東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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こんばんは 謝敷です。
 
 
 
 
 
 
夏真っ盛りですね
7月は、亡くなった祖父の102歳の誕生日でした。
今中学1年生の甥は、祖父の記憶がほとんどないようです。
私にとっては自分の記憶の中にいる実在していた祖父の存在も、
甥以降の親族にとっては、誰かから話を聞いて知る人になっていくのだなぁ…と思うと、
なんだか不思議な気持ちになります。
 
 
 
 
 
 
 
さて、Hospitalistという職種についての論文を見ています。
 
 
 
 
 
 
ホスピタリスト、という言葉が初めて提唱されたのは、
1996年のことで、
「入院患者の診療を専門とする総合診療医」を指す言葉として示されました。
 
 
 
 
 
 
ホスピタリストが誕生する、1996年のアメリカにおける医療分野での背景としては、
医療の効率性や費用対効果を重視するマネジドケアが急速に拡大し、
多忙な外来診療を担うプライマリ・ケア医が、病院まで移動して入院患者を適時に診療することが難しい状況でした。
一方で、入院患者の重症度や病態の複雑性は高まり、
入院診療に習熟した医師が必要であるという課題が生まれていたようです。
 
 
 
 
 
当時のアメリカでは、外来を担当するプライマリ・ケア医が、
入院後も引き続き診察することが一般的で、
大学病院では、各領域の専門医が、ローテーションによって
一時的に病棟の指導医を務めるという体制が一般的でした。
 
 
 
 
 
その中で、入院患者を専門としたジェネラリストの存在は、
 
 
・病院内に常駐し、患者の急激な病状変化に迅速に対応できること
・多くの入院患者を継続的に診療することで、入院診療に関する経験と専門性を高められること
・医療の質や効率性を改善し、重症・複雑な患者に適切に対応できること
・研修医の指導・監督や、病棟における医学教育を充実させられること
・外来医が入院患者の対応から解放され、外来患者の診療に集中できること
 
 
といった切り口から、患者、医療従事者のそれぞれに益をもたらすと考えられました。
 
 
 
 
 
特にこの中でも、同じ診療を繰り返し経験することで
技術が向上するという「practice makes perfect」の考え方が
従来の医療体制よりも高い熟練度を獲得できると期待されました。
 
 
 
 
 
 
こうした当初の利点に加えて

・研修医の勤務時間制限をはじめとする医学教育制度の変化
・電子カルテの普及と、電子カルテを活用した医療システムの改善
・COVID-19パンデミックにおける入院診療、病床・人員配置、感染対策などへの対応

が、ホスピタリストの活躍をより一層後押ししたようです。

 

 

 

その結果、ホスピタリストという言葉が提唱されてから、
8年後には、その人数は約10倍に、
20年後には、約5万人に達し、循環器内科など他の科よりも大きな集団となったとのこと!

 

 

 

 

 
 
次回以降、今回概観した流れ具体的な内容を見ていこうと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 

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こんばんは 謝敷です。
 
 
 
 
 
 
 
7月もあっという間に中旬ですね。
まだ思う存分の蝉しぐれを耳にしていないので、
個人的に「夏だ!!」というモードになり切れずにいます。
が、そろそろ梅雨明け宣言もありそうですので、
心配せずとも、いやというほどの酷暑は、もう目の前にやってきそうですね。
 
 
 
 
 
 
 
さて、これまで鍼灸に関する色々な論文を読んできましたが、
今回は少しだけ視点を変えて、Hospitalistという米国で人人気を博している職種のレビューを見てみたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
と言いますのも、この職種は、1996年に米国で提唱されてから、
なんと約8年で10倍以上に増加し、医師の中でも大人気の職種へと変貌を遂げていることを、
先日、私が大変尊敬する、総合診療医であり、中医学の大御所でもある先生からご紹介頂いたためです。
 
 
 
 
 
 
 
 
資本主義、成果主義の権化である米国において、
近年新たに生まれた職種が、爆発的なニーズと人気を博す職種になった過程の中には、
もしかしたら、鍼灸においてもヒントになる軌跡があるかもしれない…
どんな業績やエビデンスがこの成長を支えていたのだろうか…
 
 
 
 
 
 
そんなしたたかな思いを持ちながら、
一方で純粋に興味があるので読んでみたいと思った次第です。
 
 
 
 
 
 
 
ということで、見ていく論文はこちら↓
Kulkarni SA, Wachter RM.
Annu Rev Med. 2024 Jan 29;75:381-390.
doi: 10.1146/annurev-med-051022-043301. Epub 2023 Oct 6. PMID: 37802086.
 
 
 
 
 
 
概要(Abstract)には、
・ホスピタリストという職種が、入院患者さんの診療を専門とするジェネラリストであること。
(ジェネラリストとは、幅広い知識を持って、多岐にわたる分野に精通している人で、
 医療では一般内科医や、総合診療医のことを指すと思います)
 
 
 
 
 
 
・「ホスピタリスト」という言葉が作られてから25年の間に、
入院医学は、指数関数的に飛躍的な成長を遂げ、
現在では、他のどの内科専門分野の現役医師よりも、ホスピタリストの数の方が多くなっていこと
 
 
 
 
 
 
 
・促進要因には、
医療の質や安全性、価値を求める運動、
研修医の勤務時間の制限、電子カルテの普及やCOVID-19のパンデミックなどが挙げられること。
 
 
 
 
 
 
 
・今後も、テクノロジーや遠隔医療領域において、新たな機会が見いだされる可能性があることと、
それに応じて業務負担やバーンアウト、財政的なバランスをどうとるかといった課題があること
 
 
 
 
 
 
 
が述べられています。
 
 
 
 
 
 
 
指数関数的に成長したホスピタリストとは、
いったいどのような職種で、
現代医療のどのような課題に、どのように貢献し、
その貢献をどのように発信し、確固たる存在意義を示してきたのか‥
 
 
 
 
 
 
 
 
来週、内容を見ていきたいと思います!
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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