お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2022.06.13
清明院では現在、求人募集しております。
募集内容の詳細はこちら。
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回の話はコチラ。
今回は、津液について、簡単ではありますが書いていこうと思います。
津液とは、血液を除いた、体内のあらゆる種類の正常な液体の総称です。
もちろん、浮腫や腹水などは含みません。
摂取した飲食物をもとに、胃腸で生成された水穀の精微の水液の部分で、一部は血中に入り血液の成分となり、一部は肺に運ばれ、肺から全身に散布されます。
「津」とは、気血とともに循環する液体のことで、さらさらした性質で、涙、唾、小便、汗などとして、体表や体外に出るものです。
「液」とは、身体の九竅(両目、両耳、両鼻、口、肛門、尿道口)、内臓や腸、関節腔、頭蓋骨などに蓄えられている、粘稠な液のことで、体内にあり、生理的機能を果たします。
さて、津液ですが、どのように体内で生成されていくのでしょうか。
『素問・経脈別論』には、「飲は胃に入り、精気を游溢し、脾により上輸す。脾気は精を散じ、上り肺に帰り(おくり)、推動を通調し、下り膀胱に輸す、水精は四布し、五経に並び行る」と記載されています。
腎陽の蒸騰気化のもと、脾胃の運化によって飲食物から生成された水穀の精微を、肺へ上輸させ、肺の宣発作用により、三焦を通じて全身に散布します。
一部は汗などとして体外に排出され、一部は全身を栄養・滋潤したのち、肺の粛降作用により、膀胱に下輸され、尿として排泄されます。
と難しく書くと、こういう表現になります。
実際に、もっと細かく書くことはできますが、専門用語を並べて書くことになるので、意味が分からなくなってきます。
物凄く簡単に書くと、津液の生成に関与する臓は、肺・脾・腎です。
摂取した飲食物を、胃腸(脾胃)で消化吸収し、その飲食物に含まれる水分を、小腸や大腸から吸収したものが津液となります。
東洋医学では、色々な臓腑が関与しうまく連携を取ることにより、生命活動が維持されていると考えます。
津液の生成一つとってみても、そのことがよくわかります。
参考文献
『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)
『鍼灸・漢方の名医になるための 気血弁証論治学』 編者:神野英明
『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)
『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2025.09.12
合わせる2025.09.11
交差点の身体設計2025.09.10
問診に関して㊺(心神の問診③)2025.09.09
神昏(しんこん)とは⑤2025.09.08
血の病⑱2025.09.07
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告④2025.09.06
気象発病学説⑬2025.09.05
役割の一つ2025.09.04
小さな方剤、麻辣湯2025.09.03
問診に関して㊹(心神の問診②)2025.09.02
昏神(こんしん)とは④2025.09.01
9月突入2025.08.31
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告③2025.08.30
気象発病学説⑫2025.08.29
休息は大事2025.08.28
帯状疱疹を「ビルの管制室」からながめる2025.08.27
問診に関して㊸(心神の問診①)2025.08.26
神昏(しんこん)とは③2025.08.25
試合観戦2025.08.24
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告②2025.08.23
気象発病学説⑪2025.08.22
後期授業開始2025.08.21
靴下の穴占い2025.08.20
診療再開!!2025.08.19
2025年 夏季休診日2025.08.18
夏季休暇20252025.08.17
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告①2025.08.16
気象発病学説⑩2025.08.15
久しぶり2025.08.14
五臓と空間2025.08.13
問診に関して㊷(二便の問診⑧)2025.08.12
神昏(しんこん)とは②2025.08.11
秋突入2025.08.10
論文を見ること、出すこと(後編)2025.08.09
気象発病学説⑨2025.08.08
再試験2025.08.07
第5回《腎》根のない空間、沈む日々2025.08.06
問診に関して㊶(二便の問診⑦)2025.08.05
神昏(しんこん)とは①2025.08.04
血の病⑰2025.08.03
論文を見ること、出すこと(前編)2025.08.02
気象発病学説⑧2025.08.01
体力づくり2025.07.31
第4回《心》落ち着かない部屋、乱れるリズム2025.07.30
問診に関して㊵(二便の問診⑥)2025.07.29
畏悪風寒(いおふうかん)とは⑤2025.07.28
血の病⑯2025.07.27
線維筋痛症に対する伝統鍼灸の症例報告④2025.07.26
気象発病学説⑦2025.07.25
試験返却