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これまでのお話

「気」の字解き　
「気」の字解き 2 　　　参照

では続き行きます！

さて、今日は白川静先生でいきましょう。

ところで、漢字学者さん達、皆さんマニアックで大好きなんですけど、この白川静先生の研究には、ホント頭が下がります。

この先生の、

「甲骨文字や金文といった、草創期の漢字の成り立ちに於いて宗教的、呪術的なものが背景にあったと主張（Wikipediaより）」

した観点が、僕は好きですな。

まあそれを押し過ぎ、という批判もあるようですがね。

僕は、明確な主義主張を持った、堂々とした人物が好きです。

僕もそうありたいと思うしね。

はい、ともかく、では『字統』からいきます。

１．「氣」は「気」に同じ。

２．もともとは「气」。

３．「餼」という文字で、芻米（すうまい・・・食糧、御馳走の意味）という意味。

４．「气」に米を加えた「氣」の文字は「餼」の意味をもつ。

５．「気」には人の性情、自然界の天気の意味も含む。

とあります。

また新たに「餼」という文字が出てきました。

でもまあ、これは前回述べた「氣」という文字のベーシックな理解に同じ、ということですね。

僕はそっちの意味、偏狭であんまり好きくないんだけどねえ。。。

続く。

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