東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「過緊張」が自覚できないのはなぜか

2011.06.20

毎日、患者さんを診ていると、たまに聞く言葉。


治療の後、僕が、


「今回の症状が出たのは、余分な緊張が強くなってたからだと思います。」


と声をかけると、


「??・・・その自覚はないんだけどなあ・・・。」


と、患者さん。








こういう人の肩を触ると、まるで皮膚のすぐ下に骨でもあるかのようにカチカチ。


・・・ここで、なぜ、余分な緊張をしてしまっている自分を、自覚できないのか。


自覚できれば、症状に悩まされる前に、前もって緊張を加減することが出来るはず。


何か自分で対策を打てるはず。


自覚できないから、”いよいよ”行くところまで行ってしまうまで分からない、ということになる。


今後の人生を長いスパンで考えた時、これは由々しき問題だ。





・・・さて、なぜこういう現象が起こるのか。


これには、東洋医学の言う「心の臓」や「肝の臓」が大きく関わることが多い。


人間が持つあらゆる感覚、感情、の認知の中枢は、「心の臓」にある、と東洋医学は説く。


「心」って何ですか?(その7) 参照


また、外的なストレス刺激に対して、適切に反応を示すのは、「肝の臓」がつかさどる、とも説く。


「肝」って何ですか?(その10) 参照


一つには、この2つの臓、とりわけ、中枢中の中枢である「心の臓」に異常が起こると、


「余分な緊張を自覚できない」


という現象が起こる。



こうなると、患者さんにしてみれば、自覚できていないことを指摘されるので、


「??」


となってしまう場合がある。

 



しかし、治療が進み、「心の臓」が安定してくると、


「ああ、自分はなんて余分な力が入っていたんだろう。」


と気が付くことがある。

 



ここ、重要なポイント。

 



こうなれば、こっち(治療者)のもん。

 



「してやったり」です。(笑)

 



真面目で勤勉な日本人・・・。

 



余分な緊張がない方が、かえってパフォーマンスが上がる、ということを、「カラダ」でも「アタマ」でも、しっかりと理解した方がいいように思います。

 



鍼は、時間をかけてでも、それを気付かせることが出来る、スゴイ道具です。

 




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