東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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最近の症例 ⑤ 慢性扁桃炎、咳

2017.10.21

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こないだ、何となく書き始めたシリーズ。

 

最近の症例 ① 抗がん剤治療後に発症した諸症状

最近の症例 ② 男児のネフローゼ

最近の症例 ③ 生まれつきのアトピー

最近の症例 ④ 好酸球性肺炎     参照

 

 

せっかくなんで、もう少し紹介しましょう。

 

 

患者 30代 男性

 

主訴 慢性扁桃炎による痰、咳、咽喉の異物感

 

随伴症状 咽喉の渇き、めまい

 

現病歴 清明院初診の3年前より発症。病院、漢方、鍼灸と、色々試したが良くならない。

 

(何か治療をすると、症状少し落ち着くが、完全には改善しない状況。ピーク時を比較すれば症状の強さは半分以下の状況)

 

既往歴 突発性難聴 慢性鼻炎

 

弁証 肺胃不和 湿痰 

 

配穴 明らかにしない

 

経過 初診後、咳、痰が改善。

 

遠方であり、多忙でもあることから、漢方の先生の力を借りる。

 

(処方名は明らかにしない)

 

現在、経過良好。ほとんど崩れなくなっている。

 

 

他の治療院の鍼灸や漢方でダメでも、清明院のやり方考え方でならうまくいく症例、というのがある。

 

 

 

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最近の症例 ④ 好酸球性肺炎

2017.10.16

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さて、続きいきましょうか。

 

 

患者 30代 女性

 

主訴 好酸球性肺炎による咳、呼吸苦

 

現病歴 清明院初診の約4カ月前に、咳、呼吸苦、発熱39度、倦怠感強く、マイコプラズマ肺炎と診断。

 

病院での処置により、症状少し落ち着くも、完全には改善しない。

 

(ピーク時の半分以上は症状が残っているとのこと)

 

既往歴 気管支喘息、顎関節症、マイコプラズマ肺炎

 

弁証 肝気犯肺

 

配穴 明らかにしない

 

経過 初診後、咳、呼吸苦が劇的に改善。

 

仕事も楽なものに変え、良化傾向(主訴VAS10→2)であるが、完全には改善しない状況であり、血液像の改善、減薬(初診時の3分の1)も出来ているものの、廃薬までには至っていない。

 

やや遠方であり、2週間に一回程度しか治療に来れないのも痛いところだが、今後、廃薬、完全緩解まで持っていけるように、継続加療したい。

 

 

・・・とまあ、ザックリと4症例ほど紹介させていただきましたけど、いかがでしょ?

 

 

これが清明院の日々。

 

 

僕の全活動の源泉。

 

 

 

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最近の症例 ③ 生まれつきのアトピー

2017.10.15

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さて、またいきましょう。

 

 

今回は漢方家とのコラボ症例です。

 

 

患者 50代 女性

 

主訴 生来のアトピー性皮膚炎による皮膚の痒み

 

現病歴 これまで、鍼灸、漢方など、ありとあらゆる治療を受けてきたが、決定的な効果は得られなかった。

 

既往歴 右乳癌(早期発見、部分切除OPE、抗がん剤、放射線にて治療)

 

弁証 心肝気鬱>腎気虚、肝血虚

 

配穴 明らかにしない

 

経過 初診治療後、少しだるさが出る。

 

2診目の治療後、少しく痒みが増悪。

 

しかし、体表所見は総じて改善傾向。

 

患者宅が遠方であり、経済的にも余裕がないことから、清明院が提携している漢方家の先生への受診を勧める。

 

それから2か月後、3診目に見えた時、症状、所見がが半分近く改善していた。

 

漢方の力に脱帽。

 

ただし、紹介先での処方も、あえて明らかにしない。

 

今後も、漢方主、鍼灸従で、治療を進める予定。

 

 

色々、分かっている先生とコラボするのは非常に楽しい。(゚∀゚)

 

 

 

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最近の症例 ② 男児のネフローゼ

2017.10.14

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さて、またいきましょう。

 

 

患者 9歳 男児

 

主訴 ネフローゼに伴う諸症状(特に易疲労)

 

現病歴 6歳の頃、大変にショックなことがあった頃発症。

 

既往歴 ネフローゼ以外特にないが、悪化傾向

 

弁証 肝鬱気滞≧腎気虚

 

配穴 あえて明らかにしない

 

経過 初診治療後、「気持ちが楽になった」と訴える。

 

なお、毫鍼での治療を怖がったため、古代鍼、鍉鍼にて治療を進める。

 

現在7診目。

 

ステロイド減薬中のムーンフェイス等、様々な症状が改善している。

 

 

 

今後が楽しみな症例の一つ。

 

 

 

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最近の症例 ① 抗がん剤治療後に発症した諸症状

2017.10.13

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まあ最近の症例でも。

 

 

まあ、普段こんなんやってます、って感じで、チャチャっとライトに、何例か紹介します。(*‘∀‘)

 

 

患者 60代 女性 

 

主訴 足の痺れ

 

既往歴 卵巣癌

 

現病歴 卵巣癌の手術後、抗がん剤治療中に主訴発症。抗がん剤治療終了後も改善せず、徐々に悪化。症状は今が一番強い。

 

弁証 心腎不交 気滞血瘀

 

配穴 あえて明らかにしない

 

経過 初診治療後、主訴が劇的に改善。現在6診ほど加療したが、随伴症状であった、浅眠、高血圧も改善。

 

医師に相談し、睡眠薬、降圧剤の減薬を検討するとのこと。

 

 

 

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「中医学の教科書はなぜ湯液偏重なのか?」

2017.10.05

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昨日、東洋鍼灸専門学校にて

 

「中医学ってなあに?」

 

というテーマで、再び朝から喋り倒してきました。(笑)

 

 

たまに勘違いされているようですが、北辰会は中医学を理論と用語のベースにしている訳なのであって、中医学の言うことを100ゼロで鵜呑みにしているわけではありません。

 

 

だから、北辰会のことを単に

 

「中医学派」

 

と言ってしまうのは、ちょっとおかしな理解です。

 

(実際にそう言われることもしばしばありますが。。。(苦笑))

 

 

むしろ、北辰会はある意味、中医学に対して非常に批判的でもあり、日本の鍼灸臨床家にとって、中医学では足らない部分や不十分な部分を、

 

絶え間ない臨床実践と、日本固有の伝統鍼灸学の研究の中から発掘、補足していこう、という立場であります。

 

(まあ、言わば中医学を良き叩き台として、活用させていただいているわけです。)

 

 

我々鍼灸師から見た中医学の問題点の中には、

 

「中医学が湯液偏重でまとめられているのではないか」

 

というのがあります。

 

 

ここで、今回学生さんから

 

「なぜ中医学は湯液偏重でまとめられているんですか?」

 

という質問が出ました。

 

 

もちろん、

 

「中医鍼灸学」

 

も存在しますが、中医学の基礎的な教科書を見ると、弁証名の後には、それに見合った「方剤」が載っています。

 

 

配穴や刺鍼手技は載っておらず、全体として、鍼灸の話はあまり出てきません。

 

 

鍼灸家からすれば、

 

「何で経穴や刺法を載せねえんだよ!同じ東洋医学じゃねえか!!」

 

と思ってしまうところですが、これはどうなんでしょう。

 

 

「何で中医学の教科書は湯液偏重なのか」

 

という疑問について、中医学を編纂した中国の中心メンバーの誰かからの、明確な言質を得ているわけではありませんが、やっぱり鍼灸よりも湯液の方が

 

「中医師の有資格者の量産」

 

という意味では、相対的に教育しやすかったからじゃないんですかねえ・・・?

 

 

鍼灸の方が技術的要素が強く、いちいち

 

「手から手へ」

 

の個別指導が必要になり、教育に時間がかかる上に、鍼灸家によってやり方が千差万別であり、教科書にしにくかったんじゃないでしょうか・・・?

 

 

でも、そんなこと言ったら、湯液だって本来の一味一味の生薬の加減なんかは、まさに職人芸であり、個別指導でないと難しい気もします。

 

 

中医学(TCM)を全世界に広める、中医師を量産する、つまり、大学の中医学部での「マス教育」や、資格制度に馴染ませる、というところで、

 

鍼灸は脇役になっていったんでしょうかね。。。

 

 

この辺、どうなんでしょうね。

 

 

・・・誰か知ってますか??

 

 

 

ハッキリしなかったら、今度兵頭先生にでも聞いてみようかな☆(*‘∀‘)

 

 

 

 

 

 

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「患者さんの導き方」

2017.09.25

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来年頭の話になりますが、(一社)北辰会関東支部の冬季研修会「順雪会」での、藤本蓮風先生の講演テーマが決まりました!!

 

 

タイトルはなんと「患者さんの導き方」!!

 

 

・・・うーん、なかなか深いタイトルじゃないでしょうか。

 

 

普段、藤本漢祥院を研修に行っていて、当然ながら色々な学びがあるのですが、その中でも大きなものの一つがこれです。

 

 

患者さんというのは、時に間違った行動をとることがあります。

 

 

また、そもそも病気になったこと自体が、その患者さんが何か間違った行動をとった結果だったりします。

 

 

場合によっては医療者はそれを上手に気づかせ、「良い方向に」導いていかないといけません。

 

 

病人でなく病気を診て、ただ弁証して、鍼灸で補瀉をする、これだけでも患者さんの体に「良い変化」は起こりますが、不十分です。

 

 

場合によっては患者さんの内面にまで踏み込んで、上手に導かないといけない場合があります。

 

 

またそれが、上手いんだよね、蓮風先生は。( ゚Д゚)

 

 

・・・ちょっとこれはー、蓮風先生にしか話せない内容になると思います。

 

 

また諸々、詳しく決まってきたら告知します☆

 

 

必聴の講義になると思います。

 

 

 

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年末12.17(日)東京衛生学園にて北辰会特別講演!

2017.09.24

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二十四節気では秋分に入り、早いもので、もう秋ですな。(*’ω’*)

 

 

今年の年末は、例年通り東京衛生学園にて、毎年恒例の特別講演が行われます。

 

 

今年は藤本新風副代表による講演と実技

 

「体表の声を聴く~体表観察上達のコツ~」

 

です。

 

 

他は尾崎支部長から

 

「北辰会方式の舌診学」

 

と、私から

 

「北辰会方式と中医学の違い」

 

の三本立てで講義させていただきます!!

 

(因みに蓮風先生のサプライズ参加もあるかもしれません。。。)

 

 

いずれにせよ、ゴリゴリの弁証論治派で、理論的で細かい人たち、と思われがちな北辰会ですが、それは片輪の話。

 

 

もう片輪は「妥協なき体表観察」です。

 

 

それで両輪の輪です☆

 

 

聞き逃せませんよ~~(゚∀゚)

 

 

申し込みが始まったら、再び告知します!!

 

 

 

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論文のお作法

2017.09.03

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今回、症例を発表するにあたって、色々なことが分かった。

 

 

まずは、公的なガイドラインを遵守した方がいい、ということ。

 

 

症例報告には、「CARE」というガイドラインがあって、こういうものがきちんと遵守されていないのが伝統医学の症例報告の現状であり、

 

それではなかなか説得力に繋がらないという現実があるようです。

 

 

どうせ出すなら、説得力、価値を最大化した方がいい。

 

 

また、症例の集合体である症例集積においても、一定のガイドラインが存在し、それに準拠した形でないと、やはり説得力やインパクトは低くなる。

 

 

僕ら鍼灸臨床家からすれば、どんな症状が来ようが、いつも通り粛々と弁証論治するだけなのであり、その中で、西洋医学的には難病と言われているものが治ったり、

 

良性の変化を示したりすることは、大して珍しいことではないのですが、その事実を公に言おうと思うと、越えなければいけないハードルがかなりあるようです。(苦笑)

 

 

そこで、どうするか。

 

 

それをせずに、ネット上のみで吠え続ける?

 

 

隠遁趣味気取る??

 

 

ハードル超えるのがめんどくさいからやらない?

 

 

そんな時間ない、と言い訳する??

 

 

そんな余裕ない?

 

 

そんな能力ない?

 

 

仕方なくやる??

 

 

あるいは誰かにやらせる??

 

 

世に認めさせる方法は色々あるけど、どれを取るかはその人次第。

 

 

ただ、最もオーソドックスに公的に認めてもらおうと思ったら、それなりのハードルを越えないといけない。

 

 

みんな見てる。

 

 

・・・さあ、そこでどうするか。

 

 

色々問われるね。(苦笑)

 

 

 

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(一社)北辰会エキスパートコース大阪会場

2017.03.14

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3.12の日曜日は、大阪で行われた(一社)北辰会エキスパートコースに参加してきました!!

 

 

今回、午前中は応用実技。

 

 

関西なのに、尾崎真哉関東支部長と、あーでもないこーでもないとやりました。(苦笑)

 

 

午後は藤本蓮風先生による症例発表

 

「間質性肺炎」。

 

 

蓮風先生による、この病名の患者の症例は3例目です。

 

 

間質性肺炎といったら、相当ヤバい病気です。

 

間質性肺炎とは 参照

 

 

でも、非常に綺麗に治っていましたね。

 

(西洋医学的な数値や画像も付いております。)

 

 

まあ、正しく弁証して、間違いない刺鍼技術で治療を進めれば、そういうことが起こります。

 

 

だから、どんな難病であっても、諦めずに、伝統に基づいた鍼灸治療をやる価値があるんじゃないでしょうかと、

 

北辰会はいつも訴えております。

 

 

最後は各務祐樹先生による症例発表

 

「アルコール依存症と咽頭がん」。

 

 

これまた難病、重症です。

 

 

各務先生は、藤本蓮風先生の鍼灸院である藤本漢祥院の内弟子でした。

 

 

最近、芦屋で「鍼風堂」という鍼灸を開業し、超頑張っている若手です。

 

 

まあなかなか、30そこそこの年(まだ20代だっけな)で、あんな難しい症例を、ああやってまとめて、効果も挙げて、

 

なんてことをやっている鍼灸師、そうそう居ないと思いますね。

 

 

今後、バンバン治して、それを発表して、世に問うて、活躍してほしいと思いますネ。(゚∀゚)

 

 

そして今回も、終わった後は酒。

 

 

妙にアツかったです。(*‘∀‘)

 

 

 

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