東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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精神の中枢は「脳」か「心の臓」か

2014.12.24

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東洋医学では、喜怒哀楽などの感情や、記憶や感覚など、あらゆる精神作用の中枢は「心の臓」が主る、と考えております。


「心」って何ですか?(その7)
「心包」って何ですか?(その6)

 

 

これ、一般的な現代人の考え方からすると、

「??」

ですよね。

 


何で心臓が精神と関係あるんだよ、人体で、精神、感覚と言えば脳でしょ、と考えるのが、ごく普通の考え方だと思います。

 


ところが、東洋医学(黄帝内経)では、「脳」についてはもちろんあるということは認識しているんですが、五臓六腑と比較すると、相対的に脇役なのです。



「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」って何ですか? 参照

 



例えば、

『黄帝内経 素問 五蔵別論(11)』には、脳が”奇恒之腑(きこうのふ※)”として紹介され、

『黄帝内経 霊枢 海論(33)』には、脳のことが”髄海”として紹介されています。

(※奇恒の府・・・”奇恒”というのは風変わりな、というほどの意味。五臓六腑の中の腑とは違う、特徴的な腑のことを言う。)

 


このように、脇役ではあっても、無視はしていなかった「脳」の存在。

 



しかし、古代中国医学では、人体の中心、根っこはあくまでも「体幹部」であり、そこの奥深くにしまわれている「五臓六腑」なのである、という考え方を、
基本的には貫いています。



やはり、真ん中にしか華がない、「中華思想」なんでしょうかね。。。(笑)

 



因みに、脳が精神と深く関わっている、という話は、後代になると、たくさん出てきます。

 



近現代の東洋医学では、脳は精神とまったく関係なし、とは位置付けていません。

 



そしてこれは、明清代以降の、西洋医学とのディープな接触だけでなく、道教の考え方も大きく影響しているようです。

 


「道教」って何ですか?(その16) 参照

 



続く

 




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