東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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胎動不安(だいどうふあん)とは④

2026.05.12

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで、「血熱と気鬱と外傷の胎動不安」について、お話ししていきたいと思います。
 
 
 
まずは血熱の胎動についてです。
 
 
 
陽盛体質のものが妊娠し、陰血が胎を養うために不足すると、陽気の抑制が利かなくなって陽気がさらに亢進し、陽盛の熱が血海を擾乱したり、妊娠中の熱病で熱邪が衝任を下擾することで発生します。
 
 
 
この場合、妊娠3〜5ヶ月頃に急に鮮紅色の性器出血がみられ、下腹部が脹って痛む、腰膝酸軟、口と咽の乾燥、冷たい飲み物を欲する、尿が少なく濃い、便秘、舌質紅、舌苔薄黄で乾燥、脈滑数で有力などを呈することが特徴です。
 
 
 
治法は、清熱涼血、安胎を用います。
 
 
 
次に気鬱の胎動不安についてです。
 
 
 
妊娠中の怒りなどで肝気が鬱滞し、気滞のために発生します。
 
 
 
この場合、腰のだるさ、腹の持続的鈍痛、暗紅色の性器出血が生じ、抑うつ感、イライラ、易怒、噯気、少食、胸脇苦満、脈弦滑などの肝鬱の症候を伴うことが特徴です。
 
 
 
治法は、舒肝理気、安胎を用います。
 
 
 
最後に外傷の胎動不安についてです。
 
 
 
打撲、捻挫、重量物を持つことにより衝任脈を損傷し、気血が失調して胎を挙上、維護出来なくなって発生します。
 
 
 
この場合、外傷の既往歴が認められるとともに、突然腰がだるい、腰痛、性器出血、舌質に問題なし、脈滑で無力などを呈することが特徴です。
 
 
 
治法は、扶気養血、安胎を用います。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

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