東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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滑胎(かったい)とは①

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「滑胎(かったい)」について、お話ししていきたいと思います。
 
 
 
滑胎とは、3回以上連続する流産(堕胎)、あるいは早産(小産)をいい、「数堕胎」ともいわれ、習慣性流早産に相当します。
 
 
 
『金匱要略』には、「虚寒相搏ち、これ名づけて革となす。婦人は半産漏下し、男子はすはわち亡血失精す」と記載があります。
 
 
 
「半産」とは満期になる前に、胎気が充足せずに早産してしまうことで、「早産(小産)」に相当します。
 
 
 
『医宗金鑑・婦人心法要訣』には、「妊娠三、五、七か月、ゆえなくして胎自ずと堕し、下次に孕を受けるに至り、また復してかくのごとし。数々堕胎すれば、すなわちこれ滑胎という」と記載がある通りです。
 
 
 
重篤であれば、妊娠と流産を繰り返し、正常な出産が難しくなる。
 
 
 
滑胎の後に妊娠すると、腰がだるい、下腹部の下墜感、性器出血などの胎動不安の症状がみられるが、鑑別ポイントとしては、反復する流産の既往の有無であり、反復する流産の既往があれば滑胎といえます。
 
 
 
弁証分類は主に5つあり、次の通りです。
 
 
 
1.腎気不固の滑胎
 
2.脾胃気虚の滑胎
 
3.陰虚火旺の滑胎
 
4.気虚寒凝の滑胎
 
5.外傷の滑胎
 
 
 
以上です。
 
 
 
次回より、各弁証分類の詳細について、お話していきたいと思います。
 
 
 
お楽しみに!
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 
 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「胎位不正(たいいふせい)」について、お話をしていきたいと思います。
 
 
 
胎位不正は、「胎位異常」ともいい、妊娠後期の胎位、胎勢、胎向の異常を含めたものを指します。
 
 
 
骨盤位、横位、背後位などがみられ、古称としては、「倒産」「横産」「偏産」と呼ばれています。
 
 
 
胎位不正は、難産の原因となってしまう為、妊娠6~7か月以降に胎位異常がみられれば、適宜矯正をします。
 
 
 
胎位不正の弁証分類は、主に3つあり、次の通りです。
 
 
 
1.気滞の胎位不正
 
2.脾湿の胎位不正
 
3.気血両虚の胎位不正
 
 
 
胎位不正は、気滞、脾湿によるものが多いとされています。
 
 
 
まずは、気滞の胎位不正についてです。
 
 
 
内傷七情による肝気鬱結で、気滞があることで胎児の転位が阻害されて発生します。
 
 
 
この場合、るい痩、顔色が青色を帯びる、上腹部または片側の腹部が脹って苦しい、胸苦しい、重篤になると胸腹部が脹って痛む、呼吸促迫、舌苔薄白、脈細滑あるいは弦を帯びるといった症状がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、理気行滞、養血転胎を用います。
 
 
 
次に、脾湿の胎位不正についてです。
 
 
 
脾湿のために水湿の運化作用が低下し、湿邪が停滞して、胎児の転位を阻害することで発生します。
 
 
 
この場合、肥満傾向で身体に締まりがない、身体が重い、無力感、易疲、腹が苦しい、少食、食欲不振、浮腫、四肢がだるい、舌質淡で胖、脈が滑あるいは濡といった症状がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、健脾利湿、養血補腎、転胎を用います。
 
 
 
最後に、気血両虚の胎位不正についてです。
 
 
 
もともと虚弱体質で、気血が不足し、胎位転換の力がなくなって発生します。
 
 
 
この場合、るい痩あるいは肥満傾向でしまりがない、舌や口唇が淡白、息切れ、無力感、疲労感、顔色が蒼白、口唇が淡白、脈が細滑で弱を呈することが特徴です。
 
 
 
治法は、益気補血、転胎を用います。
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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