東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「胃」って何ですか?(その5)

2010.07.28

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これまでのお話・・・



「胃」って何ですか?

「胃」って何ですか?(その2)
「胃」って何ですか?(その3)
「胃」って何ですか?(その4)

 


・・・けっこう空いちゃいましたが、「胃」のお話、続けていきましょう。

 



☆脾は上げ、胃は下げる(続編)

 

 

「脾の臓」というのは、飲食物から取り出した「気血のもと」を、上焦(胸部から上の部分)に持ち上げます。

 


そこから後の流れについては、「肺」を解説する時に書こうと思います。

 


「胃の腑」というのは、飲食物から脾の臓が「気血のもと」を取り出したあとの”残りモノ”を、下焦(胃よりも下の部分)に送っていきます。

 


すなわち「小腸の腑」「大腸の腑」へと、下に下にと、送っていく訳です。

 


小腸、大腸にて何が行われるかは、それらを解説する時に述べましょう。

 


つまり、脾は「持ち上げる力」があり、胃には「下げる力」が生理的に備わっている、と、東洋医学では考えます。

 


そしてこれはなにも飲食物を消化する時にのみ働く力、と考えるのではなく、全身を巡る「気血」の、上下のうごきをバランス調整している、とも考えられます。

 


いわば脾胃は「人体」という小宇宙における「昇降のバランサー」なのです。

(笑・・・カッチョイー!)

 


なので、「脾の臓」が弱ると、消化器症状のみならず、気血がうまく上焦に上らないため、立ちあがった時にめまいがしたり、脱肛や脱腸、子宮脱や胃下垂などの内臓下垂になったりすることがあります。

 


同じように「胃の腑」が弱ると、うまく気血を下げられないために吐き気やおう吐、頭痛などが起こることがあります。

 

 

このようにして東洋医学では、「脾」と「胃」を、働きの上から「脾胃」、「脾胃」と呼んで同一視しながらも、実際に変調が起こった時は「脾」なのか「胃」なのかを明確にして治療します。

 


「脾」が悪い時と「胃」が悪い時では治療のやり方が違ってきます。

 

 

症状も違います。

 

 

東洋医学的な所見も違います。

 


こういったことを明確にしないままに治療しても、なかなかうまくいきません。

 


「弁証論治」の重要性ですな。

 


・・・人体を上焦、中焦、下焦と3つに分けると、そのど真ん中となる「中焦」にデ~ンと存在し、気血の上下、「昇」と「降」をつかさどる脾胃・・・。

 


昇るべきものを昇らせ、降るべきものを降す、脾胃はまさに、「生命活動の中心」なのであります。

 

 


次回に続く

 

 



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