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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回の話はコチラ。
続いて、各五味を過食(
「少兪答曰、酸入干胃、其気渋以収、上之両焦、弗能出入也。不出即留干胃中、胃中和温、則下注膀胱、膀胱之胞薄以懦、得酸則縮綣、約而不通、水道不行。故癃。陰者、積筋之所終也。故酸入而走筋矣。」
以下、訳になります。
酸味のものが胃に入ると、収斂作用により上焦と中焦の二焦に行くことができますが、すぐに出ることはできず、胃中に留まります。
胃内が温和であれば長く留まることが出来ず、下って膀胱へ注ぎます。
膀胱の皮は薄くて軟らかいので酸味に遇うと収縮し、膀胱の出口の部分もそのために締めつけられ水液の通行に影響を及ぼし、小便が通じなくなります。
前陰は陰茎内の宗筋が集まるところであり、筋をつかさどるのは肝になります。
ですから、酸味を食べ過ぎると、肝経の筋へゆくのです。
少兪さんの素晴らしい解答でした。
酸味には、体を引き締める収斂作用と、出過ぎるものを抑え渋らせる、固渋作用があります。
収斂作用のある酸味を食べ過ぎることにより、酸味はどんどん膀胱に向かい、収斂作用により膀胱や前陰の機能障害を起こし、排尿障害を起こしてしますと説明しています。
酸味に関しては、イライラしている時に食べたくなってしまう方も、多いと思います。
ちなみに私もです。笑
何気なく食べ過ぎている場合もあると思いますので、注意が必要です。
続く。
参考文献
現代語訳 黄帝内経素問 上巻 南京中医学院編 石田秀実監訳 (東洋学術出版)
意釈黄帝内經素問 小曽戸丈夫+浜田善利共著 (築地出版)
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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回の話はコチラ。
容平とは、「容」は盛んに受けるという意味で、「平」は平定を意味します。
自然界の各種植物は秋に至り、花が咲いたものが実を結び、平らかに定まるので、秋の三カ月を「容平」と言います。
夏は発散の季節で、発汗させることにより、陽気を外に逃がしていましたが、秋は陽気を収斂させる季節です。
その為、激しい運動などは避けて、おとなしく過ごすことが必要です。
夏の暑邪により、大量に発汗することで、少なからず気虚や血虚、陰虚を発生させてしまいます。
また、夏は気温が高い為、どうしても冷たい物を食べ過ぎたり、飲み過ぎたりする傾向にあります。
夏の時期にその様な食生活を送っていると、胃腸の働きが低下してしまい、発汗により気血を消耗しているところに、余計に気血の生成が低下します。
暑さが和らぐ仲秋以降は、気虚、陰虚を大いに回復させる時期になります。
秋の主気は燥邪です。
燥邪の影響を一番受けやすいのは肺の臓になります。
秋に体調を回復させておかないと、更に気温が下がった時に気虚が残っていると、体の抵抗力が低下してしまっている為、風邪を引きやすくなります。
気温が上昇し発汗した際などは、こまめに着替え汗を拭いて、涼燥邪や寒邪が侵入しないようにすることが大事です。
そのまま冬を迎えると、気温が一層低下する為、風邪を引きやすくなる要因になってしまいます。
夏の生活状況が乱れれば、秋に影響しますし、秋の生活状況が乱れれば、冬に影響します。
冬も春も同様です。
何千年も前にこの様な考え方の元、人の体を診ていたのは、本当にすごいなぁと驚きますね。
参考文献
現代語訳 黄帝内経素問 上巻 南京中医学院編 石田秀実監訳 (東洋学術出版)
意釈黄帝内經素問 小曽戸丈夫+浜田善利共著 (築地出版)
初めて読む人のための素問ハンドブック 池田政一 (医道の日本社)
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