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こんばんは。齋藤です。
昨夜は久しぶりの大雨でしたね。
前回の続きです。
前回の話はコチラ。
目を通じて得られた情報を、心神が情報処理を行っており、情報を得る目の機能を保っているのは血で、心神を正常に保っているのも血で、これらが正常に働き、人間の神志が正常であれば、迅速かつ正確に視力が現れて、外部の客観的世界の映像が反映されます。
もし、心神が何らかの原因で失調した場合、視覚の伝達作用は発揮できなくなり、色々な視覚の症状として出てきます。
『霊枢・大惑論』に、「目は五臓六腑の精なり、営衛魂魄の常に営する所なり、神気の生ずる所なり」、「目は心の使いなり、心は神の舎(やど)なり、故に神わかれ精乱れて転ぜず」、「心喜むところ有り、神悪むところ有り、卒然と相感ずればすなわち精気乱れ、視誤る故に惑う、神移りてすなわち復す」など、視覚と心神との密接な関係性についての記載があります。
また、中医眼科学では、「五輪学説」「八廓学説」などが生まれています。
どちらも目の局部を五臓、または五臓六腑と結びつける理論です。
例えば、五輪学説では白目は肺に属すと考え、白目に問題がある眼病は、肺から治療するという考え方です。
しかし、あまりにも局所的な考えの為、現在ではあまり運用はされておらず、全身の一部として、局部の状態を診ていくことが主流の様です。
明代に書かれた『審視揺籃』という中医眼科の本があります。
現在では『眼科大全』という別名が与えられているほど、内容的に優れていると評価されています。
そこには、目が健康で、正常な視覚を保つためには、肝気・肝血の他、腎火・胆火・心火、また脾の昇清作用など、様々なものを必要としていることが記載されています。
心と視覚、肝と目の関係性が深いことは確かですが、肝=目の様に端的に考えるのではなく、色々と問診など重ね四診合参したうえで、何が原因で、視覚に異常が出ているのかを、明確にしていかなければならないと思います。
参考文献
『現代語訳 黄帝内経素問 上・中・下巻』 編著:南京中医薬大学 監訳:石田秀実、白杉悦雄 訳:白杉悦雄、松木きか、島田隆司、勝田正泰、藤山和子、前田繁樹 (東洋学術出版社)
『現代語訳 黄帝内経霊枢 上・下巻』 編著:南京中医薬大学 監訳:石田秀実、白杉悦雄 訳:白杉悦雄、松木きか、島田隆司、勝田正泰、藤山和子、前田繁樹 (東洋学術出版社)
『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)
『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)
『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)
『中医心理学』 主編:王米渠、王克勤、朱文鋒、張六通 監修:磯島正、高口眞一郎 翻訳:小野正弘、松永樹浩 (たにぐち書店)
『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信弘(東洋学術出版)
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