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こんばんは 浅田です
前回までのお話
死を受容する5段階プロセス 「エリザベス・キューブラー・ロス」
参照
前回は死を受容するプロセスの第1段階「否認」についてお話しました。
死ぬかもしれないという現実を受け止めきれず、目の前に起こっている状況を否定する自己防衛から、次第に次の感情へと変化していきます。
「否認」の次は「怒り」です。
死を受容する5段階プロセス 第2段階「怒り」
絶望的な診断を聞かされた時の最初の反応は、
「いや、私のことではない。そんなことはありえない」と否認しますが、
やがて現状を理解し始めた時に、
「やっぱり私のことか。間違えではなかったのか」と新たな考え方へと変わっていきます。
そして、「どうして私なのか」、「どうしてあの人じゃなかったのか」と疑問が頭を包み、自分と同じ立場ではない他人に対して妬みが出てきます。
第1段階の「否認」を維持する事が出来なくなると、
妬み、激情、怒りといった感情に変わり、「怒り」の段階へ移行していきます。
「否認」の段階とは対照的に、
「怒り」の段階は、家族やスタッフの立場からすると非常に対応が難しい段階です。
怒りは見当違いにあらゆる方向へと向けられ、当たり構わず周囲にぶつけられるからです。
もう自分の二本の脚で立つことさえできない患者は、
周りを歩き回る人、
高い給料を貰って楽しい生活を送っているであろう医師、
テレビをつければ楽しそうに笑っている芸人達など、
自分にはできないことをしている人達を見ると、苛立ちが積もってきます。
特に看護師は患者の怒りの標的になる事が多く、彼らの関わるもの全てが良くないとみなされます。
身の回りの世話をしてくれる人のちょっとした行動が気になってしまい、いちいち文句をつけたくなり、見舞いや面倒をみに来た家族へも強く怒りをぶつけてきます。
おそらく皆、まだまだ夢や目標があるにも関わらず、こんなにも早く自分の人生が中断されてしまうとしたら、きっと怒り狂うだろうと思います。
怒りに満ちた患者は、
その辛さをできるだけ理解し共感してあげ、一人で抱え込まないように、僅かな時間を割いて気にかけてあげることで、
次第に声を和らげ、怒って何かを要求することも少なくなってきます。
こういった患者の立場になったことがなく、気持ちを理解し共感するのは難しいですが、
周囲の人達がその気持ちを如何に受け止め、同苦してあげられるかで、死や大きな病の穏やかな受容へと導くことができます。
第2段階の「怒り」は、
普通に生活できている周りの人に対して妬み、自分の辛さを伝えたいが為に、
不平を言い、要求し、注目を引く、
いわば、一番愛情や支えを求めている段階なのです。
続く…
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