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こんばんは。齋藤です。
前回、食用菊の話が少し出ましたので、今回はその菊について書いていこうと思います。
まずは歴史から。 菊の原産地は中国で、その歴史は3000年以上前にさかのぼります。
歴史あるお花ですね。
前漢(紀元前206~8年)に書かれた儒教の経書、『礼記(らいき)』に「鞠」という植物が登場しています。
現在使われている「菊」という漢字も「鞠」に由来します。 ちなみに、キクは「菊」を音読みしたもので、散らばった米を一か所に集める様子を示した漢字です。
菊の花びらが、米に見立てられているとされます。
こんな漢字の成り立ちだったんですね。
驚きですよね。
本草書である『神農本草経』には、薬としてその効力が記されています。
なんでも「軽身耐老延年」とあり、健康長寿に効果があると考えられていたようです。
もともと、中国で菊は神聖な力を持つ薬として珍重されていました。
漢時代には、のちに日本に伝わる「重陽の節句」の元となる行事がすでに行われていました。
この行事では菊の香りをつけた菊酒を飲み、健康長寿を祝っていたのです。
菊は8~9世紀の平安時代に中国から伝わったと考えられています。
伝来後、菊は宮中で人気の花となっていきました。
頻繁に詠まれ、『古今和歌集』に菊に関する歌が多く収められています。
薬として、または観賞用として、貴族達の生活に華を添えていたようです。
ただし、奈良時代にはすでに菊は日本に伝わっていたのではないかという説もあります。
確かに、奈良時代に遣唐使によって、当時の中国文化や品物が多く日本に伝えられていました。
その中に菊があっても何も不思議はありませんよね。
日本における菊が食用として本格的に発達したのは江戸時代。
中国から伝来した菊を原型に、苦味を取り除き、花弁を大きくする改良がなされました。
ほのかな香りと、シャキシャキとした食感が特徴です。あの松尾芭蕉も好んで食べたのだそうですよ。
我が家では、マヨネーズと醤油を混ぜたものにつけて食べるのが、習慣でした笑
日本人は昔から、改良や発展させていくのが得意ですよね。
続く
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