東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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婦人科⑨

2025.11.08

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

11月に入りました。月曜日は文化の日で祝日です。3連休、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

 

街は一気にクリスマスモードへ切り替わり装飾がきらめいていますね。

私はこれからの季節が好きなので、新しい年へ向かっていくこの時期はワクワクしています。

 

 

 

それでは前回の続きです。

 

 

 

 

腎の働きに関して。

 

 

 

①腎は生殖を主る。

②腎は衝脈、任脈の本。

③腎精が気を化して血を生ずる。

④腎は津液を主る。

⑤腎は胞(子宮)を繋ぐことを主る。

 

 

 

本日は、⑤腎は胞(子宮)を繋ぐことを主る。という働きに関して。

 

 

 

 

『難経三十六難』では下記の通りに述べられています。

 

 

 


「命門とは諸々神精の舎る所。原氣の繋がる所也。故に男子は以て精を蔵し、女子は以て胞に繋ぐ。故に知らんぬ、腎は一つ有る也と。」

 

 

 
 
 
 
命門は諸神精の舎る所であり、原気の繋る所。男子はここに精を蔵し、女子はここに胞を繋ぐ。という一文です。
 
 
 
 
 
 
 
命門とは生命の根本に深く関与する器官であり、命門は原気に繋がります。
 
 
 
 
 
 
神や精は五神の中の重要な存在で、大切に蔵されています。
 
 
 
 
 
さらに『素問 五臓別論』では、『五藏者、藏精氣、而不寫也』と述べられています。
 
 
 
 
 
 
この一文は、五臓は精氣を蔵して瀉さず。ということですが、
 
 
 
 
 
 
命門に繋がる胞というのは、奇恒の腑の女子胞を指しています。
 
 
 
 
 
 
「蔵して瀉さず」は月経、妊娠、出産など期間限定的な意味合いです。
 
 
 
 

命門に繋がる胞を含む命門においては、神、精を常に蔵し続けるわけにはいかないため、月経、排卵、射精、出産など機をみて放出・排出しなければなりません。
 
 
 
 
 
そして妊娠期など、必要なタイミングで神と精をしっかりと舎(やど)すことが重要である、ということです。
 
 
 
 
 
 

つまり。子宮の気と腎の気とは互いに通じ合っています。

 

 

 

 

子宮の位置そのものも腎が管理する領域であり、妊娠中、子宮の内部は、腎陽により温められ、腎精により滋養されます。

 

 

 

こうしたプロセスが正常に行なわれることにより、 出産にいたることができるということです。

 

 

 

 

次回へ続きます。
 
 
 

参考文献

『中医婦人科学』 主編:辰巳洋  (源草社)

『現代語訳 黄帝内経素問 上巻』 石田秀実 監訳 (東洋学術出版)

『中医学入門』編著:神戸中医学研究会 (東洋学術出版)

『まんが中国古代の養生法』 絵・文:周春才 訳:鈴木博 (医道の日本社)

 

 

 

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