東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 5

2015.01.04

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これまでのお話



精神の中枢は「脳」か「心の臓」か
精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 2 
精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 3  
精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 4     参照

 


では続きいきます!


 

前回の最後に、道教の「三丹田説」という言葉を出しました。

 


三丹田については、以前
「道教」って何ですか?(その9)に紹介しました。

 


これでいうと、ここまで語ってきた

「脳」
の存在する頭部に上丹田が置かれ、そこに”神”が蔵される、

とし、

「心の臓」
の存在する胸部には中丹田があり、そこには”気”が蔵される、

としています。

(東洋医学の考え方と違うんだけど、一定の参考にする価値はあると思います。)

 

 


ここまでの話の流れからして、何となく「脳=頭部」「心の臓=胸部」の重要性は分かりますね。

 


・・・今日は、”では、下腹部はどうなん?”というお話です。

 



道教では、下腹部には”精・気・神(三宝)”のうちの”精”が蔵され、そこは下丹田と言われています。

 



ここのことは、東洋医学でも”臍下丹田(せいかたんでん)”といって、非常に重要視しています。

 


下腹部にあり、”精”と関係の深い臓腑、ということになると、何と言っても「腎の臓」です。


「腎」って何ですか?(その11) 参照

 


腎は精を蔵し、生殖や成長に関わる重要な臓腑だ、というお話は、上記のシリーズにてしました。

 



我々東洋医学のバイブルの一つである『難経(なんぎょう)』という本に、面白い記載があります。

「腎の臓は二つある。

左を腎といい、右を命門(めいもん)という。

命門は神精の舎(やど)るところをいう。

男子はここに精を蔵し、女子はここが女子胞(子宮)と繋がっている。」

と。

(『難経』36難、39難より抜粋意訳 by竹下)

 


ここでいう”命門に舎る神精”というのは、単純な男女の精液のことではなく、腎の臓と心の臓の生理的な協調関係から生まれた、

大切なエキスである”神精”を蓄えている、という意味であり、これに関する『ハイブリッド難経』の割石先生の説によれば、

36難には”神精”と書き、39難で”精神”と書いたことで、上下の循環(心と腎の交流)を強調したことと、

”神”を蔵するのが心の臓、

”精”を蔵するのが腎の臓、

そして、心と腎の交流から生まれ、さらに脾胃の後天之気を受けた”精神”を蔵するのが命門(右の腎)、

ということが、難経の著者は言いたいのではないか、なんていう面白い解釈もあります。

(ここはちょっと一般の方には難しいかもですが。。。)

 


いずれにせよ道教では、上下(心と腎)の気の交流から、人の生殖や成長に重要な意味を持つ”精”というものが下腹部(臍下丹田)に蔵されているので、

ここを下丹田と呼んで、上丹田、中丹田と並ぶ、重要な意味を持たせた、という訳です。

 



それを「三丹田説」と言う、と。

 




続く

 




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