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浮脈②

2020.12.06

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こんばんは 浅田です

 

 

 

前回の続き

 

 

 

浮脈

 

 

 

参照

 

 

 

では、今日は浮脈が起こる機序についてです。

 

 

 

外邪が体表にある時は、浮脈になります。

 

 

 

外から入ってくる外邪に対して抵抗しようとして、正気が体内から体表に向かうため、脈はこれに応じて浅い位置に浮いてきます。

 

 

 

風邪をひいたら浮脈になる、と一般的には言われますが、風邪ではなくても浮脈になることは多いにあります。

 

 

 

(私は風邪をひいてなくても、常に浮脈です…よくないですね)

 

 

 

陽気が過多になって熱が表に溢れている場合や、陰血が不足して陽を抑制できない場合も、浮脈になります。

 

 

 

浅い位置である浮位は“陽”で、深い位置である沈位は“陰”です。

 

 

 

熱が盛んになると、“陽”である浅い位置に浮いていくのです。

 

 

 

そして、陽虚が極まった状態でも浮脈を呈します。

 

 

 

これを虚陽上浮と言います。

 

 

 

陽虚になると、陰寒内盛となり脈が沈んでいくのが一般的です。

 

 

 

しかし、陽虚が進み、内盛した陰が旺盛になって一定レベルを超えて極まると、陽に転化します。

 

 

 

この陰から陽へ転化するのは、太極陰陽論の転化の法則です。

 

 

 

転化の法則は、「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる」ということです。

 

 

 

季節でいうと、夏至に陽が極まれば陰が生じ始めて、冬至に陰が極まれば陽が生じ始めるのが、転化の法則の一例です。

 

 

 

自然界と同様に、人体も陰が極まれば陽が生じて、陽が生じたことによって、陽の位置である浮位で脈を打つようになるのです。

 

 

 

「浮脈は表なり」と記載されていることが多いですが、内傷病でも浮脈を呈することがあるので、浮脈=表証と単純に考えず、しっかり弁証しましょう。

 

 

 

 

◆参考文献

『脈経』たにぐち書店

『中医脈学と頻湖脈学』たにぐち書店

『胃の気の脈診』森ノ宮医療学園出版部

『現代語訳景岳全書 脉神章』たにぐち書店

『中医臨床のための舌診と脈診』東洋学術出版社

『基礎中医学』燎原

『難経鉄鑑』たにぐち書店

『東洋医学の宇宙』緑書房

 

 

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