東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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頭が痛い③

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

今週からは、『証候と弁病の弁証分類』に関して、書いていきます。

 

 

先週に引き続き、『3. 頭が痛い」です。

 

 

 

4)緩解条件と増悪条件

 

 

 

飲食不節、暴飲暴食により額や前頭部が痛む場合には、湿痰や湿熱が陽明経の経気を不暢にしている可能性があります。

 

 

(「脾虚湿盛」「痰濁上蒙」「胃気逆」など)

 

 

D.頭痛の弁証分類

 

 

 

風寒 

 

 

病理:寒邪によって、頭部に気血が停滞し、発症する。

 

 

特徴:頭痛は項背部に放散したり、締め付けられるような感じを伴い、冷たい風に当たると増悪する。

 

 

 

風熱

 

 

病理:熱(火)邪には炎上する性質があり、このため気血が頭部に逆乱すると起こる。

 

 

特徴:脹ったような頭痛、温まると増強する。

 

 

 

風湿

 

 

病理:湿のために清陽が頭部に到達しないと起こる。

 

 

特徴:締め付けられるように頭が重く痛む。曇天や雨天に増悪する

 

 

 

肝陽上亢

 

 

病理:肝腎陰虚で肝陽が 上亢し、 頭部に影響すると起こる。 

 

 

特徴:両側頭部あるいは側頭から頭頂へ放散する頭痛でめまいを伴う。

 

 

 

痰濁 (痰濁上蒙)

 

 

病理:痰濁が頭部に影響し、清陽がうまく頭部に到達しないと起こる。

 

 

特徴:頭痛とともに頭がぼんやりし、重だるさや悪心、嘔吐を伴いやすい。

 

 

 

瘀血

 

 

病理:外傷または久病により脈絡が阻滞すると起こる。 

 

 

特徴:多くは刺痛、鋭痛、疼痛部位が一定している(固定性)。頭部の外傷歴がある。

 

 

※臨床上、外傷がなくとも瘀血が形成されて発症するケースもある。

 

 

 

腎虚

 

 

病理:髄海が空虚になると起こる。

 

 

特徴:頭が空虚な感じがする。

 

 

 

気血両虚

 

 

病理:気虚のために清陽が頭部に昇らず、血虚のために頭部を栄養できないと起こる。

 

 

特徴:頭がしくしく痛む。頭がふらつく。

 

 

 

 

次週に続きます。

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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頭が痛い②

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

今週からは、『証候と弁病の弁証分類』に関して、書いていきます。

 

 

先週に引き続き、『3. 頭が痛い」です。

 

 

 

C. 情報収集

 

 

 

「どういう時に」、「頭部のどの部位が」、「どのように」痛むのかの問診していきます。

 

 

 

とくに、頭痛が主訴の場合には、「緩解条件と増悪条件」を必ず聞くようにします。

 

 

 

1) 「どういう時に」痛むか

 

 

 

風邪症候とともに後頭部が強ばるように痛む場合には、外邪(風寒邪)侵襲の可能性、重く痛む場合には風湿の可能性があります。

 

 

 

足太陽経は目にも関わっているために、後頭部や項の強ばりに加え、そういう部位に強ばりの自覚に変化なく、「眼の奥が痛い」と言う場合もあります。

 

 

 

元々肩こりや後頚部の凝りが強い場合は、風邪を感受することによる後頭部や項の強ばりを自覚することは難しいようです。

 

 

 

脈や外関・身柱・風門・肺兪などの体表観察により明らかになる場合もあります。「外感風寒」、「外感風熱」、「外感風湿」などです。

 

 

 

2) 「頭部のどの部位が」痛むか

 

 

 

頭は「諸陽の会」で三陽の経脈はすべて顔面を循行し、厥陰経も頭頂部に達するので古人は頭痛の部位により、 病変の所在を判断しました。

 

 

 

頭部 (額を含める)を流れる経絡としては、以下が挙げられます。

 

 

①手陽明大腸経経筋

 

 

足陽明胃経経脈

 

 

③足太陽膀胱経脈

 

 

④足少陽三焦経経脈・経筋・経別

 

 

⑤足少陽胆経経脈・経筋

 

 

⑥足厥陰肝経経脈

 

 

⑦督脈

 

 

また、臓腑病では、イライラしたり緊張によって、頭部全体や頭頂部やコメカミが痛む場合には、気逆や化火内風の可能性があります。

 

 

 

足厥陰経の変動で、眼球にも関わる経絡であり、眼球痛や眼の違和感を訴える場合もあります。

 

 

 

「肝気逆」「肝欝化火」「肝火生風」「肝陽上充」「心肝火旺」などがあります。

 

 

 

3) 「どのように」痛むか

 

 

 

睡眠不足や過労によって頭部が鈍く痛む場合には、肝腎の(一時的、あるいは相対的な)弱りからくる肝陽上充、あるいは血虚や気虚の可能性があります。

 

 

 

(「肝陽上充」、「気虚」、「血虚」、「気血両虚」、「肝腎陰虚」など)

 

 

 

同部位が刺すように痛み(固定性の刺痛)夜間に増悪する場合は気滞血瘀、あるいは瘀血の可能性があります。

 

 

 

外傷の既往がないかどうかを確認することも大切です。

 

 

 

しびれるように痛む、あるいは重い感じとともに鈍痛がある場合は湿邪の可能性があります。

 

 

 

 

【注意】

 

 

頭の痛みではなく、“頭が重く感じる”ことや“しめつけられるように重い感覚”は「頭重」といいます。

 

 

患者は、頭重のことを「頭が痛いと表現することがあるので、注意して問診を行う必要があります。

 

 

頭重は、「湿邪や湿痰邪による実証」のものと、「脾虚による清陽不昇という虚証」のものしかありません。

 

 

その他、「 頭熱」「 脳鳴」などとの鑑別も必要になります。

 

 

 

 

次週に続きます。

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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