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こんばんは 謝敷です。
 
 
 
 
 
桜がちらほらと咲き始めましたね。
青空に映える桜も大好きですが、少しまだ冷たい空気の中の夜桜も大好きです。
しかし桜の開花と共に四月の雨も降りますね。
大きな雨しずくにも負けず、しっかりと咲いている桜を見ると、生命力の強さを感じます。
 
 
 
 
 
 
さて、Pactice based Evidenceについての論文を読んでいます。
前回は介入(治療)そのものと結果の扱い方について見ていきました。
今回は、解析方法と結果の扱いについて見ていきます。
 
 
 
 
 
 
これまで、PBE-CPIの特徴的かつ重要なポイントとして、
患者さんの情報も、治療の内容も、
実態を「詳細に即したデータとして扱うこと」が説明されてきました。
そこで、こうした大規模なデータから、
治療の違いと結果との関連を評価するために用いられるのが「多変量解析」です。
 
 
 
 
 
 
実際のデータでは、例えば以下のようなことが起こります。
Aという治療を受けた集団は実は若い人が沢山いた、とか、
Bという治療を受けた集団は実は重症な人が多かった…等。
この場合、研究によって得た結果は「治療法の違い」によるものなのか、
「患者特徴の違い」によるものかが分かりません。
 
 
 
 
 
 
そこで多変量解析は、こうした患者さんの沢山の変量(=変化する要素)を、全て解析に入れ、
”もしも同じ条件の患者さんだったとしたら、この治療の違いで結果はどう変わるか”を検討するのです。
つまり、”統計的”に”条件を揃えた状態”に近い状況を作っている、と言えます。
 
 
 
 
 
これによって、
「この治療は結果との関連が強そう」とか
「この要素はあまり結果と関連がなさそう」
さらには、「この治療とこの治療を組み合わせた場合、結果がよりよく関連しそう」
といったことが見えてきます。
 
 
 
 
 
 
 
ただし、この解析の特徴は、
「この要因と結果が”関係がありそう”」ということが検討できるだけであり、
「これが要因だ」という因果関係の断定はできないという限界があります。
しかし、この検討結果を、次なる研究の仮説として、
よりシャープな仮説を作ることができる、という利点があります。
例えば、若い人には効果がありそうだが、高齢者では弱そう等、
人によって効果が異なることが見えてくるのです。
 
 
 
 
 
 
統計の説明は、本当は、式を具体的に見て、それを解いていくことの方が分かりやすいの
今回の説明は抽象的で分かりにくかったかもしれません。
ただポイントは、患者さんの多様性は、「統計的」に検討する、という点です!
 
 
 
 
 
 
(参考文献)
Horn SD, Gassaway J. Practice-based evidence study design for comparative effectiveness research. Med Care. 2007 Oct;45(10 Supl 2):S50-7. doi: 10.1097/MLR.0b013e318070c07b. PMID: 17909384.
 
 
 
 
 

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こんばんは 謝敷です。
 
 
 
 
 
3月も中旬。
ニュースでは「花粉がピーク」と言われていますが、
無症状、続いています!感激
 
 
 
 
 
しかし、先週は3月11日もあり、震災を振り返る週となりましたね。
15年の月日は、「時間薬」となる方もいれば、
忘れられない忘れたくないどん底の日々の方もいらっしゃるのではないか…
と、思いを馳せてもみました。
具体的な震災への備えの他、
当事者の方の心には到底至れないことは承知の上で、
被災された方の状況を我が事のように思うことを、
毎年大切にしたいと思って過ごしています。
 
 
 
 
今週は、いよいよ桜が開花し始めるようですね。
自然の力が、傷ついた心にも優しく、力強い息吹をもたらしてくれますように…
 
 
 
 
 
さて、Pactice based Evidenceについての論文を読んでいます。
前回は、患者さんの複雑性の処理方法について、PBE-CPIの特徴を学びました。
 
 
 
 
今日は、介入(治療)そのものと結果の扱い方について見ていきます。
 
 
 
 
 
介入(治療)について、
RCTでは、「この介入(薬など)」が有効か」を検討することが主な目的となります。
一方、PBE-CPIでは、治療は単に介入単一(薬だけ)ではなく、
食事療法やリハビリ、看護ケアなどを含めた
Care Process Factors(ケアの過程)全体である、と捉えます。
 
 
 
 
 
 
よって「何を」「いつ」「どれくらい」
「どのように」「どれくらいの期間」行ったか等を
臨床家が詳細に記録します。
 
 
 
 
 
続いて「結果」についても、
RCTでは通常、主要なアウトカム(評価指標)
例えば「疼痛の軽減」や「数値の減少」等を定めて、評価します。
一方、PBE-CPIでは、「患者さんの状態がどう変化したか
例えば、合併症の変化や、長期的な変化、患者さん満足度やコスト等の
多面的な変化を「結果」として評価します。
 
 
 
 
 
 
このようにPBE-CPIは、
詳細な情報を記録することで、
どのような治療の組み合わせや経過が、
患者さんの様々な状態に、どのような変化をもたらしたかを、
評価しようとする研究方法と言えます。
 
 
 
 
 
 
本当に臨床そのものを評価している、という印象ですね。
ここまで臨床に近いものを数値化して科学的に捉える、
となると、解析方法がとても複雑になるように思えます。
 
 
 
 
来週は、これらの複雑かつ多様な情報の「解析方法」について見ていきます。
 
 
 
 
 
 
(参考文献)
Horn SD, Gassaway J. Practice-based evidence study design for comparative effectiveness research. Med Care. 2007 Oct;45(10 Supl 2):S50-7. doi: 10.1097/MLR.0b013e318070c07b. PMID: 17909384.
 
 
 
 
 

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