東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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胎動不安(たいどうふあん)とは③

2026.04.28

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「腎虚の胎動不安」について、お話ししていきたいと思います。
 
 
 
先天的虚弱、房事過多などによる腎気の消耗、頻回の流早産により、腎精が虚して衝任不固となり発生します。
 
 
 
この場合、腰膝酸軟、両腰下肢が軟弱で無力がみられることが特徴であり、
 
 
 
『婦科玉尺・胎前』には「妊娠腰痛は、もっとも緊要たるは、けだし胞胎は腰に系るをもってなり、ゆえに腰疼酸急するは、胞は腎を脱せんと欲す、必ずまさに産すなり」と記載があるとおりです。
 
 
 
ただし、腎虚にも陰虚と陽虚の違いがあり、治法も異なります。
 
 
 
まずは腎陰虚の胎動不安についてです。
 
 
 
顔面紅潮、潮熱、盗汗、手足のほてり、口乾があるが飲みたくない、舌質紅で乾燥、脈細数などの内熱の症候がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、滋陰養血、安胎を用います。
 
 
 
次に腎陽虚の胎動不安についてです。
 
 
 
四肢の冷え、顔色がどす黒い、頻尿あるいは尿失禁、舌質淡、舌苔薄白、脈沈細、両尺脈がとくに弱などの虚寒の症候がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、固摂安胎を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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