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今日は学校で、「中医学」について講義してきました。
僕は毎年この、
『東洋医学臨床論 鍼灸編』
の講義の最初に、
”中医学とはいかなるものか”
というテーマの講義をしております。
(もともとは学生さんからのリクエストがあったんで、講義するようになったんですがね。)
現在、全世界における、東洋医学教育のベースになっているのは「中医学」といっていいでしょう。
ところが、なんだか日本の東洋医学教育では、「中医学」というものは、ある特定の流派や、ある個人の考え方、というような扱いをされています。
この認識は、全く違うと思います。
少々きつい言い方かもしれないが、「中医学」に対するミスリード、と感じてしまいます。
「中医学」というのは、中華人民共和国(現中国)が国を挙げて、それまでの自国の伝統医学をまとめあげた一医学としての論理体系なんであって、
そもそも、ある方法論だとか、学派だとか、そういう性質のものではないのです。
この「中医学」なるものがどういうものかについては、何度かこのブログにも書いています。
因みに、この中医学というものを理解するうえで、「伝統中医学」と、「現代中医学」という言い方に分けて考えた方が分かりやすい、という考え方があります。
( 「現代中医学」の誕生と変遷 山本勝司 日本中医学会 参照)
上記の論考でいう「伝統中医学」というのは、この3000年以上に渡る中国における人体、疾病の認識の”全て”を指すものです。
で、それに対して「現代中医学」というのは、中華人民共和国(新中国)が、その「伝統中医学」を、現代風に、国家的にまとめ上げた医学体系である、という訳です。
こういうものであるからして、「現代中医学」というものは、ある流派とか、ある個人の考え方とか、そういう性質のものではないのです。
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2013.11.19
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ちょっと前に、
という記事を書いた。
鍼灸学校教育では、中医学というものに対して、何やらトンチンカンな批判をする教員がいまだに跋扈しているのが現状と聞きます。
(ろくに勉強したこともないだろうにねえ。。。)
ですので、学生さんに対しては、まず中医学に対する誤解や偏見を解くところから始めなければいけないのが、なかなかのジレンマだったりします。。。
まあ、こういう
”まだまだ受け入れられていない学問である”
という事実、現実を通じて、僕らが基本に置いていて、しかも今や世界中の東洋医学教育のベースラインとして定着しつつある
「中医学」
というものを、批判的に眺めてみるというのも、引きの視点で見れば、面白い。
自分が医学のベースに置いているものが、ありとあらゆる批判に、果たして耐えうるものなのか、ここを疑ってみるのも、正しい姿勢だと思う。
それこそ、極端な懐疑主義者やヒステリックな意見も含めて、だ。
”本気”であればこそ、そういうものにも向き合っていきましょう。
・・・ほどほどに。(笑)
〇
かなり前、前回の話とはまた違う先生に、絡まれたことがある。
(笑・・・なんか、よく絡まれるでしょ?まあ僕が生意気そうなんでしょうネ。小さい頃から、慣れてます。)
いきなり、
「中医学を鍼灸の分野で使うのは間違ってる!」
というご意見。(苦笑)
いつものように、僕が、
「ほう、それは何故ですか?」
と問うと、
「あれは漢方薬を中心にまとめられた理論でしょ?だから鍼灸には使えない。」
と仰る。
そこでさらに僕が、
「でも、本によっては鍼灸の配穴についても言及されていますよね?」
と言うと、
「確かに。しかしその配穴がおかしい。あれのベースはほとんどが元代以降の歌賦(※)がもとになっている!要は特効穴の羅列みたいなもの。あれでは無理がある、医学と言えない。」
と仰る。
※歌賦(かふ)というのは、元代以降盛んに著された、鍼灸の有名古典に出てくる、いわゆる”このツボはこれに効く”ということを歌のようにしてリズムよく並べたもの
・・・この先生の仰ることは、一理あるようで、やはり事実誤認に基づいている。
そもそも、漢方薬を中心にまとめられた医学、と仰るが、理論の大本になったのは
『黄帝内経』
つまり”鍼灸の”聖典だ。
そして、大前提として、中医学の基本原則は「整体観」と「弁証論治」だ。
ある症状と、ある経穴を直接的、短絡的に結びつけている記載よりも、
「まずは整体観に立脚し、証を弁えて、論理的に治療しましょう」
という記載の方が大前提であり、「証」や「東洋医学的な生理観」についての詳述が中心です。
だからまずは、「証」に合致した配穴が先であり、「症状」に対する特定の配穴の指示なんてのは、枝葉末節の話。
だから、この先生のような批判は全く当たらない。
部分的に当たってるとしても、全然本質的な批判でない。
膨大な中医学の「ある部分、枝葉」のみを見て、”木を見て森を見ず”の見地から、揚げ足取り的に一生懸命批判している姿。
枝葉末節への批判をもって、全部がダメだ、みたいな考え方、物言いは、バカがよくやるやつ。
・・・まあ、上記以外にも、この業界にはまだまだ、そういう誤解や偏見、批判のための批判みたいなのが多々あります。
鍼灸治療そのものすら、国民に大きく誤解されている現状がある中で、その業界の中に、身内同士で、さらにこういう偏見や誤解が渦巻いていたりします。。。
こりゃーなかなかの難事業ですな。(苦笑)
でも、鍼はスゴイです。
そこはハッキリしてます。
毎日、実感してます。
その一点が、いつもブチキレかける僕を救ってくれます。(苦笑)
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2013.10.23
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こないだ、とある学者の先生に言われた。
・・・というか、絡まれた。(苦笑)
僕のことを知ってか知らずか分かりませんが、いきなり、
「”中医学”ってあれ、どうなんですかねー??私はあれをベースに鍼灸をやるのは無理があると思うし、やめた方がいいと思うわー。」
と。
僕が、
「どうしてそう思うんですか?」
と問うと、
「だって若手の中医師が全然育ってないじゃない。大ベテランの老中医なら信用できるけど、若手に伝わってないから、あれはもう終わりだね。」
とのこと。
僕がさらに、
「何故、若手に伝わってないと思うんですか?」
と問うと、
「なんか中医学をやってる若いやつは、弁証がどうのこうのと、理屈っぽく言うけど、実際にやらせてみると全然治せない。能書きはいいからやってみろ!って思うねー。」
とのこと。
そしてさらに、
「やっぱり日本の鍼灸が一番いいと思うなー。管鍼法の繊細な鍼!今に中国も真似し始めるわ!!彼らには出来ないだろうけどー!」
と、
”中医学をベースに鍼灸をやってる”
僕の前で、この言い方です。(笑)
・・・どう思いますか皆さん。
これが、この業界においてリード的な立場の、超ベテランの学者の不見識と無礼さです。
この先生の論に従えば、僕は理屈ばっかりで全然治せてない、中医学を学んだけどまったく育ってない若手の中の一人、ということでしょうか。
まともに話しする気が起きません。
・・・まあ、こういうものに負けずに、一症例一症例、確実に、丁寧に、今日も明日も、ブレずに診させていただこうと思います。
強い鍼。
ふっ
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2013.04.19
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清明院の治療システムである北辰会方式では、理論のベースを「中医学」に置いています。
この「中医学」というのは、新中国(中華人民共和国)が主に1950年代にまとめ上げた、素晴らしい理論体系です。
一般に言われる、「東洋医学」とは、分けて語られます。
それについては、以前書きました。
東洋医学と中医学 参照
これをまとめ上げたきっかけとなった号令をかけた、新中国の父ともいわれる、毛沢東についても、以前書きました。
今回、学生さんからリクエストがあったので、この「中医学」がどういうものかについて、来週、喋ります。
「中医学」は、今後、東洋医学の世界基準になります。
(てか、もうなってますね。)
だから、正確に知っておいて損はない。
なので再度、勉強し直しています。
ありがたい。
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2010.03.18

最近は、メディアに東洋医学が取り上げられることも増えてきましたね。
コレはとてもいいことだと思います。
それで、ちょいちょい耳にすることもあるんじゃないかと思いますが、「東洋医学」という言葉と、「中医学」という言葉があります。
今日は、
「この2者の違いはなぁに?」
という話でもしようかな~、と思います。
よく世間で「東洋医学」と言われているものっていうのは、
古代中国に端を発し、
「気」や「陰陽五行」という哲学をもって自然や人体を認識し、
それを基本とし、病の仕組みや治療方法を考え、
数千年にわたって結果を出し続け、患者から支持され続けている、
伝統的な医学
を指して言います。
「中国伝統医学」なんていう言い方をするときも、上記のような意味合いが強いと思います。
それに対して「中医学」というのは、
新中国(中華人民共和国)が、上記の考え方を踏襲しつつも、それまでの自国の伝統医学を、「唯物論(ゆいぶつろん)」でもって、国を挙げて”いったん”論理的、体系的にまとめあげた医学
と言えるのではないかと思います。
(ちなみに、この中医学が、果たして本当に論理性が高いか、論理的か、という問題については議論がありますが、それについてはここでは触れません。)
因みに「中医学」は、先ほど言う「中国伝統医学」と区別するために、あえて「”現代”中医学」と言われることもあります。
・・・しかしこの、「唯物論」という発想は、自然界の全ては「物質」で構成されており、「物質」間に働く物理法則でもって理解可能、というのが基本スタンスですから、
この考え方の中にあっては、東洋医学のいう「気」というものも、
「気とは物質である」
ということになり、確かに理解しやすい部分がある半面、深く勉強していくと、色々な不具合、納得しにくい部分が生じてしまいます。
(少なくとも私はそう思います。)
要は、
「気」は現代物理学のいう、質量を持った「物質」とは、言い切れないのではないか?
ということです。
また、東洋医学のいう「陰陽五行」という認識方法、法則も、必ずしも物理現象の解釈、という範疇のみに用いるものでもありません。
新中国(中華人民共和国)は、主に1950年代に、現代まで続く「中医学」の国定教科書の第一作目を作成していった訳ですが、この「まとめる」という過程では、
当然、「そぎ落とす(端折る)」という作業をしなくてはなりませんので、まとめ上げられた完成品は当然、分かり易いし教育に使い易い反面、
東洋医学の悠久の歴史が持つ、全ての情報を網羅したものには当然なりえません。
「唯物論」の基軸からして、”例外”や”矛盾”や”説明しにくい因子”は、一定程度排除される訳です。
・・・こないだ、患者さん(とある科学者さん)と話していたのですが、どんな優れた論文でも、「まとめる」時には必ず、それを書いた人の「美学=美意識」が入り込んでしまうそうです。
(そりゃそうだわね)
なおかつ、その論文を評価する側、採用する側の「美意識」も、その論文がいかほど世の中に許容されるか、という意味では、大きく関与してくるそうです。
・・・ですので、当然、まとめられた当時(1950年代)の時代背景の影響や、編纂者のリーダーの美意識の影響なんかを多分に受けて、一貫した考え方(この場合は唯物論)、
美意識でもって、「東洋医学」を現代風にまとめ直したものが、いわゆる「中医学」だ、ということになります。
「唯物論」でもってまとめたたことの是非論についてはともかく、僕から見れば、少なくともこれをやったということには、大変意義があると思います。
僕自身、「中医学」というものがあったから、東洋医学を勉強する気になった、と言っても過言ではありません。
鍼灸の学生時代に、鍼の世界というのはオカルトや迷信や単なる神秘じゃなくて、れっきとした医学なんだ!と思えたのも、「中医学」というものの、
ある種の論理性に出会ったお蔭だと思っています。
そうして、知識を少しずつ深めていった後に、中医学の考え方だけでは説明がつかない部分や、また、日本の歴代(特に江戸期)の医者達の、面白い見解や独創なんかに出会っていく訳ですね。
・・・ちなみに「中医学」が中国独自の伝統医学だとすれば、韓国にも、それとよく似た「韓医学(かんいがく)」というものがあります。
両国ともに、西洋医師とは別に、それぞれに自国の伝統医学を修め、実践する専門資格である、「中医師」、「韓医師」という国家資格を設け、
大学教育、インターン含め10年ほどかかって取得させ、現在、両国の国民の健康に大いに寄与しています。
・・・となると、あれ? 日本はどうなの??
「日医学」は?
「日医師」は?(苦笑)
日本の明治維新以来の西洋化、富国強兵、産業立国という方向性が、医療制度において、思わぬところで周辺2国との「差」を生んだようですネ。
(あえて「違い」と言わずに「差」と言わせてもらいます。)
まあ今日のブログは、患者さんはあんまり興味ないかも知んないけど、日本の東洋医学の現状が少しは分かるんじゃないかな、と思って書いてみました。
医学、医療というのは、庶民の幸福な暮らしと直結するものであり、その時その時の時代の背景にある支配的な思想や哲学の影響をモロに受ける、ということです。
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2025.12.05

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2025年11月も、日々の臨床の傍ら、色々やっておりました!笑
今年で早14年目になる東洋鍼灸専門学校での後期授業も、半分まで来ました。
なかなか意欲的な学生さんが多くて、嬉しいです。
世の中を見れば、ネガティブなニュースや不安なニュースも多く、この先、世界は、日本はどうなっていくのか、一庶民には分かりませんが、まあどうあれ、僕は毎日、新宿の路地裏で鍼灸治療を、やれるとこまでやるだけです。笑
11.2(日)は大阪で行われた日本プライマリケア連合学会秋季セミナーにて、今年も実技ワークショップを行ってきました!!
このセミナーには、何年か前から毎年実技講演させて頂いておりますが、今回も多くの医師の先生方に参加していただき、鍼灸の良さを御理解いただけたのではないかと思います。
デカいホールで数百人の前でやるのもいいけど、こういう草の根運動も、僕は好きです。笑

11.6(木)は順天堂東医研に参加してきました!!
今回の講師はいつもお世話になっている長瀬眞彦先生、講義テーマは
「秋の夜長の症例検討―弁証論治界隈―」
というお話。
症例を通じて、重要な方剤や考え方について解説して下さいました。
順天堂東医研では、約7年間、今や東洋医学教育のグローバルスタンダードである「中医学」を基礎において講義を進めてきました。
その講義数は80回を超えており、同じ講義はほとんどないです。
この膨大な知識を基に、日本漢方や鍼灸などなど、東洋医学の様々な分野と分け隔てなく関わり、血肉にしていって欲しいと思っています。
11.10(月)は日本東方医学会の分科会であるDAPA(医鍼薬地域連携研究会)カンファレンス。
今回は清明院スタッフである松田信晴先生による「前立腺肥大症による頻尿に対する鍼治療の1症例」の症例検討会。
前立腺肥大症と言えば、鍼灸臨床でも今でもたまに遭遇する疾患であり、なかなか苦戦するものも多い訳ですが、今回は松田が見事に効果を挙げた症例で、大変高名な泌尿器科専門医のベテランの医師の先生二名からもコメントをいただき、参加者からしても、非常にためになる内容だったと思います。
また今回も時間が足りないほど、非常に活発な意見交換が出来て、素晴らしかったです。
「医師と鍼灸師で、鍼灸師の症例を検討する」この活動も、今後まだまだ磨きをかけて、伸びて欲しい活動の一つですね。
因みにこの勉強会は、毎月オンラインで開催しております。
どなたでも参加でき、次回は来年1.19(月)の20時~90分です!!
(症例は「緑内障」の予定!!)
是非、こちらのページからお申し込み下さい。
(お申し込み下さった方には、アーカイブ配信もあります!!)
11.17(月)は日本東方医学会主催「新・中医臨床カンファレンス」です。
こちらも月に一回のオンライン開催で、ここでは、医師による中医学的な臨床の最前線が、ありありと分かると思います。
この勉強会は、第一線の臨床家の先生のリアルな症例報告が聴けて、さらにそれを多くの医師や鍼灸師が、それぞれの立場から意見出しをする、非常に貴重な機会です。
今回も「慢性鼻炎」の症例で、なかなか手強い症状でありますが、第一線の医師の先生方の対応や御見解が、非常に勉強になるカンファレンスでした。
次回は1.26(月)20時〜 (60分程度)となります。
お申込みはこちらから!!
11.20(木)は保土谷にある聖隷横浜病院の救急外来にて見学研修してきました!!

↑↑とってもきれいな病院でした☆
この病院には、現在の医療界で、熊本赤十字病院の加島雅之先生とともに「救急漢方」を推進されている入江康仁先生がおられ、学会で名刺交換した御縁から、今回お忙しいところお邪魔してきまして、大変よくしていただきました!!
「救急で漢方?何に使うの??」と思う方もおられるかもしれませんが、救急の場面で、実は漢方は非常に使えるのです。
・・・というか、鍼灸と漢方というのは、むしろ救急の場面でこそ、その真価を発揮する、というのは、私の師である藤本蓮風先生も以前からよく仰ることです。
この令和の時代に、その考え方を高度に理解し、実践する救急専門医の若い先生が出てこられたことが、非常に嬉しいです。

↑↑帰りがけに入江先生と。
僕も何とか今後、救急の現場で鍼灸を活かす方法、仕組み作りを考えてみたいと思います。
そしてなんと11月は、1年前から大変楽しみにしていた(一社)日本中医薬学会の上海大会が、日中関係の緊張により、延期となってしまいました!!!
幸い、東方航空のフライトチケット代はキャンセル料がかからなかったので、泣く泣くキャンセルし、休診する予定だった土曜と火曜に、いつも通り診療をやります、と告知したのが金曜日。苦笑
正直、いつも通院されている患者さんにはすでに休みだと告知しているので、誰も来ないか、来ても1人2人じゃないかと思っていたんですが、予想外に数十人の患者さんが見えて、感動しました。笑
清明院の患者さんはアツい!!
思いがけず、僕ら臨床家というのは、患者さんあっての存在であるということを再認識しました。
11.29(土)-30(日)は第43回日本東方医学会学術大会。
今回の会頭は順天堂大学の客員准教授で、鍼灸師でもある友岡清秀先生。
今回の大会テーマは「順天應人」。
以前にも書いたように思うけど、現存する日本最古の蘭学塾ともいえる順天堂大学の命名の由来は、『易経』の言葉であります。
今回、過去最高の申し込み人数だったそうで、日本東方医学会の益々の発展を感じましたね。
今回、出色だったのは医学部の学生さんによる企画「東方医学をバズらせろ!!」。
全国から7校が参加し、凄い盛り上がりを見せていました。
ああいう、真っ直ぐな若いエネルギーに触れると、何かと暗い話題が多かったり、足の引っ張り合いみたいなことの目立つこの業界の中にあって、未来に希望が持てる感じがして、ホントに嬉しいです。
・・・とまあ、11月もこんな感じで、毎週末、なんじゃかんじゃとやっていました。
ここから年末に向けて、ラストスパートいきますよー!!!
〇
2025.11.19

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2025年10月も、日々の臨床の傍ら、色々やっておりました!笑
今年で早14年目になる東洋鍼灸専門学校での講義も、夏休みが明けまして、昼夜新しいクラスの皆さんの後期授業が始まっております。
実は清明院は東京衛生学園専門学校と、東洋鍼灸専門学校の、学外実習施設にもなっています。
今年の夏も、色々な学生さんが来ましたね☆
・・・まあ、彼らに少しでも鍼灸の良さが伝わったなら、幸甚です。
世の中を見れば、ネガティブなニュースも多く、この先、世界は、日本はどうなっていくのか、一庶民には分かりませんが、まあどうあれ、僕は毎日、新宿の路地裏で鍼灸治療をやるだけです。笑
10.5(日)は(公社)日本鍼灸師会の第20回全国大会inいばらきTsukubaにて講演してきました!!
(医道の日本さんが記事にして下さいました☆)
ここ数年、鍼灸師の業団として日本を代表する公益社団法人である日本鍼灸師会さんが、毎年の全国大会に北辰会の先生方を呼んで実技講演をさせていただいており、大変光栄なことです。
約半世紀に渡って、この日本で紡いできた、現代中医学を理論的ベースとし、日本伝統鍼灸の理論と手法も組み込んだ、世界で唯一無二の鍼灸治療法である北辰会方式。
その方法論は、今や様々な学会や業団の先生方に御注目いただいております。
我々もいっそう気を引き締めて、この方法論の発展と継承を進めていかねばなりません。
また、近年私が強く主張している医師との医療連携に関しても、年々注目度や必要性が高まってきていると感じました。
そんな、気持ちを新たにし、再確認した講演会でした。
10.6(月)は日本東方医学会の分科会であるDAPA(医鍼薬地域連携研究会)カンファレンス。
今回は清明院スタッフである永井由梨先生による「新型コロナ後遺症諸症状に対する鍼灸治療の一症例」の症例検討会。
コロナ後遺症と言えば、鍼灸臨床でも今でもたまに遭遇する疾患であり、コロナ禍が沈静してからずいぶん時間が経った今になって出会うものには、けっこう重症なものも多い訳ですが、こういったものにも、意外と鍼灸が効くことが、事実としてあると思います。
今回も永井がよく頑張った症例で、参加者からしてもためになる内容だったと思います。
また今回も時間が足りないほど、非常に活発な意見交換が出来て、素晴らしかったです。
「医師と鍼灸師で、鍼灸師の症例を検討する」この活動も、今後まだまだ磨きをかけて、伸びて欲しい活動の一つです。
因みにこの勉強会は、毎月オンラインで開催しております。
どなたでも参加できますので、次回は来年1.19(月)の20時~90分です!!
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(お申し込み下さった方には、アーカイブ配信もあります!!)
10.12(日)は第53回日本伝統鍼灸学会学術大会(東京大会)に参加してきました!
今回も北辰会からは藤本新風代表、油谷真空副代表、尾崎真哉副代表、原元氣正講師、坂井祐太正講師、森岡健介正講師など、大御所から若手まで、多くの先生が講演や発表などで大忙しで、大変目立っていましたね。笑
この学会は、日本伝統鍼灸を専門に研究する国内唯一の学会ですので、今後もどんどん、症例発表など、元気のいい若手に出ていって欲しい学会です。
10.12(日)の夜は、川越に移動して、日本栄養精神医学研究会10周年記念祝賀会に参加してきました!!
この研究会は、今年の7月に拙講演でお世話になった埼玉の精神科医である奥平智之先生が主催されている研究会で、なんと今回、10周年の節目に「栄養精神医学会」となり、本格的に再始動しました!
集まった先生方の数や顔つきを見て、奥平先生のバイタリティーの凄さを改めて感じました。
奥平先生の御尊父は業界では有名な鍼灸家であり、私も同じ鍼灸師二世の後輩として、見習うべきパワフルさがあります。
栄養学(日々の食事)と精神科疾患は切っても切れない関係だと思いますし、そこを無視しては、治療は出来ないと、私も思います。
日本栄養精神医学会の今後の益々の発展を、心からお祈り申し上げます。
10.16(木)は順天堂東医研にて講義してきました!!
今回の講義テーマは
「経穴学⑥各論其の五 手厥陰心包経・手少陽三焦経」
というお話。
経穴の話も、いよいよ佳境に入って来ました。
東洋医学を理解するうえで非常に重要になってくる「三焦」への理解。
ここをどう処理するかに、その人の個性が出ますね。
・・・とはいえ、「三焦は三焦」というのが、私の20年以上前からの意見です。笑
カテゴリ「心包・三焦」 参照
医学生の皆さんには、ぜひ色々と考えて頂きたいテーマですね。
また今回は冒頭に、部長である石井奈々子さんから、先日姫路で行われた第31回日本病院総合診療医学会学術総会の参加報告もあり、最近ドラマ「19番目のカルテ」でも話題になった総合診療という分野と、
東洋医学の親和性の高さについても、今後東医研から巣立ったメンバーには、よくよく考えて欲しいテーマだと思いますね。
(因みにこの日の藤本新風先生の講演の詳細に関しては北辰会ブログで記事になっています。)
実際に、この日会場でたまたま会った順天堂東医研のOB(今は研修医)の先生が、西洋医学の専門は総合診療に進むことにしたと報告してくれたのを聞いて、嬉しくなりました。
10.19(日)は東京、日本歯科大学生命歯学部にて行われた第43回日本歯科東洋医学会学術大会(三学会合同学術大会)にて発表してきました!!
発表内容は「口腔扁平苔癬に対する鍼灸治療15症例の検討 ―北辰会方式に基づく臨床的知見―」。

この、口腔扁平苔癬という病気を始めて治療したのは15年ほど前です。
二例ほど、「患者さんの声」に書いてくれた患者さんもおります。
患者さんの声(50代女性 口腔扁平苔癬、肩こり、疲労倦怠感など)
患者さんの声(50代女性 口腔扁平苔癬 イボ、ホクロの急激な増加、疲労倦怠感など)
以来、それを見た患者さんや、紹介などで、年に1人くらいポツポツと見えるようになり、全部で15例になり、そのほとんどで、有効な変化が出ています。
今回、それを纏めて、症例集積として発表しました。
それも、ルーツからして日本東方医学会との兄弟的な関係である日本歯科東洋医学会で発表出来たことが、非常に嬉しかったです。
会長の山口孝二郎先生や、役員や若手の先生方も非常によくして下さり、それもまた、非常に嬉しかったです。
今後、歯科、口腔外科と鍼灸師の医療連携というのも、面白い、かつ重要なテーマだと思っています。
それを現場で本格的にやるのであれば、歯科東洋医学会の先生方の御協力は不可欠だと思います。
今回、全然知らない土地に単独で突っ込んできたような、無謀なムーブでしたが、その端緒にはなったのではないかと思います。笑
10.27(月)は日本東方医学会主催「新・中医臨床カンファレンス」です。
こちらも月に一回のオンライン開催で、ここでは、医師による中医学的な臨床の最前線が、ありありと分かると思います。
今回も「偏頭痛・めまい」の症例で、第一線の医師の先生方の対応や御見解が、非常に勉強になるカンファレンスでした。
次回は1.26(月)20時〜 (60分程度)となります。
お申込みはこちらから!!
まあー、10月はこんな感じで、毎週末、なんじゃかんじゃとやっていました。
ここから年末に向けて、まだまだバンバンいきますよー!!!
〇
2025.10.15

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2025年9月も、日々の臨床の傍ら、色々やっておりました!笑
今年で早14年目になる東洋鍼灸専門学校での講義も、夏休みが明けまして、昼夜新しいクラスの皆さんの後期授業が始まっております。
後期はどんな学生さんに会えるか、楽しみでもあります。
実は清明院は東京衛生学園専門学校と、東洋鍼灸専門学校の、学外実習施設にもなっています。
今年の夏も、色々な学生さんが来ましたね☆
(まだもう少し来るようですが)
・・・まあ、彼らに少しでも鍼灸の良さが伝わったなら、幸甚です。
世の中を見ればネガティブなニュースも多く、この先、世界は、日本はどうなっていくのか、一庶民には分かりませんが、どうあれ、僕は毎日、新宿の路地裏で鍼灸治療をやるだけです。笑
9.8(月)は日本東方医学会の分科会であるDAPA(医鍼薬地域連携研究会)カンファレンス。
今回は東京の鍼灸師、島田りか先生による「不眠の鍼灸治療の一症例」の症例検討会。
不眠と言えば、鍼灸臨床でもよく遭遇する疾患であり、精神科の薬でもうまくコントロール出来なかったり、コントロール出来ていても、継続的な服用に不安を感じておられる患者さんが一定数おられる訳ですが、こういったものにも、意外と鍼灸が効くことが、事実としてあると思います。
今回、興味深かったのは、鍼灸治療の経過中に、その患者さんにプライベートで非常に強いストレスが加わり、急激に不眠を発症し、それに後から気が付いた、という症例であり、日本東方医学会の精神科専門医の先生からもコメントも頂き、
非常に有意義な内容だったと思いますし、非常にためになる内容だったと思います。
また今回も時間が足りないほど、非常に活発な意見交換が出来て、素晴らしかったです。
「医師と鍼灸師で、鍼灸師の症例を検討する」この活動も、今後まだまだ磨きをかけて、伸びて欲しい活動の一つです。
因みにこの勉強会は、毎月オンラインで開催しております。
どなたでも参加できますので、次回は11.10(月)の20時~90分です!!
是非、こちらのページからお申し込み下さい。
(お申し込み下さった方には、アーカイブ配信もあります!!)
9.14(日)は順天堂東医研主催の猪苗代湖生薬ワークショップ。
これは去年の9月にも行われたワークショップで、今年も日本で唯一のアムチ(チベット医)、小川康先生をお招きして、自分たちで火を起こしてBBQやって食事してみたり、厚朴の木(ホオノキ)を切って、いきなり煎じて飲んでみたり、
黄柏の木から染物を作ってみたりと、医学生たちに非常に貴重な体験を提供できたんじゃないかと思います。
ラーニングピラミッドを例示するまでもなく、こういう、教室を飛び出したフィールドワークや、お祭り的なイベント、学生が学生に教える機会を設ける、というのは非常に大事ですね。
学生の記憶に深く残ったことでしょう。
9.18(木)は順天堂東医研に参加してきました!!
今回の講師は長瀬眞彦先生で、講義テーマは
「東洋医学で見つける“自分の整え方”-若者の悩みから学ぶ-」
というお話。
今回は長瀬先生が普段見ている、10代、20代の若者の症例のお話を中心にして下さいました。
清明院もそうですが、小児~20代の若い人が、西洋医学的な方法でなかなか解決がつかず、東洋医学を求めて来院することは非常に多いです。
出来ればあまり強い西洋薬などは使わずに、心身ともに溌溂と成長出来たら良いのですが、なかなか難しい、厳しい状況に直面しておられる方もおられます。
鍼灸、漢方は、悩める若者や、その親御さんにとって、時に非常に大きな力になります。
まだかかったことがない人は、是非ともご検討下さい☆
(もちろん、きっちりと徹頭徹尾東洋医学的に診たてて、治療を進めることのできる先生に、です。)
9.27(土)-28(日)は姫路で行われた第31回日本病院総合診療医学会学術大会に参加してきました!!
この学会にはこれまでにも何度か講演でお邪魔させていただいているのですが、今回は(一社)北辰会代表、藤本新風先生が初登壇され、実技デモも披露するということで、それを見届けに行ってきました。
また今回のシンポジウムでは、2024年から医鍼連携で大変お世話になっている獨協医大総診科の志水太郎教授、勝倉真一先生、有名な熊本赤十字病院の加島雅之先生にもご登壇いただき、非常に豪華な会になりました。
肩関節の激痛のモデル患者さんに新風先生が選択した処置は何と「井穴刺絡」。
会場の医師の先生方がしげしげと物見高そうに見学している様子から、徐々に医師の鍼灸への興味関心が高まっている雰囲気を感じ取ることが出来て、嬉しかったですね。
ドラマ『19番目のカルテ』でさらに有名になった感のある総合診療医ですが、ドラマでも描かれていたように、医師の業界内では総合診療医に対して色々な声もある、という話が、他の講演でも取り上げられており、
25年前にこの業界に入って以来、白い目で見られ続け、見下され続けた鍼灸師である僕から見て、共感できるような話が多々ありました。苦笑
9.29(月)は日本東方医学会主催「新・中医臨床カンファレンス」です。
こちらも月に一回のオンライン開催で、ここでは、医師による中医学的な臨床の最前線が、ありありと分かると思います。
今回も「熱中症後の体力低下」の症例で、第一線の医師の先生方の対応や御見解が、非常に勉強になるカンファレンスでした。
次回は10.27(月)20時〜 (60分程度)となります。
お申込みはこちらから!!
9月はこんな感じで、なんじゃかんじゃとやっていました。
ここから年末に向けて、まだまだバンバンいきますよー!!!
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2025.08.15

清明院では現在、求人募集しております。
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2025年7月も、日々の臨床の傍ら、色々やっておりました!笑
今日は終戦の日。
今年で早14年目になる東洋鍼灸専門学校での講義も夏休みに入りまして、世の中的には立秋を迎え、朝晩には少し涼しい風が吹いております。
実は清明院は東京衛生学園専門学校と、東洋鍼灸専門学校の、学外実習施設になっています。
今年はどんな学生さんが来るか、楽しみです☆
そんなわけで、色々と忙しいので、夏なのに遊び足りない!!!
世の中を見れば戦争、お米、芸能界、水道代、選挙、病院の倒産・・・、この先、世界はどうなっていくのか、一庶民には分かりませんが、僕は毎日、新宿の路地裏で鍼灸治療をやるだけです。笑
7.6(日)は(一社)北辰会、関西部会。
今回は関西の若手ホープ(もはや中堅?)である森田大地先生による症例発表。
難しい症例に対して、一生懸命頑張った症例だったと思います。
参加者も多く、質問もたくさん出て、非常に盛会でしたね。(^^♪
コロナ前の北辰会の定例会の雰囲気が戻ってきたなあ、という感じがしました。
7.10(木)は埼玉の精神科医、奥平智之先生が主催する「小江戸漢方カンファレンス」にて講演してきました!
今回、東洋医学的診察法である「望診」の中から、「気色顔面診」をテーマに、奥平先生と、大田静香先生とともに語らせていただきました。

当日はあいにくの雨でしたが、オンラインでもあったので、全国からたくさんの受講生の皆様にご参加いただき、奇跡的に雨が止んだ、事前の川越観光も、事後の食事会も含めて、非常に楽しかったです。
奥平先生、大田先生、クラシエ薬品の皆様、大変有難う御座いました。
またいつか、ご一緒出来たらと思います☆
7.14(月)は日本東方医学会の分科会であるDAPA(医鍼薬地域連携研究会)カンファレンス。
今回は東京の鍼灸師、東豪先生による「慢性前立腺炎に対する鍼灸治療の一症例」の症例検討会。
慢性前立腺炎と言えば、鍼灸臨床でもたまに遭遇する疾患であり、西洋医学の方でも治療に難渋することも多い訳ですが、意外と鍼灸が効くことが、事実としてあると思います。
今回は泌尿器科の医師の側から鍼灸を勧められたという症例で、しかもしっかりと効果を確認できた症例であり、東方医学会の泌尿器科専門医の先生からもコメントも頂き、非常に有意義な内容だったと思いますし、鍼灸に対する理解が、現場の医師たちにも徐々に進んできているのかな、という気がしました。
また今回も時間が足りないほど、非常に活発な意見交換が出来て、素晴らしかったです。
「医師と鍼灸師で、鍼灸師の症例を検討する」この活動も、今後まだまだ磨きをかけて、伸びて欲しい活動の一つです。
因みにこの勉強会は、毎月オンラインで開催しております。
どなたでも参加できますので、次回は9.8(月)の20時~90分、症例は「不眠」です!!
是非、こちらのページからお申し込み下さい。
(お申し込み下さった方には、アーカイブ配信もあります!!)
そして7月の活動のメインは何といっても7.18(金)-22(火)に行われた中国、河南での研修です!!
2018年の北京―天津研修以来、実に7年ぶりの中国研修です!!
実はこれはコロナの前から企画としてあったんですが、コロナ禍によって5年も後ろ倒しになっていた企画で(苦笑)、今回ついに実現しました!!
研修メンバーがまた強力で、日本東方医学会の医師の先生方を中心に、北辰会、順天堂東医研のメンバーで構成され、なんと医療通訳の方も含めて全17名のメンバーで敢行することが出来ました!!

↑↑南陽にある仲景廟にて。ついに念願の墓マイラー海外篇!!ここを日本の医師の団体が公式に訪れるのはなんと43年ぶりだとか!!
全体的に素晴らしい研修で、ここにはとても書ききれないほどの内容がありましたが、詳しくは『中医臨床』誌、『漢方の臨床』誌、日本東方医学会の学会誌である『東方医学』にて発表する予定です!!
乞うご期待!!
7.24(木)は順天堂東医研に参加してきました!!
今回の講師は長瀬眞彦先生と、長瀬先生の吉祥寺中医クリニックの研修医でもあり、武蔵野赤十字病院の総合診療科の部長でもある上田研先生で、講義テーマは
長瀬先生から「河南省中医学研修レポート 2025年夏」
上田先生から「目指せ、漢方専門医! ~東洋医学研究会の思い出~」
というお話。
今回は講義というか、夏の特別編という感じで、長瀬先生からは今回の河南研修の報告、上田先生は学生時代に東医研に入っていた経験があり、その時のお話を中心にして下さいました。
昭和の時代と違い、令和の医学生は、ネットを使って全国の仲間たちと簡単に繋がり、学会で対面でも繋がり、毎日盛んに情報共有し、中医学の情報も、1970年代とは比較にならないほど、綺麗な日本語に翻訳されてネット上にも存在するし、
高名な先生が書いた書籍でも、バンバン吸収することが出来るし、日本漢方のことも鍼灸のことも、同じようにバンバン吸収することが出来ます。
これから世に出てくる、東洋医学に興味を持ち、学んだ医学生は、これまでとはレベルの違った成果をあげることになることを期待していますし、おそらくそうなるものと思います。
7.28(月)は日本東方医学会主催「新・中医臨床カンファレンス」です。
こちらも月に一回のオンライン開催で、ここでは、医師による中医学的な臨床の最前線が、ありありと分かると思います。
今回も「排尿障害」の症例で、第一線の医師の先生方の対応や御見解が、非常に勉強になるカンファレンスでした。
次回は9.29(月)20時〜 (60分程度)となります。
お申込みはこちらから!!
7月はこんな感じで、なんといってもハイライトは河南研修ですね。
新しくできた張仲景博物館にも伺いましたが、張仲景は、もはや大仏のようになっていました。笑
今回訪問したのは南陽以外にも河南、洛陽でしたが、三国志好きの私としては、諸葛孔明のの史跡も含めて、またゆっくりと伺ってみたい場所でした。
さーてー、まだまだやりますよー!!!
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2025.07.04

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2025年6月も、日々の臨床の傍ら、色々やっておりました!笑
今年で早14年目になる東洋鍼灸専門学校での講義も始まりまして、世の中的には夏至を迎え、七夕には小暑を迎え、関東も梅雨明けの予定だそうで。
いやあー、夏ですなあー (゚∀゚)
スイカ、桃、キュウリ、トマト、ラムネ、かき氷、海、川、プール、山登り、釣り・・、夏大好き!!!
しかしまあ、世の中を見れば戦争、お米、芸能界、水道代、選挙、病院の倒産・・・、この先どうなっていくのか、一庶民には分かりませんが、僕は毎日、新宿の路地裏で鍼灸治療をやるだけです。笑
6.22(日)は(一社)北辰会、関西部会と関東部会。
今回は会場の予約の都合で、関東と関西が同日開催になってしまいましたし、私は学会参加で不参加でしたが、講義資料の事前添削には関わらせて頂きました。
学生さんの参加も多く、非常に盛会だったと聞いています。(^^♪
6.1(日)は第74回(公社)全日本鍼灸学会学術大会 名古屋大会に参加してきました!

今回、私は発表はなく、一番のお目当てはYoutubeてらぽんちゃんぽんチャンネルでお世話になっている長崎の口之津病院 内科・総合診療科の医はき師、寺澤佳洋先生(通称てらぽん)による
教育講演2「その症状、鍼灸治療で良いの? 知っておきたい『レッドフラッグ』」
でした。
さすが、非常に分かり易く、上手な講義で、会場を盛り上げていました。
医師と鍼灸師の適正な連携は、今後どんどん洗練されたものになってくるでしょう。
6.6(金)~8(日)は新宿、京王プラザホテルで行われた第75回日本東洋医学会学術総会に参加してきました!!
実は、去年からこの学会に新たに、若手部会、学生部会が発足しました。
そして実は、不肖私も若手部会の一員に入れて頂いておりまして、今回、お披露目会でもないんですが、6.6(金)に、「若手医師が読んでおくべき最新論文10選!」という企画をやりました。
皆さん、有名医学雑誌の最新研究論文を中心に紹介しておられましたが、私は正直、そういうものには明るくないので、先日(一社)北辰会所属の増田卓也医師が発表された
という論文を紹介させて頂きました。
これまで、日本の伝統鍼灸業界は、各会派それぞれ、非常にいいものを持っているにも関わらず、なかなか足並みは揃わず、数十年前から
「用語を統一しよう!」
「概念を統一しよう!」
と、コアメンバーがいくら叫んでも、なかなか”笛吹けど踊らず”状態が続いていたように思います。
そうこうしているうちに、現中国の「中医学(TCM:Traditional Chinese Medicine)」は国家の強力な後押しもあって、どんどんと世界中に広まっていき、
用語も理論も基本的には中医学のものでグローバルスタンダードが統一されてきており、WHOやISOといった国際機関も、日中韓の有識者も、その流れで全てを進めており、
最近では5大誌と呼ばれる超有名医学雑誌にも、TCMをベースにした研究がバンバン載るような時代になってきています。
一方で、そういうグローバルな動きは単発的にしかなくても、各会派の幹部の先生方はこの数十年、それぞれに臨床研鑽、古典研究を着々と進めておりますし、インターネットや論文検索データベースの発達もあって、
今では個人レベル、団体レベルで自由に世界に論文を発表しやすい、検索もしやすい状況になってきています。
また、「現代鍼灸」と言われるような、西洋医学の考え方に則った鍼灸治療をなさる先生方の絶え間ない御努力もあって、日本の各科疾患の診療ガイドラインにも、鍼灸が一治療法として掲載、推奨されるようにもなってきました。
そこで今回、「伝統鍼灸」側からの動きとして、ごく簡単にではありますが、日本伝統鍼灸の歴史的変遷や、現代における伝統鍼灸の臨床の在り方の実際を、
英語論文で世界に発表したこの論文を、貴重な第一歩として、紹介させて頂きました。
言うまでもなく、日本伝統鍼灸は世界に誇れるいいものですので、今後は、各会派それぞれにでも良いから、こうやってどんどん世界を相手に打って出て、世に問うべきだと思います。

↑↑こちらが若手部会メンバー。精進します。
また今回の総会では、順天堂東医研の学生さん達も発表し、症例検討推論全国大会(仲景杯)では、何と全国18校の医学部が参加した中で、中医学部門優勝、総合準優勝(惜しくも2点差!)を受賞しました!!
仲景杯の参加校も年々増えて、学生部会も立ち上がって、非常に盛り上がってきており、今後がますます楽しみです☆
講師として、立ち上げから関わらせて頂いている者として、非常に嬉しい出来事でした。(#^^#)
6.9(月)は日本東方医学会の分科会であるDAPA(医鍼薬地域連携研究会)カンファレンス。
今回は熊本の御幸病院の鍼灸師、山内晶子先生による「混合性結合組織病(MCTD)と以前に告げられ、持続する関節痛に鍼灸で治療した一例」の症例検討会。
混合性結合組織病(MCTD)と言えば、難病中の難病であり、西洋医学の方でも治療に難渋することも多い訳ですが、意外と鍼灸が効くことが、事実としてあると思います。
(もちろん全てではないと思いますが、やってみる価値はあるのではないかと思っています。)
今回は苦心しながらも、まずまずの効果を確認できた症例であり、膠原病内科医の先生からもコメントも頂き、非常に有意義な内容だったと思います。
また今回も非常に活発な意見交換が出来て、素晴らしかったです。
「医師と鍼灸師で、鍼灸師の症例を検討する」この活動も、今後まだまだ磨きをかけて、伸びて欲しい活動の一つです。
因みにこの勉強会は、毎月オンラインで開催しております。
どなたでも参加できますので、次回は7.14(月)の20時~90分、症例は「慢性前立腺炎」です!!
是非、こちらのページからお申し込み下さい。
(お申し込み下さった方には、アーカイブ配信もあります!!)
6.10(火)からは、新たに1名、兵庫の家庭医であり、北辰会の会員で、日本東方医学会の学術委員でもある、今藤誠俊先生が清明院に研修に見えました!

思えば、2019年に医学生の見学受け入れを始めてから早6年、これまでに、単発の見学も入れれば20名弱ほどの医師、医学生を受け入れてきました。
彼らが私の診療を見てどう感じ、今後にどう活かすのか、非常に楽しみですね。
6.15(日)は福岡にある福岡医療専門学校さんにて特別講演に伺ってきました!
今回の御縁は、去年行われた、第19回日本鍼灸師会全国大会in福岡からの御縁で実現しました。
(馬場先生、その節は有難う御座いました!)
講演内容は「北辰会方式の実際-講義と実技-」。
まず、着いてから校舎のデカさ、綺麗さにびっくり!

↑↑堂々たる外観でした。
この学校は、平成7年に創立者の先生が構想し、当時規制が厳しかった中、3年間も裁判を行って、勝ち取って作った学校なんだそうです。
僅か30年でここまでの規模に作り上げるとは、並大抵の御努力ではなかっただろうと想像します。
リスペクトの思いを胸に、一生懸命やりました。
また今回、御縁があって、翌日の6.16(月)には飯塚市にある飯塚病院漢方診療科を見学させて頂きました。

これもなかなか珍しい機会で、大変いい経験になりましたし、あの施設をゼロから構築した先生方の御苦労、御努力に、これまた、頭が下がる思いがしました。
総じて、自分の至らなさを強く感じ、今回の福岡は非常に素晴らしい旅になりました。
お世話になった諸先生方、大変有難う御座いました!!<m(__)m>
6.21(土)~22(日)は札幌で行われた第16回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 2025に参加してきました!
今回私はオンデマンドのみでの発表で、シンポジウム14「PC連合学会認定鍼灸師制度の設立に向けての提言」という内容。
企画責任者:丸山 晃央(北足立生協診療所/CFMD東京)
座長:丸山 晃央(北足立生協診療所/CFMD東京)
医師・鍼灸師連携に基づく連携鍼灸師制度について
寺澤 佳洋(口之津病院)
医鍼連携を推進する開業鍼灸院の立場から
竹下 有(清明院/(一社)北辰会)
多職種連携コンピテンシーモデルから考える、PC連合学会認定鍼灸師のコンピテンシー
友岡 清秀(順天堂大学医学部衛生学・公衆衛生学講座)
日本プライマリケア連合学会における認定鍼灸師の構想について
鈴木 雅雄(福島県立医科大学会津医療センター附属研究所漢方医学研究室)
↑↑上記のなかなか濃いメンバーで、濃い内容のシンポだったと思います。
9.30(火)まで申し込み可能だそうで、今からでも是非御視聴を!!

↑↑北辰会の先生方と帰りに1枚。
6.23(月)にはDr.’s Prime Academiaさんにて、札幌西円山病院、神経内科総合医療センター医長である伊藤規絵先生との対談
「BPSDを東洋医学と西洋医学の立場から対話セッション〜未来を照らす医療の融合〜」
が配信開始。
これもまた、大変貴重な機会を頂きました。
と同時に、今や社会問題ともいえる
BPSD(Behavioral and psychological symptoms of dementia):認知症患者にしばしば生じる、知覚認識または思考内容または気分または行動の障害による症状
の、医師の側から見た大変さもよく分かりました。

6.23(月)は日本東方医学会主催「新・中医臨床カンファレンス」です。
こちらも月に一回のオンライン開催で、ここでは、医師による中医学的な臨床の最前線が、ありありと分かると思います。
今回も「下痢」の症例で、第一線の医師の先生方の対応や御見解が、非常に勉強になるカンファレンスでした。
次回は7.28(月)20時〜 (60分程度)となります。
お申込みはこちらから!!
6.26(木)は順天堂東医研にて講義してきました!!
今回の講義テーマは
「経穴学④各論其の三 手少陰心経・手太陽小腸経」
というお話。
しかも今回も冒頭に医学生さんから、先日の日本東洋医学会の様子を発表してくれたりと、早6年以上続いているこの活動も、コロナが明けて、ますます良い感じになってきているなあと、改めて実感しました。
・・・と、今月も爆走(やや暴走気味?苦笑)していました。
また上記以外にも、現在色々と楽しみな計画が水面下でいくつか進行しております。
ここで御報告出来ることを楽しみにしております!!
さーてー、まだまだやりますよー
〇
2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2025.12.12
患者さんの声(睡眠障害、その他不定愁訴)2025.12.05
2025年11月の活動記録2025.12.01
2025年 12月の診療日時2025.11.22
患者さんの声(15年以上メンテナンスで継続通院)2025.11.20
11.22(土)、25(火)、通常通り診療やります!!2025.11.19
2025年10月の活動記録2025.10.29
2025年 11月の診療日時2025.10.15
2025年9月の活動記録2025.10.10
清明院16周年!!!2025.10.01
2025年 10月の診療日時2025.09.20
2025年8月の活動記録2025.09.01
2025年 9月の診療日時2025.08.15
2025年7月の活動記録2025.08.01
2025年 8月の診療日時2025.07.04
2025年6月の活動記録2025.07.01
2025年 7月の診療日時2025.06.26
2025年5月の活動記録2025.06.01
2025年 6月の診療日時2025.05.10
2025年4月の活動記録2025.05.01
2025年 5月の診療日時2025.04.04
2025年3月の活動記録2025.04.01
2025年 4月の診療日時2025.03.13
2025年2月の活動記録2025.03.01
2025年 3月の診療日時2025.02.06
2025年1月の活動記録2025.02.01
2025年 2月の診療日時2025.01.21
順天堂東医研、第6回公開シンポジウム「総合診療と東洋医学」2025.01.10
2024年12月の活動記録2025.01.02
2025年 1月の診療日時2025.01.01
謹賀鍼年!!2024.12.28
年内診療終了!!2024.12.14
2024年11月の活動記録2024.12.01
2024年 12月の診療日時2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。