東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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頚粗(けいそ)とは①

2025.12.16

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「頚粗(けいそ)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
頚粗とは、甲状軟骨両側が腫大することで、甲状腺腫に相当するとされています。
 
 
 
頚粗は、「癭(えい)」、「癭気(えいき)」の病証に含められており、甲状軟骨の両側に生じることから「侠癭」とも呼ばれています。
 
 
 
頚粗にも、主に2つのパターンがあり、次の通りです。
 
 
 
まず、1つ目のパターンは、地域性に発症し、年齢関係なく発症する特徴をもちます。
 
 
 
この場合は、頚粗以外の全身症状は顕著でない特徴があります。
 
 
 
2つ目のパターンは、青年に発症しやすく、特に若い女性にみられる特徴をもちます。
 
 
 
この場合、頚粗以外の全身症状も顕著である特徴があります。
 
 
 
今回は、2つ目のパターンの頚粗以外の全身症状も顕著にみられるタイプの頚粗について、お話していきたいと思います。
 
 
 
主な弁証分類は、主に3つあります。
 
 
 
1.痰気鬱結の頚粗
 
2.気滞血瘀の頚粗
 
3.心肝陰虚の頚粗
 
 
 
以上です。
 
 
 
次回より、各弁証分類について、お話ししていきたいと思いますので、お楽しみに!
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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