東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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松木

漢方小説

2010.09.15

こんばんは、松木です。 今日は本の紹介です。 少し前になりますが、「漢方小説」という小説を読みました。 内容紹介を引用させて頂くと、 川波みのり、31歳、脚本家、独身。胃がひっくり返ったようになるのに、眠れないのに、病院に行って検査をすると『特に異状なし』。 あのつらさは何?昔の 男が結婚したショックのせい?それとも仕事のストレス?最終的にたどりついた東洋医学で、生薬の香りに包まれながら、みのりが得たものは。 心と体、そして 人間関係のバランスを、軽妙なテンポで書き綴る、第28回すばる文学賞受賞作品。 紹介文どおりテンポがよく、すらすら読める小説でした。 患者さん目線で、東洋医学がどのように感じられているかが書いてあり、とても勉強になりました。 興味がある方は是非ご覧下さい。 愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!! 清明院 ....

正しく古いものは永遠に新しい

2010.09.14

こんばんは、松木です。私は講師になってから現在まで、「東洋医学概論」という科目を毎年担当しています。「東洋医学概論」とは、その名の通り、「東洋医学」の「領域全体のあらましを要約して述べたもの。」です。要するに、清明院院長が「最高の鍼灸の追求」において日々述べられている、東洋医学の理屈について講義してるわけです。(因みに東洋医学概論の教科書は専門用語ばかりでややこしいです。教科書が難解だと思った方は「最高の鍼灸の追求」の解説をオススメします。)この授業を担当していると、とても興味を持つ学生さんと、全く興味を示さない学生さんが目に付きます。前者の中には、古くから行われているんだから「絶対に」正しいんだ!と思っておられる方がちらほら見受けられます。後者の中には、東洋医学なんて非科学的で、最新の科学に拠っている考えの方が「絶対に」正しいんだ!と思っておられる方がちらほら見受けられます。これは個人的 ....

定期試験

2010.09.13

こんばんは、松木です。 本日は学校で定期試験の採点を行いました。 試験というのは、学生の皆さんの学習度合いを評価すると同時に、教師の情報伝達力が評価される場だと思います。 「教授錯覚」なる言葉があります。 教授錯覚とは、大学教育において、 「自分の筋道だった理論の授業によって,学生たちもよく理解できているはずだ。」とか、 「自分の教育への熱意は,学生たちに共感をもって受けとられているにちがいない。」 という類の、教師側の勝手な思い込みのことです。 今回も、定期試験の採点をしていて、とても基礎的な内容で間違いを記入しておられる学生が見受けられました。 ここで、「こいつ勉強しなかったんだな。」と考えるのは簡単ですが、教授錯覚に陥っている可能性も否定できません。 特に、同じ箇所を複数の学生が間違っているとなると、その可能性は高くなると思います。 「普通なら正しく解答でき ....

落語に学ぶ教育技法

2010.09.12

こんばんは、松木です。 私は清明院での業務の他に、専門学校で講師の仕事もさせて頂いております。 人に何かを教えるという事の難しさ、伝える事の難しさを日々痛感しております。 そんな中、大いに参考にしている教材があります。 「落語」です。 特に「古典落語」は授業に大いに参考になります。 それは、「古典落語」というものが、決められた演目を噺家さんがいかにオリジナリティーのある芸に昇華するか、という所にその醍醐味があるからだと思います。 学校教育において、教えるべき内容はあらかじめ決まっています。 その中でいかに「面白い!」と思ってもらえるか。 この、「決まった内容を、いかにして面白く伝えるか」という点で、落語は大いに参考になるわけです。 立川流家元 立川談志師匠は、弟子への指導の際、このようなことを言っておられます。 「落語はリズムとメロディーだ。」 どのようなリズ ....

認知症について

2010.09.11

こんばんは、松木です。往診という業務上、高齢な患者さんと接する機会がたいへん多いです。そのなかには、認知症、いわゆる「ぼけ」が進んでおられる方もいらっしゃいます。そして、そのような方と会話をさせて頂くなかで、学ばせて頂くことが多々あります。正に、患者さんは先生です。心理学者の河合隼雄先生が、著書『「老いる」とはどういうことか』のなかで、恩師フレイ先生との思い出について、このようなことを述べられています。以下引用させて頂きます。二年ほど前、最後にお会いしたときは、残念ながらだいぶ「ぼけ」ておられた。ついさっき話をしたことを忘れて、また繰り返される。その程度が相当にひどいのである。ところが、話が内的な深い話になってくると、それがまったくちがってくる。実に鋭く、的を射た言葉が出てくるので驚いてしまった。「ぼけ」などまったく感じさせないのである。当時、フレイ先生に分析を受けていた人が、フレイ先生と ....

季節を感じる往診業務

2010.09.10

こんばんは、松木です。3日前に久しぶりの雨が降ってから、急に秋らしい風が吹くようになりました。清明院では、往診は基本的にオートバイにて移動しております。一年中、いかなる天候の日でもオートバイに乗って移動しておりますと、季節の移ろいを文字通り肌で感じることが出来ます。そしてこの事が、日々の治療に非常に重要なヒントを与えてくれます。東洋医学では「寒」「燥」「湿」「熱」「風」「火」という気候、外部環境の変化を「六淫(ろくいん)」といって、人間の健康を阻害する「邪気」として位置づけています。詳しくは「最高の鍼灸の追求」の記事を参照下さい。「寒燥」について「湿熱」について「風」「火」についてちょっとした気候の変化、季節の移ろいに気づいていることによって、「六淫(ろくいん)」により変化した患者さんの身体に、すばやく対応することが可能となります。清明院往診事業部は、日々の変化を感じながら移動しております ....

清明院スタッフブログ スタート!

2010.09.09

はじめまして。清明院にて副院長をしております、松木と申します。この度、清明院院長によるブログ「最高の鍼灸の追求」に続き、我々清明院スタッフによるブログがスタート致しました。タイトル通り「清明なる日々」を綴っていこうと思いますので、応援よろしくしくお願いします。我々清明院スタッフの日々の主な業務は往診です。そして私は、鍼灸専門学校にて講師の仕事もさせて頂いております。ですので本ブログでは1、往診での鍼灸マッサージ治療(在宅医療)について。2、鍼灸学校教育について。 という二つを主なテーマとして展開していきたいと思っております。では、乞うご期待下さい。 愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!! 清明院に皆様のお力を!  ↓↓清き1票を!     ↓↓清き1票を!    

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