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こんばんは、森岡です(^_^)
前回までのお話し・・・
マイコプラズマ肺炎急増(その1)
マイコプラズマ肺炎急増(その2)
マイコプラズマ肺炎急増(その3)
マイコプラズマ肺炎急増(その4)
続き行きます!!
前回は、秋の収斂作用が内熱を漏れにくくさせた、という話でした。
今回は、秋における気候という視点から、考えてみたいと思います。
東洋医学では、自然界の気候変化を大きく6つに分けました。
これを、
「六気(ろっき)」
と呼びます。
その6つとは、
「風・暑・火・湿・燥・寒」
です。
それぞれ、
「ふう・しょ・か・しつ・そう・かん」
と読みます。
古代中国民族は農耕民族でしたから、自分たちの生命線である農作物に多大な影響を及ぼす気候については、本当によく研究していたようです。
この「六気」は、旺盛になる季節が決まっています。
風は春に、暑・火は夏に、湿は長夏(夏と秋の間)に燥は秋に、寒は冬に盛んとなります。
この辺は何となくわかりますよね。
春は風がよく吹くし、夏は暑いし・・・云々
この「六気」の変化が過度になりすぎたり、逆に不足したりすると、体に異常を引き起こす因子となると考えられています。
(この辺の話は『素問』運気七篇あたりに詳しく書いてありますよね。)
異常を引き起こす因子のことを「邪(じゃ)」と呼びます。
それが6つあるので、
「六邪(りくじゃ)」または「六淫(りくいん)」
なんて呼ばれます。
つまり、「風邪・暑邪・火邪・湿邪・燥邪・寒邪」というようになります。
そして、マイコプラズマ肺炎が流行する秋冬にかけては、
「燥邪」と「寒邪」が活躍します。
活躍なんていうと何かプラスイメージになっちゃいますが・・・。
次回に続く。
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こんばんは、森岡です(^_^)
前回までのお話し・・・
マイコプラズマ肺炎急増(その1)
今回は、今年マイコプラズマ肺炎が流行した理由を、東洋医学的に考えてみたいと思います。
マイコプラズマ肺炎が流行しているといっても、かからない人だってもちろんいます。
では、かかる人と、かからない人では、どの様な違いがあるのでしょう?
そこで、東洋医学では「素体(そたい)」というものを非常に重視します。
「素体」とは、「その人がもともと持っている体の状態」のことです。
この「素体」を、普段の生活のお話を聞きながら、十分理解することが病因病理を解き明かす鍵となります。
病気を発症する人は、素体の状態が既に悪く、半病気のような状況となっています。
ですから、何か少しのきっかけで、体が大きく崩れ病気となるケースがほとんどです。
この素体の状態は、人それぞれですから、西洋医学における病名が同じでも、出ている症状は違ってくることが多々あります。
例えば、風邪をとっても人によって出る症状は様々ですよね。
鼻にくる人もいればお腹にくる人もいます。
鼻にくる人は普段から鼻に負担がかかることが、お腹なら普段からお腹に負担がかかることがある人が多いです。
そういった人が風邪を引いたため、その症状をより強く出すこととなる訳です。
いわゆる、「弱いところにきた」というやつですね。
では、マイコプラズマ肺炎を発症した人は、どの様な素体を持っている人が多かったのでしょうか。
まず、季節から考えていきます。
それを知るには、夏までさかのぼります。
マイコプラズマ肺炎は秋から流行しだすので、素体を知るには、発症以前の季節である夏を、どの様に過ごしたかを知る必要があります。
今年の夏は、「熱中症」というキーワードがはやった年でした。
なかなか厳しい猛暑でしたよね。
暑い夏が、10月近くまで続きました。
ですから、多くの人が汗をたくさんかいたはずです。
発汗することで、熱を放散する訳です。
適度な発汗は、体にいい影響を与えます。
しかし、それが過度になると問題です。
汗は、体の中の「お水」であり、陰陽で分けたら陰です。
体内の正常なお水は、体が熱くなり過ぎないように、車で言うところのラジエーター的な役割をしています。
いい感じに冷やしてくれます。
お水と熱が均衡を保てていれば、冷え過ぎず熱すぎずという陰陽の平衡を保てている正常な状態です。
しかし、過度な発汗を繰り返すと、体内のお水は枯渇します。
そうなると、均衡が破れ、体内は冷やされず、熱の状態に傾いていきます。
このように、体内で過剰となった熱のことを、東洋医学では
「内熱(ないねつ)」
と呼びます。
ですから、1つは、
猛暑により過度な発汗を繰り返し、体に内熱をこもらせた人が多かった
というのが考えられます。
次回に続く。
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