東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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鍼治療の臨床試験における標準化と柔軟性を両立させるマニュアル⑦

 

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こんばんは 謝敷です。
 
 
 
 
 
 
 
湿度を感じる日々となりました。
去年より少し、湿度で疲れる気がするな…と思ったら、
去年りより少し甘味が増えていた自分に気づきました@Д@
つい疲れてブラックコーヒーに甘味…となりがちだった日々を見直して、
夏に耐えられる体つくりをしようと思います。
 
 
 
 
 
 
 
さて、鍼治療研究の方法論に関するガイドラインを見ています。
楽しくて、つい長くなりがちです、この論文ブログ。
前回は、鍼灸の介入研究をする際に参照すべき、
と言われている「文献」そのものの課題を紹介しました。
 
 
 
 
 
 
 
今回は、文献に加えて、地域の臨床家へのヒアリングを行う必要性が述べられています。
そもそも現代の鍼灸臨床の多様性は、現代社会のニーズや期待を反映しており、ベースとなっている中医学理論は、固定的・教条的な扱いではなく、
むしろ、臨床応用における参考とすべきだと述べています。
 
 
 
 
 
 
よって、臨床試験のための鍼治療のプロトコルを作成する際には、
文献から得られる臨床情報に加え、
刺鍼の手技やツボの選択、用量反応等について、
各地域における熟練した臨床家の経験に基づく情報で補い、
総合的に検討すべきであると述べています。
 
 
 
 
 
さらに、鍼治療は本来、生物医学的に定義された疾患そのものを診断したり治療したりすることを目的とせず、
「気」の不調和を評価し、その調整とバランスを回復させようとするものであることから、
特定の患者集団において、複雑な生物医学的疾患の治療を対象とした臨床試験を設計する際、
最適な鍼治療アプローチを決めることは必ずしも容易ではないとしています。
 
 
 
 
 
 
よって、
十分な臨床経験を持ち、その領域の文献に精通し、
研究実施上の課題にも詳しい専門家による専門家パネルを組織し、
その知見を、研究の理論的枠組みやプロトコル設計に活かすことが重要である、と述べています。
 
 
 
 
 
 
確かに、私がこれまで読んだPragmatic researchの論文でも
専門家パネルを行ったことが記載されていました。
具体的にどんなディスカッションがなされていたのか、
このガイドラインを読むと、その研究の裏側にも興味が湧いてきますね。
 
 
 
 
 
 
(参考文献)
Schnyer RN, Allen JJ. Bridging the gap in complementary and alternative medicine research: manualization as a means of promoting standardization and flexibility of treatment in clinical trials of acupuncture. J Altern Complement Med. 2002 Oct;8(5):623-34. doi: 10.1089/107555302320825147. PMID: 12470444.
 
 
 
 

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問診に関して74(出血に関して①)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

今週からは問診事項の延長として、「出血」に関して、書いていきたいと思います。

 

 

 

1 . 血病 blood disease

 

 

 

血の病を示す一般用語で出血、血瘀と血熱を含みます。

 

 

 

 

a.吐血 hematemesis

 

 

 

嘔吐による出血のことを指します。

 

 

 

b.喀血・咳血 hemoptysis

 

 

 

血または血の混じった痰を吐くこと。『霊枢』経脈の足少陰経脈病症に、“咳唾すれば血有り”と記載があります。

 

 

 

c.衄血 epistaxis

 

 

 

非外傷性外出血で、耳、鼻、舌からの出血や皮下出血のことを指します。

 

 

 

1)鼻衄 nosebleed

 

 

 

外傷とは無関係な鼻からの出血のことを鼻衄といいます。

 

 

 

また、鼻閉を伴う場合は、鼽衄(きゅうじく)といいます。

 

 

 

『霊枢』経脈の手陽明・足陽明・足太陽に経脈病症として“鼽衄”が出てきます。

 

 

 

風寒邪が侵襲して発汗の代わりにおきる場合もあれば(「紅汗」という)、熱が上へ突き上げ、足陽明経や手陽明経を上って、血絡を傷るために起こる場合もあります。

 

 

 

2)歯衄 gum bleeding

 

 

 

外傷や創傷が無いにも関わらず歯茎から出血することを指します。

 

 

 

歯肉(肌肉)に熱や湿熱が籠ったり、鬱積すると歯茎が腫れて出血します。

 

 

 

また、脾虚(脾腎の弱り)によっても歯衄が起こります。

 

 

 

(脾不統血や虚陽上越による歯衄となります)

 

 

 

次週に続きます。

 

 

 

お楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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