東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

肛門掻痒(こうもんそうよう)とは

2023.02.28

 

 

清明院では現在、求人募集しております。

募集内容の詳細はこちら

 

 

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

  ↑↑↑        ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「肛門掻痒(こうもんそうよう)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
肛門掻痒とは、肛門周囲の皮膚の頑固な掻痒を指します。
 
 
 
痔核、痔瘻、裂肛、肛門周囲膿瘍、頑癬(がんせん)、疣贅(しゅぜい)、回虫、蟯虫(ぎょうちゅう)なども続発性の肛門掻痒をともないますが、
 
 
 
今回は肛門の皮膚に原発する掻痒に重点をおいて、お話していきたいと思います。
 
 
 
肛門掻痒は風に関連して生じ、風熱、風湿、血虚生風に大別されますが、臨床のなかでは虚実を弁別することが重要となります。
 
 
 
虚では、陰虚、血虚が、実では風、熱、湿が多いとされています。
 
 
 
主な弁証分類は次の通りです。
 
 
 
1.風熱鬱結の肛門掻痒
 
 
 
風邪が化熱して肺を侵し、肺熱が大腸、肛門に下行して発生します。
 
 
 
特徴は、強い肛門掻痒に随伴して熱感があり、強い焦燥感、不眠、便秘、尿濃、口苦、咽乾などの風熱の症候を伴います。
 
 
 
その他にも、イライラ、易怒、舌苔薄膩、舌辺紅、脈やや数を呈します。
 
 
 
治法は、疏風清熱、通便瀉火を用います。
 
 
 
2.風湿挟熱の肛門掻痒
 
 
 
風邪が湿熱と挟雑し、肛門部の皮膚に鬱滞して起こります。
 
 
 
特徴は、肛門掻痒と滲出液による皮膚の湿潤がみられ、肛門の下墜感、体が重怠い、舌苔厚膩、脈濡滑などの湿証を呈することです。
 
 
 
その他にも、運動すると摩擦によって疼痛が生じたり、腹部の膨満感、少食、浅眠などもみられます。
 
 
 
治法は、疏風清熱、健脾除湿を用います。
 
 
 
3.血虚生風の肛門掻痒
 
 
 
血虚から生風、化燥し、肛門部の皮膚が栄養、滋潤されなくなったことで発生します。
 
 
 
特徴は、激しい肛門掻痒に随伴して、皮膚の乾燥、皸裂して艶と弾力性の消失がみられ、焦燥感、不眠、脈細数などの血虚、陰虚の症候を呈することです、
 
 
 
治法は、養血熄風、滋陰潤燥を用います。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

 

「エキテン」清明院サイト

 

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)

 


清明院院長のブログ 「最高の鍼灸の追求」

関連記事: 樫部

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿
アーカイブ