東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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鍼治療の臨床試験における標準化と柔軟性を両立させるマニュアル③

2026.05.04

 

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こんばんは 謝敷です。
 
 
 
 
 
 
5月に入りましたね。
今年度は2か月目ですが、暦年では、今年ももうすぐ半分…
青々と輝く自然の緑に力をもらいながら、今月も頑張っていこうと思います。
 
 
 
 
 
 
鍼治療研究の方法論に関するガイドラインを見ています。
今日からはいよいよ具体的な手順に関する内容に入ります。
 
 
 
 
最初に取り上げられているのは
概念的枠組みの確立」。
 
 
 
 
 
 
総括的な内容ということで、さらりと読み流してしまいそうではありますが、
個人的にはとても重要な部分であると思っています。
鍼灸は、東洋医学的にも西洋医学的にも活用することができ、
背景となる概念(世界観)の違いによって、治療のみならず、人体観が大きく異なるからです。
 
 
 
 
 
このマニュアルでは、鍼灸治療の研究を行う上での課題として、
以下のような視点が示されています。
 
 
 
 
 
 
・評価プロセスの一環として、東洋医学的評価や問診を含める必要性
・東洋医学的な診断に基づいた個別化治療を提供することの必要性
・研究対象となる鍼灸の流派を明確にし、
 その流派に合致した方法に基づいて臨床試験の基準を策定する必要性
 
 
 
 
 
 
上記の中でも、論文では「流派の特定」について説明しています。
 
 
 
 
 
鍼灸治療は、多様な治療様式からなる多様で豊かな医療であり、
同じ症状でも、流派や理論体系によって治療アプローチ
(診断、選穴、鍼の刺し方等)は大きく異なることが説明されています。
 
 
 
 
 
そのため、使用された特定の流派やその流派の理論を明確にしないまま
鍼治療の有効性を評価したり、
臨床試験の結果を「鍼灸治療」として一般化することは不正確であると述べています。
(激しく同意します!)
 
 
 
 
 
 
そもそも伝統医療的な鍼灸では、
治療は臨床評価(問診や触診、聴診、嗅診、そして観察によって患者さんに関する情報)を通じて、
患者さんの病状の経過が収集され、
これらの情報が、中医学を含む様々な理論によって解釈、整理され、治療方針へとつながっていきます。
 
 
 
 
 
 
一方で、流派によっては、複数の概念(理論)を組み合わせて取り入れているものもあり、
近年では、伝統的な概念に基づかない、現代的な鍼灸の流派も開発されています。
 
 
 
 
 
 
 
このような多様性を踏まえたうえで、検討すべき事項として、
そもそも伝統医学における記載が、臨床的な有効性と関連しているのか、という課題の検討が必要であるとしています。
「伝統的に正しいこと(古典の記載)=実際に効果があること」とは必ずしも一致しない可能性がある、として、
まずは、こうした伝統医学の有効性の検討も必要であると述べています。
(北辰会と同様の姿勢ですね)。
 
 
 
 
 
 
その上で、鍼治療の検討においては、
第一に、研究対象となっている鍼治療が、伝統医療の理論(実践や概念)を正確に反映しているのか
第二に、もしも現代的にアレンジされた鍼治療である場合、その理論や方法は、伝統医療の観点や現代科学的な観点から見て妥当なのか
を明確にすべきである、と書かれています。
 
 
 
 
 
 
 
研究ではいつも「言葉の定義を明確に!」と言われますが、
まさに、”この研究、この論文で述べる「鍼灸」とは何か”、
ということを明確にして、
その上で、有効性を検討すべきであると述べていますね。
 
 
 
 
つい「結果(有効か、無効か)」にばかり目が行ってしまいがちですが、
鍼灸の豊かさを研究の中で失わないためにも、
そして研究としての厳密さを保つためにも、
まずは「どのような鍼灸についての研究しているのか」を明確にすることが大切なのですね。
 
 
 
 
 
 
 
(参考文献)
Schnyer RN, Allen JJ. Bridging the gap in complementary and alternative medicine research: manualization as a means of promoting standardization and flexibility of treatment in clinical trials of acupuncture. J Altern Complement Med. 2002 Oct;8(5):623-34. doi: 10.1089/107555302320825147. PMID: 12470444.
 
 
 
 

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