東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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小半夏加茯苓湯と船酔い 3

2015.02.28

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これまでのお話

 

小半夏加茯苓湯と船酔い  
小半夏加茯苓湯と船酔い 2
           参照

 



では続きいきます!


 

前回までは、「小半夏加茯苓湯」の元になった「小半夏湯」について、簡単に紹介しました。

 


本日はいよいよ本題である「小半夏加茯苓湯」についてです。

 



これも、「小半夏湯」と同じく、『金匱要略』の中に出てきます。

 



一つ目は「痰飲欬嗽病脉証治」という章の中であり、小半夏湯の”支飲”という病の、言わば親戚のような関係である、”水気”という病証を治療するパターンの一つです。

 



急に嘔吐して、しかもみぞおちが詰まった感じがして、横隔膜の部分(東洋医学の言う”膈”)に余分な水分が停滞し、めまいと動悸を伴うものに使いなさい、と出てきます。

 



因みに東洋医学の言う”膈”と、西洋医学の言う”横隔膜”の違いはこちら↓↓

「心」って何ですか?(その2) 参照

 



 



そしてもう一箇所、『金匱要略』の同じ部分の後半に出てきます。

 


ここでは、まず喉が渇き、それによってたくさん飲み、みぞおちに水が痞え、後で吐くものに使いなさい、という指示で出てきます。

 



こういう人のことを金匱要略では

「飲家(いんか)・・・常に余分な水分を持っている病人」

と呼んでおります。

 


このように、みぞおちや横隔膜周辺あたりに水が痞えたものに、「小半夏加茯苓湯」は使える、という考え方のようです。

 



次回、さらに深く、半夏、生姜、茯苓という3つの構成生薬について、考えてみたいと思います。



小半夏加茯苓湯と船酔い 4  に続く

 



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