東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

奇恒之腑について 2

2016.01.30

_20201025_204732

 

 

 

**********************************************************************************************
       にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
   ↑↑↑        ↑↑↑
この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>



クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

前回のお話

 

奇恒之腑について 1 参照

 

 

 

では続きいきます!!

 

 

奇恒之腑というのは、6つあります。

 

つまり、

 

「骨・髄・脳・脈・胆・女子胞」

 

の6つです。

 

 

この6つに、”奇恒之腑”なる名前を与えたのは、『黄帝内経』です。

 

(『素問』五蔵別論(11)です。)

 

 

五蔵別論には、

 

「この6つは、地の陰気を受けた存在であり、腑のクセに何かをため込んでやがる存在」

 

ということになっています。(意訳by竹下)

 

 

五蔵別論には、臓と腑の定義を比較して、

 

「臓は大事なものをため込んで洩らさない存在、腑は洩らしてため込まない存在」

 

ということになっています。

 

(これは超有名です。)

 

 

そう考えると、奇恒之腑というのは、腑のクセに、何かをため込んでやがるという、変わったやつな訳です。

 

 

だから、変わった存在、ということで、奇妙の”奇”の字があてられています。

 

 

この中の、「胆」については、以前書きました。

 

「胆」って何ですか?(その12) 参照

 

「脳」についても、以前書いています。

 

脳卒中と鍼灸 その7

精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 10 参照

 

 

ですので、ここでは、それ以外の4つについて語っていこうと思います。

 

 

まずは「骨」から。

 

 

◆東洋医学における「骨」とは。

 

 

東洋医学も、当然、人間の体には「骨」という、建物で言えば柱のようなものがあるということは、2500年前の『黄帝内経』の時代から、すでに認識していました。

 

 

『黄帝内経』の本文中から、「骨」という文字を検索すると無数に出てきます。

 

 

しかし、素問81篇、霊枢81篇の、「篇名」自体の中に”骨”とはいっているのは

 

霊枢:骨度篇(14)と素問:骨空論(60)

 

のみです。

 

 

骨度篇の方は、骨の長さから、経脈の長さを論じた篇です。

 

 

骨空論の方は、経穴が骨と骨の間の空間(骨空)に存在することを説いた篇です。

 

 

このように、「骨」というのは、他の組織に比べて動きが少ないため、人体における位置や長さを考える時の”基準”として考えるのに便利だったんだろうと思います。

 

 

また、何度も出てきますが『素問』五蔵生成論(10)には、

 

「腎の合は骨なり」

 

とあり、『素問』陰陽応象大論(5)には、

 

「腎は骨髄を生ず」

 

とあり、『霊枢』経脈篇(10)には、

 

「骨は幹たり」

 

とあります。

 

 

これらから分かるのは、骨と腎の臓との関わりの深さ、また、骨は体を支える柱である、ということです。

 

「腎」って何ですか?(その11)

 

 

また、「歯」について、東洋医学では

 

「歯は骨余(骨の余り)」

 

と説きます。

 

 

歯についても、以前書きました。

 

歯科と東洋医学 参照

 

 

これらのことから、東洋医学的には、「腎の臓」が弱ると、骨や歯がもろくなり、逆に骨折などで骨を傷めると、腎の臓にキツイ負荷がかかる、と言えると思います。

 

 

 

続く

 

 

 

 読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

 



   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

清明院オフィシャルサイト

 


清明院スタッフブログ『清明なる日々』

 

 

 

 

関連記事: 奇恒之腑

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です



:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

 RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿