中医薬出版社

『鍼灸学釈難』源草社

『完訳 鍼灸大成』三和書籍

『針灸手技学』東洋学術出版社

『写真で見る鍼灸補瀉手技』東洋学術出版社

『補瀉論集』石山針灸医学社

『解説 鍼灸重宝記』医道の日本社

『東洋医学の宇宙』緑書房

『弁釈針道秘訣集』緑書房

『北辰会方式 理論編』(一社)北辰会

『日本鍼灸医学 基礎編』経絡治療学会

『杉山真伝流臨床指南』六然社

『針灸広狭神倶集』石山針灸医学社

『鍼経原始』森之宮医療学園出版部

『鍼灸茗話 全』医道の日本社

『漢方医学の新研究』文理書院

『鍼灸真髄』医道の日本社

『鍼灸医学典籍大系』全23巻 出版科学総合研究所

 

ほか

 

 

・・・って感じです。

 

 

あとは色々、ネット上に公開されてある古文献とか、自分で入手した江戸期の古文献や、中国語文献とかの記載を縦横無尽に引用させてもらいました。

 

 

実は今回、6年間毎日ブログを書いてきて、こうやって専門家のみに向けたような記事をシリーズで書いたのは初めてです。

 

 

意外と楽しいもんですね。(笑)

 

 

少しスカッとしました。(*‘∀‘)

 

 

一般人や患者さんに向けたような内容の記事はスタッフブログの方に任せて、こういうのも今後はたまに書いていこうかな、と思います。

 

 

まあしかし、支持者の少ない日陰の医学医療である鍼灸人としては、専門用語ばっかりのBtoBよりも、BtoCの方が重要だと思っています。

 

 

今後も工夫していきます。

 

 

 

皆様、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。<m(__)m><m(__)m>

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

清明院オフィシャルサイト

 

清明院スタッフブログ『清明なる日々』

 

 

 

 

補瀉 48

2016.04.21

_20201108_211919

 

 

 

**********************************************************************************************
       にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
   ↑↑↑        ↑↑↑
この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

 

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

これまでのお話・・・

 

 

補瀉 1 補瀉の定義と『黄帝内経素問』離合真邪論(27)の補法 

補瀉 2 『黄帝内経素問』調経論(62)の補法

補瀉 3 『黄帝内経霊枢』終始萹(9)の補法

補瀉 4 『黄帝内経霊枢』官能萹(7)の補法

補瀉 5 『黄帝内経霊枢』邪客萹(71)の補法

補瀉 6 『黄帝内経霊枢』小鍼解篇(3)の補法

補瀉 7 『黄帝内経霊枢』邪気蔵府病形篇(4)の補法

補瀉 8  『黄帝内経素問』刺志論(53)の補法

補瀉 9  『黄帝内経霊枢』終始萹(9)の瀉法

補瀉 10 『黄帝内経霊枢』小鍼解萹(3)の瀉法

補瀉 11 『黄帝内経素問』八正神明論(26)の瀉法

補瀉 12 『黄帝内経素問』調経論(62)の瀉法

補瀉 13 『黄帝内経素問』刺志論(53)の瀉法

補瀉 14 『黄帝内経素問』離合真邪論(27)の瀉法

補瀉 15 『黄帝内経』の補法まとめ

補瀉 16 『黄帝内経』の瀉法まとめ

補瀉 17 『難経』71難における補瀉

補瀉 18 『難経』76難における補瀉

補瀉 19 『難経』76難における補瀉の続き

補瀉 20 『難経』78難における補瀉

補瀉 21 『難経』79難における補瀉

補瀉 22 『難経』における補瀉まとめ

補瀉 23    孫思邈(そんしばく 541~682)の『備急千金要方』『千金翼方』の補瀉

補瀉 24   金代、何若愚 撰『子午流注鍼経』における補瀉

補瀉 25     金代、竇漢卿『針経指南』における補瀉

補瀉 26     明代、楊継洲(1522-1620)『鍼灸大成』における補瀉

補瀉 27     明代、楊継洲(1522-1620)『鍼灸大成』における補瀉 その2

補瀉 28   明代、楊継洲(1522-1620)『鍼灸大成』における補瀉 その3

補瀉 29     明代、李梃『医学入門(1575)』における補瀉

補瀉 30   明代、高武『鍼灸聚英(1529)』における補瀉

補瀉 31   現代中医学における補瀉

補瀉 32     日本における補瀉の受容

補瀉 33    『針道秘訣集』における補瀉

補瀉 34    『杉山真伝流』における補瀉 1

補瀉 35  『杉山真伝流』における補瀉 2

補瀉 36     永田徳本(1513?-1630?)『鍼灸極秘伝』『徳本多賀流針穴秘伝』の補瀉

補瀉 37   『杉山流三部書』における補瀉 

補瀉 38     岩田利斉『鍼灸要法』における補瀉

補瀉 39    岡本一抱『鍼灸抜萃大成』における補瀉 

補瀉 40    本郷正豊『鍼灸重宝記』における補瀉 

補瀉 41  菅沼周桂(1706-1764)『鍼灸則』における補瀉 

補瀉 42  石坂宗哲(1770-1841)『鍼灸茗話』における補瀉 

補瀉 43  坂井豊作(1815-1878)『鍼術秘要』における補瀉 

補瀉 44   澤田流における補瀉 

補瀉 45  柳谷素霊先生、経絡治療学会における補瀉 

補瀉 46 北辰会における補瀉

補瀉 47 北辰会における補瀉 2          参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

◆北辰会の補瀉は、何故ほとんど手技を使わないのか その2(無為自然)

 

 

補瀉という考え方は、『黄帝内経』の中に貫かれ、数千年に渡る鍼灸医学の中にずーっと貫かれていると言っていい、とても重要な考え方です。

 

 

蓮風先生もかつては、この考え方の淵源は、「孫子の兵法」で有名な『孫子』の虚実萹がもとになっているのだと認識しておられたようです。

 

孫子の兵法 参照

 

 

すなわち、戦(いくさ)です。

 

 

病を、邪気と正気の戦ととらえ、

 

正気を集める、すなわち味方の兵を集めて援軍を送るのが補法、

 

邪気を散らす、すなわち敵軍を積極的に蹴散らすのが瀉法、

 

という考え方です。

 

 

これにも、もちろん一理ありますし、このことは、北辰会が少数鍼治療であることの理由でもあります。

 

(鍼をたくさん打って、むやみに戦線を広げずに、一極集中で確実に勝っていく方法、という意味で。)

 

 

しかし、諸子百家の勉強を進める中で、『老子』77章に、

 

「天の道は余り有るを損じて、而して足らざるを補う。」 

 

とあることに、思うところがあったそうです。

 

 

蓮風先生はこのように、東洋医学は人間学であるから、鍼を持つ者は、あらゆる宗教、哲学、諸子百家思想に、人間理解の論理を学ぶべきだ、

 

と、若い頃から繰り返し説いています。

 

 

老子の思想の根幹部分は何と言っても「無為自然」です。

 

「老子」という人物 参照

 

 

『老子』37章にこうあります。

 

 「道常無為、而無不為」

 

(道(タオ)は常に何事もなさないが、それでいて全てを成し遂げている)

 

「道教」って何ですか?(その16)

「道家思想(どうかしそう)」って何ですか?  参照

 

 

東洋医学は、「整体観」といって、人体も含めて、この自然(宇宙)は完璧に整った統一体である、という考えに基づいています。

 

「整体観」って何ですか? 参照

 

 

人間が生理的で健康な状態、というのは、完璧に整った状態、完成品と定義しているわけです。

 

 

そして、その完璧なバランスが崩れてしまっているのが、我々の言う「病」であるわけで、もともと完璧な統一体(整体)であるからこそ、

 

そこには「治る力(正気)」が備わっている訳なので、鍼灸や漢方薬で「気」を動かし、崩れた人体のバランスを整える(完璧に近づける)ことで、

 

その「治る力」を最大化せしめるのが「治療」なのだ、という考えなのです。

 

 

そして、もともと完璧な自然、整体である人体の「治る力」をより最大化するには、あまり人為的で、作為に満ちた鍼をするよりも、

 

自然に逆らわないように、作為を排した、無為自然的な鍼をした方が、より大きな気の動きを得ることが出来るのではないか、

 

と考えるに至ったようです。

 

 

これが、現在では手技をほとんど使わない、大きな理由の2つ目。

 

 

ただ、無為自然というのは、ただ何も考えずにボケーッと鍼をすることではないし、北辰会は、補瀉における手技を全く否定しているわけでもない。

 

 

 

その話を次回。

 

 

 

続く

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

清明院オフィシャルサイト

 

清明院スタッフブログ『清明なる日々』

 

 

 

 

 RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿