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中国では昔、「串鈴医(かんりんい)」と呼ばれる医者がおりました。
なんか、最近はこうやって「中国」という言葉を使うだけでも気を遣いますねえ。(苦笑)
政治の問題と、文化、学術、経済は別だ!というのはキレイごとで、ここまで情勢が緊迫してくると、どうしても一定の影響は受けてしまいますが、それでも意識としては、
「他国との関係がどんなに政治的に悪化しても、いいものはいい、ダメなものはダメと、冷静に判断し行動できる国民、人間」
でありたいものです。
まあともかく、この「串鈴医」というのは、「走方医」とも呼ばれ、いわゆる”流れの医者”のことです。
参考 「故宮博物院」サイト 参照
鈴を鳴らしながら民家の近くを通りがかり、出てきた人を治療する、さすらい者だそうです。
中国では、宮廷に仕えて、貴族やエライ人ばかりを治療する医者と、民衆を治療する医者と、2つの流れがあったようです。
この、民衆を治療する方の串鈴医は、もし治せなかったら袋だたきに遭う可能性があるため(苦笑)、かなり「即効性」を意識した鍼治療をやっていたようです。
串鈴医の治療内容が書かれた『串雅(かんが)』清代 趙学敏 著という書物には、太くて長い鍼で、狙い澄ました1、2本の治療だった、と書かれています。
ネットにあった『串雅内外篇』 ←簡体字ですが、読める専門家の方はどうぞ♪
鈴を鳴らしながら、町にフラッと現れて、一本鍼で病気を治す。
カッコイイじゃないか、串鈴医。
ちなみに、僕の好きな『奇経八脈考』という書物を書いた明代の名医、李時珍の祖父も串鈴医だったそうです。
李時珍は、祖父の影響を多分に受けて、
「エライ医者は奇経八脈のことをよく知らないけど、庶民の医者(自分の祖父)は奇経のことをよく知っている。」
という思いから、奇経八脈考を纏めたのではないかともいわれております。
・・・往診事業部のスタッフに、鈴持たせようかな。(笑)
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2012.05.17
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最近、以前から通院されている不妊症の患者さんが妊娠されたり、妊娠初期で、つわりの治療でお見えになっている患者さんがたくさんおられます。
とある、なかなか治らないつわりの患者さん・・・。
こちらの指示もちゃんと聞いてくれるし、キチッと時間通り、決めた頻度で治療に見えておられますが、治療すると楽にはなるものの、
1、2日経つと症状が戻ってしまいます。
非常に苦しそうであり、何とかしてあげたい。
・・・ちょっと専門的になるけど、つわりの中医学的な基本病理メカニズムは、衝脈気逆が関与して起こる、胃失和降が基本です。
「生理と病理の連続性」というものの感じられる症状の最たるもので、妊娠すれば、奇経八脈の任衝2脈が盛んになるワケだから、
気機が上逆傾向になるのは、生理的現象とも考えられる。
なので、患者さんに説明する際には、つわりは正常な人でもある程度は出ることがあるから、最小限度に抑えましょうネ、
という風にお話しさせていただくことが多い。
ただこの「最小限」が、食事が取れない、嘔吐が続いて全身虚脱、栄養不良状態になる、とまでなってくると、うまくない。
当然、胃気の上逆が心神を擾乱すれば不眠や精神不安定も呈してきます。
もともと、肺の病変を持っている人であれば、喘息様の発作や気逆咳なんかが出てくることもあります。
そこで、八綱弁証、臓腑弁証、空間弁証などを弁別、駆使し、胃気を中心とした気機の降逆から、止嘔に努めるワケだが、なかなか止まらないことがある・・・。
で、なぜだろう、なぜだろうと考えていたところ、手の少陽三焦経の左右差が目に付いた。
肝鬱気逆から手少陽の左右差が生じることはあっても、手少陽の左右差が肝鬱気逆を助長する、という観点が希薄だった。
・・・で、左手薬指、手の少陽三焦経上に光る愛の証、結婚指輪を容赦なく外させた。
そしたらすぐ治った。(爆)
指輪、ピアス、ネックレス、具合悪い時は外しましょうネ。(笑)
正常な気の流れを邪魔することがありまっせ。
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2012.04.29

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これまでのお話・・・
続きいきます!!
ここまでのお話で、経絡には12本のメインルート(正経十二経)があり、それぞれが順番に全身を循環し、体の上下左右前後内外、
六臓六腑と手足、頭も含めた、全身の気血のバランスをとってくれているよ、というお話をしました。
そして、それだけでは不十分で、さらに8つのサブルート(奇経八脈)で働きを補っている、という話もしました。
経絡には、気だけでなく、血も水も巡っているワケですが、中心は気血であり、中心のなかの中心が「気」である、というお話もしました。
ここで、興味深いことに、古典には、経絡の種類によって、この「気血」が流れる割合に違いがあるよ、という記載があります。
例えば、鍼治療の優れた方法の一つに、「刺絡(しらく)」といって、反応のある経穴に、三稜鍼(さんりょうしん)という太めの鍼を刺すことによって、
結果的に微量に出血することが多い、独特な伝統的治療法があるのですが、『黄帝内経』には、これをやっていい経絡と、やらない方がいい経絡があるよ、
という記載があります。
(専門家の間ではとっても有名な篇ですが、『黄帝内経素問』血気形志篇(24)です。)
その発想に基づけば、気が少ない経絡は、冷えや乾燥など、外からの邪気に入られやすいと考えられるし、気が多い経絡は、気が昂ぶって興奮状態になるような病が多く、
血が少ない経絡は、「刺絡」で血を出すような治療はあまり好ましくなく、反対に血が多い経絡は、太い鍼で深く打って、多少出血しても構わない、という考え方です。
こういう風に、「多血少気(たけつしょうき)」とか、「少気多血(しょうきたけつ)」という言い方で分類しております。
ですので、個人的には血気形志篇の記載を金科玉条視する必要もないように思いますが、ここはどうでしょうね?専門家の先生方。
血気形志篇によれば、各経絡における気血の多少は、「天の常数」なんだそうですが、ここは人によって、病によって個性あり、だと思うんですがねえ。。。
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2012.04.23
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昨日、4月22日(日)は、代々木オリンピックセンターにて行われた、(社)北辰会関東支部、代表特別講演に参加してきました!!
というか「奇経八脈総論~基礎編~」の講義もしてきました!!(笑)
今回、清明院のスタッフも何人も参加しておりますので、詳しい内容はスタッフブログに任せます。
・・・しかし今回、実は毎月、定例会前日に支部のヤル気のある先生達で清明院に集まって、勉強会をやっているんですが、
その後の飲み会が、なんか妙に楽しくて、気付いたら朝の4時でした・・・。(爆)
で、若干酒が残った状態&睡眠不足での講義となりましたが、かえって妙に饒舌だった面もあり、何とかなったかな、という感じです。(苦笑)
ちょっと不安だったので、終わった後色々な人にどうだったか聞いて回ったのですが、おおむね評判が良かったようで、安心しました。
あとはアンケートを待ちたいと思います。(反省)
奇経八脈に関しては、去年の5月に支部の臨床コースでやった時は、難しい内容が多くて、
「難しかったです。。」
とか、
「早口過ぎてよく分かんなかったです。。」
というご意見をいただいたのですが、今回はそういう難しい部分は大幅カットしましたので、まずまず伝わったんじゃないかな、と勝手に思っています。
そして今回、蓮風先生の講義は「鍼治療が奏功した非結核性好酸菌症の2症例」でした。
症例のあまりにもスゴイ内容に、会場はあっけにとられていたかもしれません。
こういった、重症の内臓疾患にも、鍼で対応できるんだ、という事実を、かなり初心者用にかみ砕いて説明しておられました。
そして公開臨床。
今回は時間の都合で3症例でしたが、わずか一本での、治療直後での劇的な変化は、いつもながら聴衆の心に響いたことと思います。
そして終わった後は懇親会でしたが、今回は珍しく自重しました。(苦笑)
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2012.04.15

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前回のお話・・・
では続きいきます!!
東洋医学をやる者にとって、「気」や「陰陽」や「五行」という知識、理解は必要不可欠なワケですが、特に我々鍼灸師にとっては、
この「経絡」、そして「経穴」というものに対する深い理解が求められます。
これは、僕らの独壇場(のハズ)です。
同じ東洋医学でも、気功の先生方よりも、漢方薬の先生方よりも、他の色々な東洋医学者よりも、詳しくなくちゃおかしい部分です。
僕ら鍼灸師は、まさにこの経絡、経穴というものを鍼灸で上手に操作することによって、あらゆる病に対応しているんですから。
〇
・・・前回述べたように、この「経絡」というものは、まさに人体における「気の通り道」です。
そしてそれには、メインのルートとサブのルートがあります。
(幹線道路とバイパスみたいなもんか)
ザックリいうと、メインルートが12通りあって、これは絶えず輪っかのように循環しており、サブルートが8通りあります。
細かく言えば、この12通りのメインルートの中には、1本のルートにつきそれぞれ4パターンの細かい流れがあり、実際は4×12=48パターンの極めて複雑なパターンで、全身を縦横無尽に巡っています。
それでも、それだけでは不十分で、それをさらに8つの特殊な通り道(バイパス的なもの)で補強、補完している、と、東洋医学では考えております。
この、メインルートのことを「正経十二経(せいけいじゅうにけい)」と呼び、サブルートのことを「奇経八脈(きけいはちみゃく)」と呼びます。
この、サブルートである「奇経八脈」が、来週日曜日、代々木で行われる(社)北辰会関東支部、代表特別講演にて私がお話させていただく内容です。
このテーマは、個人的に好きなところで、このブログにも何回か出てきています。
過去記事 「奇経八脈」やります!! 参照
「経絡」って何ですか?(その3) に続く
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2012.03.29

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今日は、(社)北辰会関東支部の勉強会を告知します。
私の所属する鍼灸医学の研究会、(社)北辰会の知名度、認知度は関東では業界内でもまだまだ低く、
「学校にも職場にも北辰会の先生がいないし、何となく名前だけは知ってるけど、正直よく分かんな~い。だから勉強会行くのも決められな~い。」
という方が非常に多いと思います。(苦笑)
北辰会の代表理事である藤本蓮風先生が、東京で年2回も講演されているということも、残念ながらあまり知られておりません。
・・・ということで今回、告知します!!
(一応今回、また僕も喋りますしね・・・。(笑))
来たる4月22日、代々木にあるオリンピックセンターにて、(社)北辰会関東支部主催、代表理事 藤本蓮風特別講演会&公開臨床が開催されます!!
・・・日本鍼灸界最高峰の技術と講義を、目の当たりにしてみませんか。
なおこの日は、北辰会方式をよく知らない方のために、午前中は尾崎支部長による講義
「北辰会方式の学び方&体表観察概論」
と、午後イチは私竹下から、
「奇経八脈総論~基礎編~」
を講義させていただきます。
どちらも、北辰会方式にとって外せない、重要で高度な内容ですが、北辰会方式の初心者にも十分配慮した内容になることと思います。
まあ春だし、気合入れていこうかな、と思っております。
お申し込みは4月8日まで、こちらのフォームからお申し込みできます!!
ご家族、ご友人をお誘い合わせの上、お急ぎあれ!!
〇
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2012.01.16
清明院では現在、スタッフを急募しております!!
ぜひ我々とともに、切磋琢磨しましょう!!詳細はこちら。
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昨日、2012年1月15日は、大阪にて行われた、(社)北辰会本部臨床コースに参加してきました!!
今回、都合により午後からの参加となりましたが、午後イチは代表理事である藤本蓮風先生による講義、
「奇経八脈の帯脈について~章門穴、帯脈穴の最新情報~」
でした。
奇経八脈については、去年の5月に、関東支部にて、私も講義させていただきました。
昔から、個人的に好きなテーマです。
奇経八脈そのものや、それに所属、関連する経穴は、実際に、僕自身の臨床でも、非常によく使う考え方だし、経穴であります。
今回は蓮風先生のとらえ方、考え方の一端を垣間見ることが出来て、非常に参考になりました。
やはり奇経の魅力は、「治る力を活かす」上で重要な色々なものをいっぺんに調整できる点だと思いますです。
もちろんそれなりのリスクもはらみますがネ・・・。
そのあとは北辰会の本部育成部長である藤本彰宣先生による症例発表、
「ミトコンドリア複合体Ⅳ欠損症」
という大変珍しい病気の、小児の症例でした。
この病名、僕は初めて聞いた病気なんですが、世界的にも珍しい病気なんだそうです。
しかしこういった病気が来ても、我々東洋医学の立場では、問診と、体表観察にて、弁証論治するのみであります!!
この症例でも、わずかな期間で、しっかりと症状を改善させておりました。
西洋医学の難病は、東洋医学では必ずしも難病とは限らない、ということですネ。
・・・一応、誤解されたくないので付け加えますが、当然、「治るか、治らないか。」には、その先生の技術力が大きく関わってきます。
看板に”東洋医学”と書いてあるから、どこに行っても同じかというと、それは違いますので、ご注意ください。
そして終わった後はお酒・・・。
終電で東京へ・・・。
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2011.05.23
昨日、5月22日の日曜日は、代々木オリンピックセンターで行われた、(社)北辰会関東支部定例会に参加してきました!!
今回はワタクシ、朝から2時間、講義させていただきました。
内容は、「奇経八脈総論」です。
本当は今年の3月にやる予定だった講義が、例の大震災で流れ、一時はお蔵入りになりかけたものの、ついにこのたび、日の目を見たワケであります!
前日の土曜日は、清明院自体が忙しかった上に、夜は関東支部の役員講師の先生方、役員講師候補の先生方で集まって、前日勉強会・・・。
そのあとちょこっと呑んで寝てからの、朝一講義だったので、朝から妙なハイテンション・・・。(笑)
2時間、ほとんど”テンション高め”に喋り通しでございました。
なんか、会場は節電対策中だからなのか、メチャクチャ暑く、窓を開けても風も入らず、ミストサウナの中で講義している感じで、
それがかえって僕のテンションを高める結果となりました。(笑)
悪条件は、かえって闘争本能を高めます。
好条件なら好条件で、それはそれで普通にテンション高いんです。
つまり、僕の場合、いずれにしてもテンションが高い、ということになります。(笑)
・・・まあ、この講義のテーマである「奇経八脈」というのは、大変内容が深く、まだまだしゃべり足りない感じもあるので、
どれぐらい皆様に伝わったか分かりませんが、まずはアンケートを楽しみにしたいと思います。
(・・・とか言って、まったく反響なかったりしてネ!(爆))
午後は実技指導、「胃の気の脈診(いのきのみゃくしん)」。
ここでも、臨床コースをひと班担当させていただきました。
大変真面目な受講生の先生方で、私も指導しやすかったです。
最後は村上佳絵先生による症例レポート「アトピー性皮膚炎」でした。
言わずと知れた難しい病に、色々苦心しながらも、非常に真面目に、一生懸命治療している様子がよく分かる症例で、
最終的にはキッチリ結果も出しておられて、素晴らしかったと思います。
そして終了後はやっぱり酒・・・。
先輩方や後輩に、午前中の講義の感想を聞けて、非常にためになりました。
そんなワケで放電&アルコール充電で、有意義な週末。(笑)
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2011.05.04

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これまでのお話・・・
「トポロジー(位相幾何学)」について
「トポロジー(位相幾何学)」について(その2)
「トポロジー(位相幾何学)」について(その3)
「トポロジー(位相幾何学)」について(その4)
「トポロジー(位相幾何学)」について(その5)
「トポロジー」という考え方は、非常におもしろくて、なおかつ東洋医学の考え方と似ている感じもあって、書いていたら長くなっちゃったんですが、
あまり突っ込んでいってもどんどん難しくなっていっちゃって手に負えなくなるんで(苦笑)、ここらで一旦まとめます。
またそのうち、「フラクタル」「メビウスのリング」「ホロニック」「クラインの壺」などという、トポロジーから派生する、興味深い概念について、もっと突っ込んで書いてみたいと思います。
・・・ここまでのお話の中で、「トポロジー」という考え方は、
一見関係ない2つの対象を、「同じもの」ととらえることが出来る。
ものの座標軸を自由に変えることが出来る。
未知のもの(例えば宇宙)の存在のありよう、本質を考えるのに有用
「ミクロ」と「マクロ」の関連性(調和)を考えるのに有用
という風に考えることが出来るように思えます。
東洋医学では、人体に12の主要な気のルート(経絡:けいらく)と、8の補助ルート(奇経:きけい)がある、と考えております。
それらが、「上下」「左右」「前後」の6つで分けられる、空間物体としての人体の中を縦横無尽に巡り、隅々まで「気」を行きわたらせ、平常状態を保っている、と考えられています。
ここでふと、なぜ主要ルートが12なのか、補助ルートが8なのか、という疑問がわきます。
古典には、主要ルート(十二正経)については、古代中国の主要な大河川が12あり、それを人体に重ねた、という説明があります。
(『黄帝内経霊枢』経水篇(12)です。)
補助ルート(奇経八脈)については説明はありませんが、「八」という数字自体が空間の広がり(八方向:東西南北+四隅)を示すことから、考えだされたのかもしれません。
これらの発想も、実にトポロジー的です。
大自然の姿を、そのまま人体に重ね合わせて、それを現実の臨床と突合しながら考究したんですね。
また、実際の治療においても、東洋医学では、「上の病を下で治す」とか、「右の病を左で治す」とか、「前の病を後ろで治す」という言葉(考え方)があります。
また、上下のアンバランスを治すために左右のアンバランスを調整する(その逆もしかり)、という考え方もあります。
こういう、座標軸の転換も、実にトポロジー的です。
・・・まあ、歴史的に考えたら、東洋医学がトポロジー的なのではなく、、トポロジーが東洋医学的なんですよね。(笑)
こういう考え方を、数千年前からすでに当たり前にやっていた、ということです。
その考え方に準じて治療をすると、単純に効くからです。
「陰陽論」というのは大変な知恵なんです。
最近の量子力学やら、宇宙物理学なんかの最新知見の内容に近いことが、実は東洋哲学の古典にはすでに書いてあったりすることがあるようです。
・・・こういうの、おもしろいですねえ。
人間の考えることなんていうのは、何千年経っても実はそんなに大きな進歩はないのかもしれませんね。
参考図書 『トポロジーの発想』川久保勝夫 講談社ブルーバックス
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2011.02.18

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・・・さて、五臓六腑シリーズを再開したいと思います。
最近、奇経八脈の勉強をやっているせいか、どんどんマニアックな知識が入ってきてしまい、このブログも話が逸れていってしまいそうになりますが、
やはりあくまでも「基本」が大事です!(笑)
「基本」あっての「応用」!
「基本」なくして「上達」なし!!
「一流の技」には「一流の基本」!!!
一生、そのスタンスを堅持していきたいと思っています。
コレは僕が北辰会で教わった、非常に大事なことの一つです。
ところで、一口に「基本」と言っても、色々あります。
理論の基本、技術の基本、仕事の基本、会話の基本、礼儀礼節の基本などなど・・・。
まあこのブログに書けるのは、せいぜい「理論の」基本ぐらいだけど、その方が一般の患者さんも理解しやすいし、僕自身の復習にもなるし、
東洋医学の普及啓蒙にもなるし、色々と都合がよいのです。
・・・さて、皆さんなじみの深い、というか、必ず聞いたことはあるであろうこの「膀胱」という内臓ですが、(膀胱炎とか膀胱癌とか・・・ネ。)
コレもやっぱり西洋医学と東洋医学では内容、概念が大きく異なります。
それについては、これから述べていくとして、まずはこないだまで書いていた、「腎の臓」との関係性を確認しておきたいと思います。
「腎」って何ですか?(その11) までの11話参照
東洋医学の言う「膀胱」というのは、「五臓六腑」の中の「腑」の一つです。
以前述べたように、「ある腑」には、それと最も関係の深い「臓」が存在します。
コレを一対で、「表裏する臓腑」とか、「表裏関係にある臓腑」と呼びます。
東洋医学言う「膀胱の腑」と表裏の関係にあるのは「腎の臓」であります。
そしてこの2つの臓腑は、「排尿」という重大な生理イベントに際して、大きく関わっております。
ここら辺は大枠としては西洋医学ともオーバーラップする考え方だと思います。
西洋医学では、血液中の不要な成分を腎臓が濾し取って、その老廃物を尿管を通じて膀胱に一時的に溜めて、ある一定の量がたまると、神経を介して「尿意」が生じ、
腹圧と括約筋の協調作用でもって、正常な「排尿」というイベントが起こる、と考えます。
尿が作られるプロセスには、東西の医学の認識には大きな違いがあります。
・・・この辺のことを、これから何回かに分けて書いていきます。
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2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2026.09.01
2026年 9月の診療日時2026.08.07
2026年7月の活動記録2026.08.01
2026年 8月の診療日時2026.07.16
これまでに竹下が世に出した症例2026.07.08
2026年6月の活動記録2026.07.04
2026年5月の活動記録2026.07.01
2026年 7月の診療日時2026.06.03
2026年 6月の診療日時2026.05.07
2026年4月の活動記録2026.05.02
2026年3月の活動記録2026.05.01
2026年 5月の診療日時2026.03.28
4.12(日)、講演やります!!2026.03.27
2026年 4月の診療日時2026.03.24
2026年2月の活動記録2026.02.27
2026年 3月の診療日時2026.02.18
2026年1月の活動記録2026.02.01
2026年 2月の診療日時2026.01.29
2025年12月の活動記録2026.01.06
2026年 1月の診療日時2026.01.01
2026「丙午」謹賀鍼年!!!2025.12.30
年内診療終了!!2025.12.12
患者さんの声(睡眠障害、その他不定愁訴)2025.12.05
2025年11月の活動記録2025.12.01
2025年 12月の診療日時2025.11.22
患者さんの声(15年以上メンテナンスで継続通院)2025.11.20
11.22(土)、25(火)、通常通り診療やります!!2025.11.19
2025年10月の活動記録2025.10.29
2025年 11月の診療日時2025.10.15
2025年9月の活動記録2025.10.10
清明院16周年!!!2025.10.01
2025年 10月の診療日時2025.09.20
2025年8月の活動記録2025.09.01
2025年 9月の診療日時2025.08.15
2025年7月の活動記録2025.08.01
2025年 8月の診療日時2025.07.04
2025年6月の活動記録2025.07.01
2025年 7月の診療日時2025.06.26
2025年5月の活動記録2025.06.01
2025年 6月の診療日時2025.05.10
2025年4月の活動記録2025.05.01
2025年 5月の診療日時2025.04.04
2025年3月の活動記録2025.04.01
2025年 4月の診療日時2025.03.13
2025年2月の活動記録2025.03.01
2025年 3月の診療日時2025.02.06
2025年1月の活動記録2025.02.01
2025年 2月の診療日時2025.01.21
順天堂東医研、第6回公開シンポジウム「総合診療と東洋医学」2025.01.10
2024年12月の活動記録2025.01.02
2025年 1月の診療日時