東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「翳す」意味 ⑤

2017.09.29

P9110058

 

 

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これまでのお話

 

「翳す」意味 ①

「翳す」意味 ②

「翳す」意味 ③

「翳す」意味 ④   参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

◆「翳」の漢字の起原

 

 

ここまで、藤堂明保、諸橋徹次、白川静という、日本漢字学の有名選手たちの見解を紹介してきました。

 

 

今日は加藤常賢先生『漢字の起原』です。

 

 

ここには「殹(エイ)」の起原として、地名か族名であるが、ハッキリしない、とあります。

 

 

そして、さらに分解して

 

「医」については「矢を蔵する器のこと」

 

とあり、

 

「殳(しゅ)」については「ホコ(木+殳)をもって人を撃つ意」

 

とあります。

 

 

さらに

 

「羽(ウ)」「鳥の羽であり、覆うという意味」

 

とあります。

 

 

そして

 

「翳」について、「兵を蔽う所以なり」

 

という、韋昭(三国時代の儒学者)の注を紹介しています。

 

 

・・・まあここまでの字義解釈と合わせて、鍼灸臨床家としての個人的な推測も含めてまとめれば、まず「翳」には字義としては、

 

「武器を使って兵隊を守る」

 

「隠す、蔽う」

 

「呪術的行為」

 

というような意味があるのでしょう。

 

 

そして、「翳(エイ)」「影(エイ)」で代用できることから考えると、

 

「かざす、おおうことによって影ができる。」

 

という意味を持ち、これを「翳す鍼の実践者」として拡大解釈すれば

 

「空間と生体との間に陰陽の境界を設定し直すことで、結果的に生体を守る」

 

という意味があるんじゃないかと愚考しています。

 

 

ゆえに「翳す鍼」というのは、臨床上、独特の大きな気の動き生む場合があるのではないか、と「妄想」します。(笑)

 

 

ゆえに

 

「翳す鍼は衛気を動かしている」

 

というこれまでの説明は、少し言葉足らずというか、「翳す」意味を矮小化してしまっているのかもしれません。

 

 

 

続く

 

 

 

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