東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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関節が痛い②

2026.10.07

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

今週も『証候と弁病の弁証分類』に関して、書いていきます。

 

 

先週に引き続き、『関節が痛い』です。

 

 

B.痹病

 

 

1 )痹病とは

 

 

WHOの定義では、「痹病とは、人体の営衛が失調し、風寒湿の三気を感受して病を為したり、

 

久しく正気が虚し、内に痰濁・瘀血・熱毒が生じ、正邪が相搏ち血脈・筋骨・肌膚・経絡、甚だしければ臓腑の気血を閉塞し、

 

それらを濡養できなくなったために、関節などに痛み・だるみ・シビレ(麻木)・ほてり・屈伸障害・腫脹・変形・硬直を引き起こし、

 

生活活動に支障を来たし、酷くなると臓腑まで影響する一群の疾病をいう」となっています。

 

 

『素問』にも多く登場します。

 

 

 

2)代表的な痹病の分類

 

 

 

実際臨床上、痹病は外邪が関わることが多く、痛み方の特徴として、

 

 

スターティングベイン(関節の屈曲伸展の開始時に痛みがきっく、その動作をしているうちに緩解してくるのもの)があるのが特徴です。

 

 

外邪が関与するだけに、いわゆる風邪の症候を問診していきます

 

 

① 行痹:風痹 movingimpediment 

 

衛陽がしっかりしないために、毛穴が広がって風邪が侵入し、皮・肌肉・経絡などに入る、そして、肌肉や関節に、遊走性で一定の所に定まらない痛みが発症するのが特徴です。

 

 

② 痛痹:寒痹 painfulimpediment

 

陽気不足で、寒邪を受けることで、手足関節に固定性の激しい痛みが出ます。

 

 

③ 着痹:湿痹 fixedimpediment

 

風寒湿の特に湿邪を中心に受け、これが手足に停滞し関節・肌肉に腫脹が起こるのが特徴です。

 

 

④ 熱痹 heatimpediment

 

熱痹は生体に暑熱、燥火の邪を受けます。

 

或は元々体内に内熱があり、風寒湿の邪が深く裏に入り、熱と化します。それにより起こる関節肌肉に赤く腫れ上がって熱痛が起こります。

 

 

⑤ 骨痹   boneimpediment

 

風寒湿邪に襲われて、邪気が骨にまで深く入っていきます。

 

腰脛足跟冷痛,骨重不挙,骨格変形,肌肉筆縮,屈伸困難など。

 

 

⑥ 肌痹 fleshimpediment

 

夏と秋の時期に風寒湿の邪に当り、肌肉が閉塞され、その部分が栄養を失い、肌肉から痛みに変わります。

 

 

⑦ 脈痹 vesselimpediment

 

多くは夏に発生し、外邪を受け、血脈に留滞し、血脈の流れが悪くなります。

 

手足に痛みが起こり、皮膚にその感覚麻痺が起こり、皮膚の色が暗黒色などの血流障害が起こ

 

します。

 

 

⑧ 肝鬱痹

 

丹波元堅著『雑病広要』巻三十六に、 「情志の抑欝が療を成す」とあり、まさに肝鬱よる痹病です。

 

この場合、外邪が関与するとは限りません。

 

 

【参考】

 

 

① 歴節風 joint-runningwind

 

 『金匿要略 ・ 中風歴節病脈証弁治』に見られ、関節疼痛・腫脹・変形・運動制限を症状とします。

 

関節の痛みが激しく遊走性で、夜間に悪化する疼痛が「循歴遍身百節」するためこの名がつきました。

 

歴節風・白虎病・白虎歴節風の別名があります。

 

一般的には痹証の範囲とされます。

 

 

② 血痹 bloodimpediment 

 

肌膚麻木や不仁による病,脈微而緊者など。

 

 

③ 心痹 heartimpediment

 

心痹は脈痺を長く患って起こるものです

 

 

 

次週に続きます。

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房


 

 

 

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