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(社)北辰会関東支部7月定例会

2011.07.25

昨日、7月24日(日)は、高田馬場にある、日本医学柔整鍼灸専門学校で行われた、(社)北辰会関東支部、定例勉強会に参加してきました!!


今回は午前中の臨床コースは、金子太先生による臨床各論

「発熱」、

基礎コースは山梨の渡邊久子先生による

臓腑経絡学「心・小腸」



午後は

実技練習「背候診」

のあと、竹山悠樹先生による

症例レポート「ネフローゼによる浮腫」

という、盛りだくさんの内容でした。


僕は午前中は臨床コースの方に出ておりましたが、「発熱」という疾患は、歴史的には東洋医学が当たり前のように診て、治してきた疾患でありながら、


現代日本では「鍼灸禁忌症」、「不適応症状」とすら言われている、いわくつきの内容を、金子先生がスライドで綺麗にまとめて下さり、


非常にためになる講義だったと思います。


背候診実技では、僕も臨床コースをひと班担当させていただきましたが、今回はちょっと受講生のレベルにバラつきを感じましたが、


皆さん総じてヤル気のある方ばかりで、僕自身非常に勉強になりました。


症例レポートは、ネフローゼ(腎臓病)という難しい病気による浮腫(ムクミ)を、わずか4回の治療で劇的に改善させた、素晴らしい症例でした。


・・・しかし、いくら難しい病気が短期間で治ったからと言って、それだけをもって「良し」としないのが北辰会です。


当然のことながら、「医学」には「論理」と「体系」が必要不可欠です。


治った症例、治らなかった症例が、キチッと論理的に整合性が付くように説明が出来るかどうか、ということを非常に重要視します。


「やった、治った」では、北辰会の症例にはならない、という言葉は、昔から蓮風先生がおっしゃっていることです。


その意味で、解説の大八木敏弘先生からは、竹山先生に対して厳しい御指摘もありました。


・・・まあ我々はこのようにして、患者さんの見ていないところで努力し、先輩に怒られ、恥をかきながら、さらにさらに上を目指していくのです。


でも終了後はみんなで仲良くお酒・・・。(笑)


今回は、大八木先生を囲んで、関東支部の発足当時からのメンバーのベテランの先生方も参加して下さり、


いつもの飲み会とは一味違う、貴重な話もうかがうことが出来ました。


まあこんな風にして、よりよい治療を目指しているワケであります。



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この記事に関するコメント

“(社)北辰会関東支部7月定例会” への2件のフィードバック

  1. Qちゃん より:

    いつも楽しくブログ拝見させていただいています 北辰会では、日々患者さんのために学術を磨いていらっしゃることがよく分かります。素晴らしいことですね。一つ質問があります。 睡眠薬で眠っている状態で鍼治療をすることは可能ですか? もししたとして、治療効果は期待出来るものなのでしょうか??

  2. いんちょう より:

    Qちゃんさん
    > 睡眠薬で眠っている状態で鍼治療をすることは可能ですか? もししたとして、治療効果は期待出来るものなのでしょうか??
    やったことがありませんので分かりませんが、おそらく出来るとは思います。効果が出るかどうかについても、なにぶんやったことがないもので、ちょっと分かりかねます。お力になれず申し訳ありません・・・。

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