東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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胎位不正(たいいふせい)とは

2026.10.06

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「胎位不正(たいいふせい)」について、お話をしていきたいと思います。
 
 
 
胎位不正は、「胎位異常」ともいい、妊娠後期の胎位、胎勢、胎向の異常を含めたものを指します。
 
 
 
骨盤位、横位、背後位などがみられ、古称としては、「倒産」「横産」「偏産」と呼ばれています。
 
 
 
胎位不正は、難産の原因となってしまう為、妊娠6~7か月以降に胎位異常がみられれば、適宜矯正をします。
 
 
 
胎位不正の弁証分類は、主に3つあり、次の通りです。
 
 
 
1.気滞の胎位不正
 
2.脾湿の胎位不正
 
3.気血両虚の胎位不正
 
 
 
胎位不正は、気滞、脾湿によるものが多いとされています。
 
 
 
まずは、気滞の胎位不正についてです。
 
 
 
内傷七情による肝気鬱結で、気滞があることで胎児の転位が阻害されて発生します。
 
 
 
この場合、るい痩、顔色が青色を帯びる、上腹部または片側の腹部が脹って苦しい、胸苦しい、重篤になると胸腹部が脹って痛む、呼吸促迫、舌苔薄白、脈細滑あるいは弦を帯びるといった症状がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、理気行滞、養血転胎を用います。
 
 
 
次に、脾湿の胎位不正についてです。
 
 
 
脾湿のために水湿の運化作用が低下し、湿邪が停滞して、胎児の転位を阻害することで発生します。
 
 
 
この場合、肥満傾向で身体に締まりがない、身体が重い、無力感、易疲、腹が苦しい、少食、食欲不振、浮腫、四肢がだるい、舌質淡で胖、脈が滑あるいは濡といった症状がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、健脾利湿、養血補腎、転胎を用います。
 
 
 
最後に、気血両虚の胎位不正についてです。
 
 
 
もともと虚弱体質で、気血が不足し、胎位転換の力がなくなって発生します。
 
 
 
この場合、るい痩あるいは肥満傾向でしまりがない、舌や口唇が淡白、息切れ、無力感、疲労感、顔色が蒼白、口唇が淡白、脈が細滑で弱を呈することが特徴です。
 
 
 
治法は、益気補血、転胎を用います。
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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