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こんばんは 謝敷です^^
本日はいよいよ最後の3つ目をご紹介します!
3つ目の基本原則は、患者さんの価値観を考慮すること。
どんなに最良と言われるエビデンスがあっても、
患者さんの状態、価値観や選好、経済状況等によって「最良」であるかは異なります。
医療者は最良と思われるエビデンスを熟慮したうえで、
最後に「この人に」どのような提案と伝え方が最良であるかを改めて検討し、
患者さんの意思決定を助ける必要があると述べています。
この四半世紀において、医療の領域も多様化し、患者さんの自主性が重視されるようになりました。
基本原則の1・2でエビデンスの整理が進んでも、
限られた診察時間の中で、医療者が患者さんにとって、
治療のメリットやデメリット、さらには代替案等を分かりやすく伝え、
患者さんの意思決定をサポートする、という最後の段階は、今なお、課題が残っているようです。
情報革新とあいまって、医学界の新たな常識となったEBMですが、他にも課題を指摘する声があります。
例えば…
医療者が自身の感覚や熟考の鍛錬をせず、
暗にルールやマニュアルに基づいた医療となりがちであることや、
EBMを医療外の分野(商業等)で誇張な宣伝に悪用される例が出てきていること、
論文化されていないことはエビデンスとならないこと(出版バイアス)などです。
さらに近年のEBMについて述べた論文では、
ウェアラブル技術やビッグデータ・AIの活用、希少疾患への対応、
遺伝子治療や個別医療への対応も新たに取り組むべき課題として挙げられています。
“Evidence based”は、現在、医療の枠を超え、政策や経済面にも応用されるようになり、
物事を検証するうえで、“新しい常識”となったといっても過言ではないのかもしれません。
本当は早く鍼灸のエビデンスについてご紹介したいのですが、
あと少し、EBMの理解に必要なEBMの3つの要素と5つのステップについて、次回、ご紹介させて頂きます!
本日もありがとうございました^^
<参考論文>
・Djulbegovic B, Guyatt GH. Progress in evidence-based medicine: a quarter century on. Lancet. 2017 Jul 22;390(10092):415-423. doi: 10.1016/S0140-6736(16)31592-6.
・Rethinking evidence in medicine. Nat Med. 2023 Jan;29(1):1.
・Subbiah V. The next generation of evidence-based medicine. Nat Med. 2023 Jan;29(1):49-58. doi: 10.1038/s41591-022-02160-z. Epub 2023 Jan 16.
・Sackett DL, Rosenberg WM, Gray JA, Haynes RB, Richardson WS. Evidence based medicine: what it is and what it isn't. BMJ. 1996 Jan 13;312(7023):71-2.
・Chloros GD, Prodromidis AD, Giannoudis PV. Has anything changed in Evidence-Based Medicine? Injury. 2023 May;54 Suppl 3:S20-S25. doi: 10.1016/j.injury.2022.04.012. Epub 2022 Apr 20.2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
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