東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「紅汗」について考えてみましょう。14

2017.12.25

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これまでのお話

 

「紅汗」について考えてみましょう。

「紅汗」について考えてみましょう。2

「紅汗」について考えてみましょう。3

「紅汗」について考えてみましょう。4

「紅汗」について考えてみましょう。5

「紅汗」について考えてみましょう。6  参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

◆『金匱要略』の「血痺虚勞病脉證并治第六.」の条文

 

 

さて今日からは、せっかくなんで『金匱要略』も見ていきましょう。

 

 

もともと後漢の時代に張仲景が書いたと言われる『傷寒雑病論』はその後、急性病の治療を中心に書いた『傷寒論』と、慢性病を中心に書いた『金匱要略』に分かれた、なーんて言われます。

 

(そんなん大嘘!という意見もあるようですが、個人的にどーでもいいです正直。『傷寒論』も『金匱要略』も、臨床的に利用価値の高い本、ただそれだけです。)

 

 

今日はその『金匱要略』の「血痺虚勞病脉證并治」の中にある条文を紹介します。

 

 

そこに、

 

「男子脉虚沈弦.無寒熱.短氣裏急.小便不利.面色白.時目瞑.兼衄.少腹滿.此爲勞使之然.」

 

とあります。

 

 

簡単に訳しますと、

 

「脈が虚で沈弦であり、寒熱はなく、息切れし腹部が引きつり、小便は出にくく、顔面蒼白、時にメマイし、鼻血が出て、下腹部が張る。これは虚労の病だよ。」

 

となります。

 

 

これまでと違って、「寒熱はなく」とあります。

 

 

これまで、『傷寒論』に書かれていた傷寒病においては、熱が籠って鼻血が出ているのか、熱を発散させようとして鼻血が出ているのか、が主な問題でした。

 

 

今回は正気が弱って起こる鼻血です。

 

 

一番最初に書いたように、血が血脈にしっかりと収まっているのが正常な状態な訳ですが、これが上手くできなくなると血が脈外に出てきてしまいます。

 

 

これが出血な訳です。

 

 

主に脾が弱って起こることが多いですが、必ずそうとも限りません。

 

 

この条文では、腹部にもけっこう症状が出ていますね。

 

 

 

続く

 

 

 

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