お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
こんばんは、松木です。
続きを書いていきます。
インフルエンザの季節(その1)
インフルエンザの季節(その2)
インフルエンザの季節(その3)
インフルエンザについて東洋医学ではどのように考えるか、
「鍼灸ジャーナル vol.9 July 2009」
において、(社)北辰会から
「瘟疫(うんえき)病について~未知なるウイルスをどう捉えるか~」
という論文が掲載されています。
ちょうどこの年の4月に新型インフルエンザが発症したとの報道がありました。
この論文の中において、インフルエンザとは
1、傷寒型のもの
2、温熱型のもの
とに分類されています。
1、傷寒型のもの
これは「寒邪」が中心で起こる病、ということです。
季節性インフルエンザが冬場流行することなどから、「寒邪」というのは非常に重要です。
2、温熱型のもの
これは「熱邪」が中心で起こる病、ということです。
2009年の新型インフルエンザは、メキシコから大流行しました。
メキシコという国は暖かい国ですので、「寒邪」が主役とは考えにくいです。
この場合は「熱邪」が中心であったと考える方が妥当だろうと思われます。
また、森岡先生が「マイコプラズマ肺炎急増」の記事で書いておられるように、2010年のように猛暑の年は「内熱」が体内にこもりやすくなります。
そのような場合は「熱邪」の影響をより受けやすくなります。
ここで、
「上記の二つが普通の風邪の場合では適応しないのか」
と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
この考えは普通の風邪の場合でも当てはまります。
普通の風邪とインフルエンザも、症状など似ている点も多いからです。
では、普通の風邪とインフルエンザの何が違うかと言いいますと、
インフルエンザは症状が激しく、進行が急激であるということが挙げられると思います。
これを東洋医学的にどう考えるか、次回書いていきたいと思います。
つづく
愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!! 清明院に皆様のお力を!
こんばんは、森岡です(^_^)
前回までのお話し・・・
マイコプラズマ肺炎急増(その1)
マイコプラズマ肺炎急増(その2)
マイコプラズマ肺炎急増(その3)
マイコプラズマ肺炎急増(その4)
マイコプラズマ肺炎急増(その5)
マイコプラズマ肺炎急増(その6)
では続き行きます!!
今回は「寒邪」です。
「寒邪」とは「寒冷の邪気」です。
つまり、「冷え」を生みます。
「寒邪」が最も旺盛となるのは冬です。
しかし、秋頃から少しずつ登場し始めます。
単純に寒くなってきますからね。
「寒」は、陰陽で分けると陰の範疇です。
つまり、「寒邪」は「陰邪」であるといえます。
陰は、「上下」で分けると、「下」になりますから、陰邪である「寒邪」は、
体の下部(下焦)から侵(おか)していきます。
ですから”底冷え”というのです。
冬は「潤下(じゅんか)」という性質を備えています。
潤は滋潤、下は下行の意味です。
つまり、潤し、下る。
これを、人体においては「腎臓」がつかさどっております。
腎臓については院長ブログ 「腎」って何ですか?(その1~) 参照
(西洋医学の腎臓=Kidneyとは違いますよ!!)
この腎臓は、体にとって非常に重要な働きをいくつもしている臓です。
その中の一つとして、「衛気(えき)」の生成があります。
「衛気」とは、簡単に言えば、
体表をめぐっている気のことで、外界からの刺激に対して防御作用をつかさどった気
の名称です。
つまりバリアです。
(イメージとしては、ドラゴンボールZでスーパーサイヤ人になった時、体の周りが金色の気でおおわれますよね。あれです(笑))
その他にも、体を温め、皮膚を栄養・滋潤し、充実させ、汗腺の開閉を行っていたりもします。
このバリアである「衛気」は、腎臓を基にして作られます。
この「衛気」が正常に働いているが故に、人は気候や温度の変化に対応でき、体調を崩さずついていけるのです。
しかし、「寒邪」は、似た者同士の腎臓と共鳴することで、「腎臓」にダメージを与えます。
そうすると、腎臓は正常な働きを失います。
結果、「衛気」を作り出せなくなる訳です。
衛気が作り出されないということは、バリアを失うということです。
つまり、外界からの刺激をもろに食らいます。
そのため、風邪を引きやすくなったりします。
そして、どこがもろに食らうかというと、皮膚(東洋医学的には皮毛と言います)です。
皮毛は、肺と関係が深いですから、やはり肺臓がダメージを負いやすい状況が生まれてしまうことになります。
つまり、5つ目に、
寒邪の出現により、衛気が作り出せずに、肺臓に悪影響を生む環境が形成されやすくなった。
ということが、挙げられます。
次回に続く。
愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!! 清明院に皆様のお力を!
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2025.11.25
牙齦萎縮(がぎんいしゅく)とは①2025.11.24
感謝を込めて2025.11.23
第43回日本東方医学会2025.11.22
婦人科⑪2025.11.21
反応の違い2025.11.20
治療原則―三因制宜2025.11.19
問診に関して54(⑨女性・男性に関わる問診:月経(女性カルテ)②)2025.11.18
牙歯焦黒(がししょうこく)とは②2025.11.17
血の病㉔2025.11.16
プラセボとは(同一化の法則)⑩2025.11.15
婦人科⑩2025.11.14
関心ごと2025.11.13
治療原則―調整陰陽2025.11.12
問診に関して53(⑨女性・男性に関わる問診:月経(女性カルテ)①)2025.11.11
牙歯焦黒(がししょうこく)とは①2025.11.10
血の病㉓2025.11.09
プラセボとは(同一化の法則)⑨2025.11.08
婦人科⑨2025.11.07
良い季節2025.11.06
治療原則―扶正祛邪2025.11.05
問診に関して52(⑧自然界の動き:自然陰陽との関連調査④)2025.11.04
牙疳(がかん)とは②2025.11.03
血の病㉒2025.11.02
プラセボとは(同一化の法則)⑧2025.11.01
婦人科⑧2025.10.31
慎重かつ安全に2025.10.30
治療原則―治病求本2025.10.29
問診に関して51(⑧自然界の動き:自然陰陽との関連調査③)2025.10.28
牙疳(がかん)とは①2025.10.27
そろそろ立冬2025.10.26
プラセボとは(同一化の法則)⑦2025.10.25
婦人科⑦2025.10.24
良い刺激2025.10.23
臓腑弁証―腎の病証2025.10.22
問診に関して㊿(⑧自然界の動き:自然陰陽との関連調査②)2025.10.21
牙歯浮動(がしふどう)とは②2025.10.20
10月20日2025.10.19
プラセボとは(同一化の法則)⑥2025.10.18
婦人科⑥2025.10.17
身近なもの2025.10.16
臓腑弁証―肺の病証2025.10.15
問診に関して㊾(⑧自然界の動き:自然陰陽との関連調査①)2025.10.14
牙歯浮動(がしふどう)とは①2025.10.13
血の病㉑2025.10.12
プラセボとは(同一化の法則)⑤2025.10.11
婦人科⑤2025.10.10
後期は実践2025.10.09
臓腑弁証―脾の病証2025.10.08
20歳2025.10.07
牙歯痠弱(がしさんじゃく)とは