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「胆」って何ですか?(その6)

2013.02.07

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これまでのお話・・・

「肝」って何ですか?(その13)

「胆(たん)」って何ですか??(その1) 
「胆」って何ですか?(その2)        
「胆」って何ですか?(その3)

「胆」って何ですか?(その4)
「胆」って何ですか?(その5)

 

では、続きいきます!!

 

◆「胆の腑」の特殊性(その2)

 

前回、”奇恒(きこう)の腑”という言葉が出てきました。

 



この”奇”という文字は、”風変わりな”という意味です。

 



「奇」という文字の考え方については、以前述べました。


「正」と「奇」 参照

 



そして”恒”という文字は、旧字体では”恆”と書き、色々な意味があるんですが、要は”常に変わらない”というような意味です。

 



”奇恒の腑”という言葉の意味について、柴崎保三先生の大著『黄帝内経素問』によれば、

「常に変わることのない独立(単独)の腑」

と説明されています。

 


・・・まっ、つまり、頑固で孤独な、変わりモン、みたいなもんです。


(笑・・・いるでしょ?そういうの。)

 


しかし、人体や病を考える上で、そういった存在が、捨て置けないケースがよくあるのです。

 



まあ「胆の腑」はそういう、特殊なグループの一員です。

 



 



ところで前回、「胆の腑」は、その「奇恒の腑」の中でも、また特殊なんだ、と述べました。

 


奇恒の腑には、「胆」の他に骨、髄、脳、脈、女子胞(女性生殖器)があります。

 


これら「胆」以外についても、そのうち詳しく書こうかと思っていますが、まあ今は置いといて、とりあえずこれら「胆」以外の5つは、

それぞれが単独で、しかもほぼ左右対称に、対をなして存在しております。

 



しかし「胆」だけは、肝の臓にくっついて、ぶら下がってるような形で人体の右側に存在し、しかも肝の臓と同じ、五行では「木」の性質を持ち、

肝の臓と表裏関係という、形態的にも機能的にも、非常に強い関係性で結ばれています。


(こないだ述べたように、漫才コンビです。)

 



まあこのように、他の臓腑と直接表裏関係で対をなして深く関わるのは、「奇恒の腑」の中でも「胆の腑」のみなのです。

 




 


ここまでで、「胆の腑」というものが、五臓六腑の”六腑”の中でも際立って特殊な存在であり、しかも東洋医学的には生命活動の中心となる五臓六腑以外の、

 

特殊な分類である”奇恒の腑”の中でも、また際立って特殊な存在である、ということが分かりました。

 



「胆の腑」はこのように、かなり変わった、実に個性的な存在なんです。

 

(変わり者中の変わり者です。)

 



これはつまり、「胆の腑」というものが、「五臓六腑」だの、「奇恒の腑」だのと、こういう”分類学”に収めるには、ちょっと特殊過ぎ、中途半端過ぎる、

取り扱いに注意を要する腑なのだ、ということを示しています。

 


でも、だからこそ、非常に大事なんです。

 



次回から、そんなお話。

 




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