お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2021.12.08
清明院では現在、求人募集しております。
募集内容の詳細はこちら。
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
こんばんは。齋藤です。
寒くなってきましたね。
風が本当に冷たくなってきました。
風邪を引かないように、しっかりと防寒してくださいね。
前回の続きです。
前回の話はコチラ。
今回は、東洋医学的に、聴覚のメカニズムを説明していきます。
まず、耳に関わる主な臓腑は、腎・心・肝・脾と考えられています。
また、手陽明絡脈、足陽明経脈、足陽明経筋、手太陽経筋、足太陽経筋、手厥陰経別、手少陽経筋、足少陽経脈、足少陽経筋など、色々な経絡や経筋が耳に関わっています。
西洋医学と同様、耳で音を感受するのですが、東洋医学を少なからず勉強していると、耳というと腎とすぐ出てくると思います。
『霊枢・五閲五使篇』では「耳は腎の官なり」、『素問・陰陽応象大論篇』では「腎は耳を主る」と、腎と耳との関係性の深さを説明しています。
また、『霊枢・本神篇』では「腎は精を主る」、『霊枢・決気篇』では「精を脱するものは耳聾となる」、『霊枢・邪気臓腑病形篇』では、「血気はみな面に上り空竅を走る。・・・・・その別、気はみな耳に走り聴をなす」と説明しています。
「心は脈を蔵し、脈は神を舎(やど)す」と『霊枢・本神篇』に記載されており、経脈は血気を運載して耳を充足させるだけではなく、同時に心神も「使道」を使用し、耳の聴覚を主宰します。
「使道」とは、以前にも書きましたが、心神の「十二官」の機能を調節する通路の事です。
『素問・金匱真言論篇』には、「南方は赤色、入りて心に通じ、竅を耳に開く」と記載されており、心と耳の関係性に関して、説明しています。
聴覚は耳から受けた外界の音声刺激が、「使道」を通り作用する心神の反応と考えられているので、心神に異常が発生すれば、聴覚の異常が発生する可能性があります。
参考文献
『現代語訳 黄帝内経素問 上・中・下巻』 編著:南京中医薬大学 監訳:石田秀実、白杉悦雄 訳:白杉悦雄、松木きか、島田隆司、勝田正泰、藤山和子、前田繁樹 (東洋学術出版社)
『現代語訳 黄帝内経霊枢 上・下巻』 編著:南京中医薬大学 監訳:石田秀実、白杉悦雄 訳:白杉悦雄、松木きか、島田隆司、勝田正泰、藤山和子、前田繁樹 (東洋学術出版社)
『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)
『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)
『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 実践編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)
『中医心理学』 主編:王米渠、王克勤、朱文鋒、張六通 監修:磯島正、高口眞一郎 翻訳:小野正弘、松永樹浩 (たにぐち書店)
『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信弘(東洋学術出版)
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2025.06.27
ワクワク感2025.06.26
袋の中の大地2025.06.25
問診に関して㉟(二便の問診①)2025.06.24
癇(かん)とは④2025.06.23
インターホンと病因病理2025.06.22
CONSORT声明2025⑧2025.06.21
夏至2025.06.20
うれしい出会い2025.06.19
ひとつの庭、ふたつのリズム2025.06.18
問診に関して㉞(発汗の問診⑦)2025.06.17
癇(かん)とは③2025.06.16
血の病⑭2025.06.15
CONSORT声明2025⑦2025.06.14
気象発病学説④2025.06.13
成長の喜び2025.06.12
制限が紡ぐ美しさの円環2025.06.11
問診に関して㉝(発汗の問診⑥)2025.06.10
癇(かん)とは②2025.06.09
血の病⑬2025.06.08
CONSORT声明2025⑥2025.06.07
気象発病学説③2025.06.06
学生との接し方2025.06.05
梅雨と梅2025.06.04
問診に関して㉜(発汗の問診⑤)2025.06.03
癇(かん)とは①2025.06.02
血の病⑫2025.06.01
CONSORT声明2025⑤2025.05.31
気象発病学説②2025.05.30
不備を解消する2025.05.29
さくらんぼの種2025.05.28
問診に関して㉛(発汗の問診④)2025.05.27
身熱肢寒(しんねつしかん)とは②2025.05.26
誕生日2025.05.25
CONSORT声明2025④2025.05.24
気象発病学説2025.05.23
うれしいこと2025.05.22
さくらんぼと鳥2025.05.21
問診に関して㉚(発汗の問診③)2025.05.20
身熱肢寒(しんねつしかん)とは①2025.05.19
そろそろ梅雨入り2025.05.18
CONSORT声明2025③2025.05.17
雨2025.05.16
知って理解する2025.05.15
さくらんぼの実2025.05.14
問診に関して㉙(発汗の問診②)2025.05.13
絶汗(ぜっかん)とは2025.05.12
血の病⑪2025.05.11
CONSORT声明2025②2025.05.10
立夏2025.05.09
乗り越える