東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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妊娠咳嗽(にんしんがいそう)とは③

2026.03.31

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで、「燥熱と肺陰虚の妊娠咳嗽」について、お話ししていきたいと思います。
 
 
 
どちらも燥証、熱証を呈し、とてもよく似た症候がみられますが、虚実の違いがあります。
 
 
 
まずは燥熱の妊娠咳嗽についてです。
 
 
 
秋の乾燥した気候の時期によく見られ、秋燥の邪が肺の津液を消耗する為に発生し、実証に分類されます。
 
 
 
この場合、秋季に発症し、無痰または少痰で喀出しづらい、痰に血が混ざる、鼻や咽の乾燥、咽喉部の掻痒や疼痛、身体の熱感、発熱、舌尖紅、舌苔薄黄、脈浮数あるいは滑数などを呈することが特徴です。
 
 
 
治法は、清熱潤燥、化痰止咳を用います。
 
 
 
次に肺陰虚の妊娠咳嗽についてです。
 
 
 
陰虚体質で肺陰が不足したり、熱病によって肺陰が消耗し、熱痰が停滞して肺の宣発粛降が阻害されて発生し、これは虚証に分類されます。
 
 
 
この場合、経過が非常に長く、むせるような咳、乾咳、無痰あるいは血が混ざった痰、咽や口の乾燥感、嗄声、両頬部紅潮、午後の脹熱、舌質紅、舌苔薄黄で乾燥、脈が虚細数などを呈することが特徴です。
 
 
 
治法は、養陰潤肺、止咳安胎を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 

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