東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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頚粗(けいそ)とは③

2026.01.06

 

 

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明けましておめでとうございます。樫部です。
 
 
 
本年もよろしくお願い申し上げます。
 
 
 
さて、本日は前回の続きで「心肝陰虚の頚粗」について、お話ししていきたいと思います。
 
 
 
頚粗は、肝気鬱結により痰結、血瘀といった有形の実邪によって発生しますが、長期化することで徐々に正気を消耗し、心肝の陰血が不足して発症します。
 
 
 
この場合、動悸、燥焦感、驚きやすい、不眠、微熱、自汗、息切れといった心陰虚の症候や、
 
 
 
イライラ、易怒、頭のふらつき、目がくらむ、両眼外側が陥凹して乾燥するといった肝陰虚の症候がみられます。
 
 
 
重篤になってくると、手足の震えやひきつり、五心煩熱、顔面紅潮と熱感、盗汗、腰膝酸軟がみられます。
 
 
 
舌質紅、舌苔少、脈は弦数または細数で無力となりやすいです。
 
 
 
治法は、滋陰補血を用います。
 
 
 
頚粗は、実証あるいは虚実錯雑したものがあります。
 
 
 
本日みてきたように、始めは痰結、血瘀による実証であったものが、長期化することで虚に転化してきて心肝陰虚の虚証の状態を呈するようになってきます。
 
 
 
治療時点の虚実の比重を鑑別して、治療方針に反映して治療していくことが重要になります。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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