東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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牙歯焦黒(がししょうこく)とは①

2025.11.11

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は、「牙歯焦黒(がししょうこく)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
牙歯焦黒(がししょうこく)とは、歯が乾燥して黒ずむことを指します。
 
 
 
清の時代に入ってから、温病学家の葉天士は歯を診ることを重要視しており、『南病別鑑』では「歯焦し垢なきものは死し、歯焦し垢あるものは、腎熱胃劫なり」と述べており、『温病条弁』では「歯黒」を熱邪が下焦に深く侵入した重要な指標であると述べられています。
 
 
 
牙歯焦黒と「歯垢焦黒」とは異なり、歯垢焦黒は歯についた垢が黒色に変化することであり、拭い去ることが出来る特徴をもちます。
 
 
 
弁証分類は、主に3つあり、次の通りです。
 
 
 
1.下焦熱盛の牙歯焦黒
 
2.腎熱胃劫の牙歯焦黒
 
3.風冷客経の牙歯焦黒
 
 
 
牙歯焦黒は、温熱病で傷陰が極まった時期にみられ、予後不良とされています。
 
 
 
『脈経』では死候の一つとされており、「病人目に精光なく、および牙歯黒色のもの、不治なり」、「病人陰陽ともに竭き、その歯は熟小豆のごとく、その脈駛するものは死す」「病人歯たちまち黒に変ずるもの十三日で死す」「病人唇腫れ歯焦するもの死す」などと記載があります。
 
 
 
ただし、病因病理を十分に把握し、積極的に治療することで、延命させることが出来る可能性もあるとされています。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 
 

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