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こんばんは 浅田です
前回の続き
参照
緊脈の続き。
『景岳全書』には、
緊脈陰多陽少.乃陰邪激搏之候.主為寒.為痛.
と書かれており、
緊脈は陰証が多く、陽証が少なく、陰邪が激しく打ちつける徴候があり、寒邪と痛みを示します。
寒邪はギュッと引き締める作用、固める作用が強い為、脈を硬くして緊脈が出現します。
寒邪によって経絡が通じなくなり、痛みが発生している場合などによく見られる脈です。
緊脈が浮位に現れていると、人体の皮膚の浅い位置で寒邪が侵襲していること示し、この場合の治則は辛温解表で、
緊脈が沈位に現れていれば裏証を示し、この場合の治則は温散裏寒となります。
このように緊脈は寒邪によって現れる場合が多く、
『胃の気の脈診』には、
緊脈は、胃の気が一時的に困窮している状態だと述べられています。
◆参考文献
『脈経』たにぐち書店
『中医脈学と頻湖脈学』たにぐち書店
『胃の気の脈診』森ノ宮医療学園出版部
『現代語訳景岳全書 脉神章』たにぐち書店
『中医臨床のための舌診と脈診』東洋学術出版社
『基礎中医学』燎原
『難経鉄鑑』たにぐち書店
『東洋医学の宇宙』緑書房
『現代語訳素問』東洋学術出版社
『漢辞海』三省堂
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こんばんは!樫部です。
本日は、「しゃっくり」についてお話ししていきたいと思います。
しゃくりのことを東洋医学的には、吃逆(きつぎゃく)、噦(えつ)、呃逆(あくぎゃく)と呼ばれます。
呃逆は、横隔膜の痙攣により声帯がとじて「ひっく」という音が喉で発生し、一定間隔で繰り返される現象です。
横隔膜の不随意な動きとともに胃気が上逆して特徴的な音を引き起こします。
基本的な病理は、胃の腑の問題と胃気が肺にうまく上注しないことです。
呃逆の弁証分類は、主に4つあり、全て病因は内傷に分類されます。
1.胃寒気逆
冷飲、寒邪直中などで胃の降濁作用の失調により、呃逆が起きます。
低音で緩慢であることが特徴で、胃部の痞えと張り感が随伴し、
温めると緩解、冷やすと増悪します。
2.胃火
辛いものを飲食するか、外感熱邪が胃腑に結するか、情志失調で肝火犯胃により胃に熱がこもると、上逆するため呃逆が発生します。
大きな音で、勢いがよく力強い特徴があります。
その他に、口臭、胃脘部の灼痛、尿が濃く少ない、便秘といった症状が伴います。
3.脾腎陽虚
陽気が虚したために、胃の和降ができなくなり発生します。
この場合、微弱で途切れ途切れに出る特徴があります。
顔面が白く、あまり食を欲っさず、全身倦怠感を訴え、寒がったり、手足の冷えを伴います。
4.胃陰虚
胃陰が不足したために胃の和降ができなくなり発生します。
間欠的で促迫した呃逆で、口内の乾燥、煩渇を伴います。
呃逆については、以上です。
次回は「げっぷ」についてお話をしていきたいと思います。
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 上下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
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