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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回の話はコチラ。
「飲」はさらさらとした水様の病理産物で、津液が拡散されず、蓄積・停滞することにより、形成されます。
飲の発生する主な原因として、寒湿の邪を外感することと、水飲の内傷が挙げられます。
「寒湿の邪を外感」とは、例えば、湿潤した気候の地域に住む、引っ越し先が川や池の脇だった、河や池に落ちた、河や海、池と直接関りのある仕事している、発汗後風にあたるなど、簡単にいうと湿度の高い環境で生活していたり仕事をしていたりなど、発症前に外から湿邪が侵入する条件にいたということを示します。
寒湿邪を受けることにより、肺衛の陽気が損傷されるので、水は津に化成せず、集まって「飲」になります。
また、「水飲の内傷」は、暑い時期に冷たい飲み物を多飲したりすることにより、脾腎の陽気が損傷され、脾の運化機能低下を招き、腎の陽気を低下させ、蒸騰機能低下を招きます。
その為、小便がうまく排泄されず、水液が停滞蓄積することにより、「飲」が形成されます。
「飲」は、脾胃(胃腸)が、飲食物の消化吸収と運搬がうまくいかず発生するため、主に胃腸に停滞し、そこから、胸脇、四肢、皮膚へと溢れ出していきます。
簡単にまとめます。
「痰」は粘稠で、五臓の失調により発生し、気に促され昇降し、あらゆる場所に入り込みます。
「飲」は、サラサラしており、胃腸に蓄積します。
参考文献
『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)
『鍼灸・漢方の名医になるための 気血弁証論治学』 編者:神野英明
『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)
『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)
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