東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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子癇(しかん)とは②

2026.09.29

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「陰虚肝旺と脾虚肝旺の子癇」について、お話ししていきたいと思います。
 
 
 
いずれも肝陽上亢によって発症し、頭痛、眩暈、頭脹、目がかすむなどの症候を呈しますが、肝陽上亢を引き起こす病因病理が異なります。
 
 
 
まずは、陰虚肝旺の子癇についてです。
 
 
 
腎陰虚体質の方が、妊娠により胎元を養うために陰液がさらに不足し、肝陽を制約出来なくなって肝陽上亢をきたして子癇を発症します。
 
 
 
この場合、舌質が紅あるいは紅絳、脈が弦で有力かつ数を呈することが特徴です。
 
 
 
治法は、育陰潜陽、平肝熄風を用います。
 
 
 
病状が進行し、痙攣、意識喪失が生じた場合は、清心開竅を用います。
 
 
 
次に、脾虚肝旺の子癇についてです。
 
 
 
脾虚によって運化が失調して水湿が生じ、経絡に停滞して水腫となり、精血の運搬を阻滞してしまうことで、肝の濡養が出来ず、肝陽上亢を引き起こして発生します。
 
 
 
この場合、四肢の浮腫、胸苦しさ、悪心などを呈することが特徴です。
 
 
 
治法としては、健脾利湿、平肝潜陽を用います。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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