東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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大伯父の人生 5

2018.10.16

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これまでのお話

 

大伯父の人生 1   

大伯父の人生 2

大伯父の人生 3

大伯父の人生 4       参照

 

 

フィリピンの戦い(主にレイテ島、ルソン島)の日本軍の犠牲者は、約50万人と言われているらしい。

 

 

大東亜戦争では軍人、民間人合わせて300万人以上の日本人が亡くなっているので、その約6分の1はフィリピン戦で命を落としていることになる。

 

 

フィリピンで戦った日本軍は、ほぼ全滅に近い。

 

 

その犠牲の一人が私の大伯父、というワケだ。

 

 

これは、冷静にフィリピン戦の前までの流れ(南方での負けっぷり)から考えれば、当然の結果、と見ることも出来る。

 

 

援軍も補給も弾薬もない中で、マニラ陥落後、半年ものゲリラ戦。。。

 

 

下された命令は、有名な「永久抗戦」

 

 

アメリカの本土上陸を1秒でも遅らせろ、そのための捨て石になれ、という、大本営からの無理難題のお達し。

 

(これを大真面目に守ろうとしたわけだから、教育というのは恐ろしい。)

 

 

まあ、大東亜戦争自体がそうだけど、何であんな、そもそも勝ち目ゼロの戦争なんてやったのか。

 

 

白人の横暴に、アジアを代表して刃向かった?

 

 

自国の権益の更なる拡大のため?

 

 

大東亜共栄圏という理想郷の実現??

 

 

日清、日露、第一次と勝ち進んで、調子に乗った??

 

 

まあいずれにせよ、要は強い奴に、勝ち目のないケンカを挑んで、普通にボコられた、ってトコですかね。

 

(まあ、そう仕向けた強い奴の手に乗っちゃった、って感じですかね。)

 

 

腹立つけど仕方ない。

 

 

現実として受け入れざるを得ない。

 

 

まあ後世の我々は、何事も、精神論根性論や、運任せだけでは勝てない、ということと、勝てないと分かっていながらも、ケンカを挑まなきゃならない、

 

というような状況を絶対に作らない、ということを、キチッと学び、日々意識するべきだと思います。

 

(鍼灸臨床も一緒ですね。)

 

 

まあそれでも同じことを繰り返してきたのが、人間の歴史なんでしょうけども。。。orz

 

 

フィリピン戦の全体像については、この動画が分かりやすかった。↓↓

 

 

 

 

また、この証言集も、貴重なものばかりで、非常にリアル。↓↓

 

(NHKが作ったものだからヤダ、という人もいるかもしれないが、実際の当事者の声であることには変わりない。)

 

 

戦争証言アーカイブス

 

 

映画では、ルソン島の戦いをモデルにした日本映画は恐らくなく(あったら誰か教えて下さい)、レイテ島の戦いを題材にした『野火(のび)』という有名な映画がありまして、

 

これは実際にレイテ島の戦いを生き抜いた作者、大岡昇平さんの小説をもとにしており、1959年版と2015年版があります。

 

 

僕は2015年版を見ましたが、まあー、ほとんどホラー映画です。。。

 

 

『野火』で描かれているのは、レイテ島の主な戦闘で日本が敗北して、敗走後の散り散りになった兵士たちのジャングルでの話ですので、ルソン島の戦いで言えば、

 

3月に大伯父が亡くなった後の、北部での半年くらいの状況に近いでしょう。

 

(てか、そうであってほしい。。。)

 

 

 

 

 

 

 

 

宇多丸さんは絶賛です。

 

(因みに上記に紹介した動画と映画は、どれもショッキングな内容なので、心臓弱い人はやめといた方がいいです。)

 

 

・・・まあ、実際に2世代前の日本人が経験した、こういう動画や映画や証言なんかを、空調の効いた部屋で、清潔な飲み物でも飲みながら見れるという現実に、

 

僕ら現代の日本人は心から感謝できるかどうか、じゃないすかね。

 

 

私の祖父は海軍出身なんですが、いつか

 

「そもそも戦争なんてバカバカしいんだけど、レイテまでは仕方ない面はあった。でもそれ以降は、降伏の段取りが遅すぎた。だから結果的に無駄な犠牲を増やし過ぎた。」

 

というようなことを言っていたことがありました。

 

 

まあレイテまでは、連合艦隊がギリギリ機能していたので、これは海軍軍人らしい見方なのかもしれませんが、まあ当時の国家体制では、あの時点での降伏は無理だったんでしょうね。

 

 

あの当時に、中枢部がパッとそういう判断が出来るような状況だったのであれば、そもそも開戦なんてしてないようにも思えます。

 

 

・・・戦争から学ぶことは多く、非常に大事だと思っています。

 

 

日々の鍼灸臨床も、学校講義も、清明院という組織のマネージメントも、同じところがあるからです。

 

 

自信のない症例に

 

「そもそも触らない」

 

という選択、多角的に見て、イケるかと思って触ったけど、やはり無理だったという場合に、

 

「ではどうやって幕引きするか」

 

という選択など、その場その場での的確な判断力、集中力が要求されます。

 

 

これを間違えば、旧日本軍のように、多くの犠牲を伴って「大敗」します。(苦笑)

 

 

 

続く

 

 

 

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