東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「胆」って何ですか?(その12)

2013.02.27

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これまでのお話・・・

 

「肝」って何ですか?(その13)

「胆(たん)」って何ですか??(その1)

「胆」って何ですか?(その2)

「胆」って何ですか?(その3)

「胆」って何ですか?(その4)

「胆」って何ですか?(その5)

「胆」って何ですか?(その6)

「胆」って何ですか?(その7)

「胆」って何ですか?(その8)

「胆」って何ですか?(その9)

「胆」って何ですか?(その10)

「胆」って何ですか?(その11)

「胆」って何ですか?(その12)

 


では、続きいきます!!



◆なんで「胆」が決断をつかさどるのか。



僕的には、こういう疑問を自分からもちだして、自分で調べながら色々と考えられるようになって、実践と照らし合わせられるようになって初めて、

 

東洋医学が本当の意味で楽しくなってくるんじゃないかと思っています。




「胆=決断」なんてことを、一個一個全て機械的に暗記したって、つまらないし、臨床ではあまり役に立ちません。

 

 

僕らは、知識をひけらかすために東洋医学やってるんじゃないです。

 

 

より人体や病を東洋医学的に深く理解し、自分の治療に役立てるためにやっているんです。

 


東洋医学では、

「この臓腑にはこういう働きがあって云々・・・。」

という記載が山のように出てきます。

 



頭がいい人は、こういうのをキチーッと暗記します。

 



・・・で、

”ところでそれって、なんで?”

と問われると、まったく、自分の考え(解釈)を持っていないことがあります。(苦笑)

 


これでは、あまりよろしくないと思います。

 



せっかくの記憶力が、もったいなくないですか?

 



だから僕は、僕なりの稚拙な考えであっても、「定義に対する疑問」をなるべく持って、それを自分なりに解決していこうと思っています。

 

で、もし頭を打ったら、それを先輩にぶつけてみりゃあいい。

 



前置きが長くなったけど(苦笑)、僕的には、「胆の腑」”決断”に関わる理由は、いくつかの理由が重層的に関与していると思っています。

 


まず前回、人間の精神面、”思考や感情”は主に五臓が主っている、というお話をしました。

 


そして、それの大元締めが「心の臓」であると。

 



「経験=記憶」からくるイメージをフル活用して、一生懸命「思考」し、頭の中で「作戦会議」した結果、最終的な決断を下すのが「胆の腑」の力だ、という理論が立つのは、いったいどういうワケか。

 



ここで、「心の臓」「胆の腑」には、実はただならぬ関係性があります。

 



それは、「子午陰陽(しごいんよう)関係」といって、時間帯によって、どの臓腑に関する経絡の気が盛んになるか、という考え方における「心」「胆」の陰陽関係です。

 



「子午陰陽」については、以前、チョコッと書きました。

夜のみ出る症状 参照

(そのうち、もっと詳しく書こうと思っていますが。。。(苦笑))

 


この考え方においては、
心の経絡の気の流れが盛んな時は、胆の経絡の気の流れは相対的に弱くなる、その逆も然り、という陰陽関係が提示されています。

 



このように、心と胆は生理的に「経絡の気の量」という側面で、バランスをとっています。

 



だから機能的にも、「感覚、記憶、思考」の代表取締役の心と、「最終決断」の胆とで、バランスをとっている面がある、と、僕は考えています。

 



「思考」「決断」も、ある意味陰陽です。

 



また、もう一点、何かを決定するにあたって「作戦会議(というか立案する)」をするのは、将軍に例えられる「肝の臓」でした。

「肝」って何ですか?(その9) 参照

 



「肝の臓」「胆の腑」は漫才コンビですから、「決断」に関わることで、「肝の臓」将軍の「作戦会議」の働きを補完している、という面もあると思います。

 



まあそれ以外にも、あまり複雑になるから細かくは書かないけれども、実は「胆の腑」「脾の臓」とか「腎の臓」との関連なんかもあったりして、

非常に複雑に、かつ密接に、他の臓腑と関わって、「決断をつかさどる」という、”腑”としては極めて特殊な機能が付与されているのだと思います。

 



もーちょい続く。

 




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