東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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滑胎(かったい)とは③

2026.10.27

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで、「陰虚火旺と気虚寒凝の滑胎」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
いずれも虚証ですが、陰虚と気虚の違いがあります。
 
 
 
まずは陰虚火旺の滑胎についてです。
 
 
 
内傷七情で肝鬱化火したり、房事過多によって腎陰が消耗することで陰虚火旺となり、胎気を動かすことで滑胎が発生します。
 
 
 
この場合、妊娠後に痩せる、五身煩熱、両頬部の紅潮、口渇、喜冷飲、腰膝酸軟、性器出血、舌質紅、舌苔少、脈は滑数または尺脈が虚大といった熱証の症候を呈することが特徴です。
 
 
 
治法は、滋陰降火、固胎を用います。
 
 
 
次に気虚寒凝についての滑胎についてです。
 
 
 
気血両虚の体質の方が風寒を感受し、寒邪が胞宮に停滞し、胎元が温養されなくなってしまい、滑胎が発生します。
 
 
 
この場合、下腹部の冷え・痛み、四肢の冷え、寒がる、温暖を好む、腰膝酸軟で無力、泥状便~水様便、尿量が多い、舌質淡、舌苔薄白で滑潤、脈は沈遅で無力といった寒証の症候がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、補気温経、固胎を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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