東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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関節が痛い④

2026.10.21

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

今週も『証候と弁病の弁証分類』に関して、書いていきます。

 

 

先週に引き続き、『関節が痛い』です。

 

 

C. 肩関節痛

 

 

3)臓腑そのものによって痛むもの

 

 

肩関節痛の病理もいろいろありますが、脾の病証による肩関節痛の場合、

 

もともと食べ過ぎや飲食不節により、脾の気虚があり、腹痛、下痢や倦怠感なども伴います。

 

四肢のだるさも含め、とくに肩に顕著な痛みやだるさが出たりします。

 

多くは湿気と関係があり、雨の前によく痛みが現れたり、それらの症状を訴えることが多いです。

 

脾は四肢を主るといった関係上、肩の痛みだけでなく四肢の関節痛を呼び起こす場合もあります。

 

ただし、五十肩の多くは腎虚が病理の中心であることが多く、

 

陰谷や照海、大巨、腎兪などに虚の反応や左右差が顕著に現れる傾向があります。

 

 

 

4)痹証

 

 

① 行痹

 

右の肩痛が左に行ったり、あるいは肩から肘へと移動したり、というように痛みが移り変わる特徴があります。

 

 

② 痛痹

 

初期では『傷寒論』でいう太陽傷寒(表寒実証)の範疇です。

 

いわゆる風邪ひきの初期症状を伴い、肩関節にも痛みが起こります。

 

 

③ 着痹

 

湿邪の侵襲で起こります。

 

舌診では白膩苔のように非常にベタベタした状態が出たり、脈状では緩(濡)脈を帯びてきます。

 

また、雨天に悪化する傾向があります。

 

 

④ 熱痹

 

寒湿から湿熱に転化した熱痹型は、痛痹・着痹・行痹の合併型が慢性化して陰から陽に転化して生じたす。

 

患部の発赤、熱感、腫脹があり、冷やすと気持ちがいいのが特徴です。

 

百会、後渓、上巨虚、内庭、あるいは督脈上などに圧痛と熱感が出ます。

 

 

⑤ 肝欝痹

 

風寒湿のそれぞれの癖証を処置するだけではなかなかとれないものがあり、

 

そのときは、肝鬱気滞が本で、外感病がいわば標になります。

 

これは、肝鬱気滞などが内因にあっ

て、肺衛の気がうまく循らないために常に外感が入りやすくなるため。

次週に続きます。

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房


 

 

 

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