東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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滑胎(かったい)とは②

2026.10.20

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
 
本日は前回の続きで、「腎気不固と脾胃気虚の滑胎」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
 
どちらも気虚の胎気不固に属し、下腹部の下墜感、疲労倦怠感、舌質淡、脈弱といった気虚の症候を呈しますが、病位は腎と脾胃の違いがあります。
 
 
 
 
まずは腎気不固の滑胎についてです。
 
 
 
 
胎は腎に関係していて、腎気がさかんであれば胎気が固まりますが、先天不足、房事過多などによって腎気が不足したり、消耗してしまうと、胎元を滋養することが出来ず、胎気不固となって滑胎が発生してしまいます。
 
 
 
 
この場合、腰膝酸軟、眩暈、耳鳴、頻尿、尿失禁、性器出血、舌質淡、脈滑大で両尺脈が弱といった腎虚の症候がみられることが特徴です。
 
 
 
 
治法は、補腎固胎を用います。
 
 
 
 
次に脾胃気虚についての滑胎についてです。
 
 
 
 
脾胃気虚の体質、労役損傷などによって、脾胃が虚し、水穀の精微を運化して気血を生成することが出来ないと、胎元を栄養することが出来ず、滑胎が発生します。
 
 
 
 
この場合、下腹部の下墜感、無力倦怠感、息切れ、物を言うのが億劫、味がしない、食欲不振、泥状便~水様便、顔が黄色く浮腫む、舌質淡紅、舌苔薄白、脈緩といった脾虚の症候を呈することが特徴です。
 
 
 
 
治法は、補脾益気、固胎を用います。
 
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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